ネット回線にはいくつかの種類がありますが、現在主流となっているものの一つが「光回線」です。
ネット回線は普段、目に見えるものではないため、どんなものなのかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、光回線の仕組みから利用のメリットや注意点、利用方法までを図を使って分かりやすく解説していきます。おすすめの光回線も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
10秒でわかる
この記事のまとめ
- 光回線とはインターネット回線のひとつ
- 光回線は有線の回線。
高速&安定した通信がメリット - 工事が必要な場合があることに注意
- スマホとセット割のある光回線を選ぶのが賢い
表は横にスクロールできます>>
光回線 | ドコモ光 | ソフトバンク光 | NURO光 |
戸建て 月額料金(税込) | 5,720円 | 5,720円 | 5,200円 |
マンション 月額料金(税込) | 4,400円 | 4,180円 | 2,090〜2,750円 |
スマホセット割 | ドコモのスマホ代 1,100円/月 割引 | ソフトバンク・Y!mobile スマホ代 最大1,650円/月 割引 | ソフトバンクのスマホ代 1,100円/月 割引※ |
工事費 | ◎ 実質無料 | ◎ 実質無料 | ◎ 実質無料 |
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1.図で分かる!光回線とは?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
光回線とは、「光ファイバー」と呼ばれる特殊な繊維を利用してデータを送受信するインターネット回線のことです。
光ファイバーはガラスやプラスチックから作られており、光を通す性質を持っています。
光回線ではこの性質を活かし、デジタル信号を光信号に変換してからデータを送受信しているのです。
なお光ファイバーは他の電波の影響を受けにくく、安定して高速の通信ができるという特徴があります。
文字で読んでみてもイメージしにくいですよね。
そこでイメージしやすいように、以下の図に光回線の仕組みをまとめました。
光回線は細かく分けて七つの要素で構成されています。
1-1.インターネット
複数のコンピューターをケーブルなどで接続し、お互いの情報を共有する通信網のことをネットワークといいます。
ネットワーク同士をつなげ、世界中のコンピューターとやり取りができるようにした仕組みがインターネットです。
1-2.プロバイダー
プロバイダーとは回線とインターネットをつなげる接続事業者のことです。
プロバイダーと契約すると「IPアドレス」を取得でき、インターネットの利用が可能になります。
1-3.光回線
光回線は、光ファイバーを束ねて作られたケーブルでできており、プロバイダーから光回線を開通させた所定の場所までをつなぎます。
光ファイバーには電磁波の影響を受けにくいという特徴があるため、高速で安定した通信が可能です。
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1-4.ONU/ホームゲートウェイ
ONUとは「Optical Network Unit」の略で、日本語では「光回線終端装置」といいます。
ONUはデジタル信号と光信号を相互に変換する役割を担っています。
パソコンやスマホなどの電子機器はデジタル信号を利用しており、その情報をそのまま光回線で送ることはできません。
光回線で情報を送ったり、光回線で送られてきた情報を読み取ったりするためには適宜信号を変換する必要があります。
そのためONUはインターネットを利用する上で必須の機器なのです。
また、光回線には「ホームゲートウェイ」と呼ばれる機器もあります。
ONUと同様に、ホームゲートウェイにはデジタル信号と光信号を相互に変換する機能の他、「ルーター」としての機能や「ひかり電話」を使用するための機能も備わっています。
つまり、ホームゲートウェイをレンタルすればONUやルーターがなくても光回線を使用することができるのです。
1-5.ルーター
ルーターは複数のデバイスをインターネットに接続したり、「無線LAN」を利用したりするのに必要となる機器です。
基本的にONUは1台のデバイスしかインターネットに接続できないため、ルーターも実質インターネットの利用に欠かせない機器といえるでしょう。
ちなみにホームゲートウェイをお持ちの方は、ルーターを用意する必要はありません。
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1-6.ケーブル/電波
ルーター(またはONU)と端末の接続には、LANケーブルもしくはWi-Fi電波を使用します。
ちなみに、ルーターと端末の接続はご自身で行うのが一般的です。
通常、接続方法がまとめられたマニュアルが同封されるので、指示に沿って行えば問題ありません。
接続の代行サービスを提供している事業者もあるので、分からない方は利用を検討してみてくださいね。
1-7.端末
端末とは回線の末端に接続され、通信の主体となる機器のことです。
パソコンやスマホ、ゲーム機などインターネットを利用する機器全てを指します。
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2.光回線の種類
光回線は大きく3種類に分けられます。
それぞれの回線について詳しくご説明しましょう。
2-1.フレッツ光(ライトファイバー)
NTT東日本やNTT西日本が運営する光回線を「フレッツ光」といいます。
フレッツ光は対応エリアが広く普及率が高いため、光回線といえばフレッツ光を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
光回線の老舗であるため、サポート体制がしっかりしており、丁寧な対応が期待できます。
ただし利用者が多いので、時間帯によってはネット回線が混雑し、通信速度が遅くなってしまう場合があります。
なおフレッツ光には「ドコモ光」や「SoftBank光」など、「光コラボ(光コラボレーション)」と呼ばれるものがあります。
通常、光回線を利用する場合には回線業者とプロバイダーの両方と契約をする必要がありますが、光コラボであれば一つの契約で済みます。
またフレッツ光を使用する通信事業者であれば乗り換えがしやすいというメリットもあります。
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2-2.独自回線(ダークファイバー)
「独自回線」とはNTTが所有している光回線のうち、普段使用されていない予備の回線のことをいいます。
光回線が普及し始めた頃、NTTはこの先需要が拡大することを見越して日本中に大規模な光ファイバー網を設置しました。
しかし、現在の光ファイバーの稼働率は3~4割程度といわれており、半数以上が未使用の状態です。
この未使用の光ファイバーのことを「ダークファイバ―」といいます。
独自回線の事業者はダークファイバーを借り受けてサービスを提供しているのです。
なお、ダークファイバーはNTTから借りているものですが、通信設備は独自のものを使用しているため独自回線と呼ばれます。
普段は使われていない回線を使用するため混雑がしにくく、通信速度が速いというメリットがあります。
ただしダークファイバーがある地域でしか利用できない点には注意が必要です。
2-3.電力系回線
電力会社が独自に作った光回線のことを「電力系回線」といいます。
独自回線と同様に電力系回線も通信速度が速いのが大きなメリットです。
また、さまざまなサービスとのセット割が充実している点もうれしいポイントです。
例えば関西電力が運営しているeo光は、光電話や光テレビの他、電気料金やガス料金などにもセット割が適用されます。
ただし電力系回線は電力会社が運営している地域でしか利用できません。
ご自身が住んでいる地域に対応しているかどうか、契約する前に確認しておく必要があるでしょう。
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3.光回線を利用する4つのメリット
光回線を導入するにあたって気になるのは、どのようなメリットが得られるのかという点ですよね。
そこでこの章では光回線を利用するメリットを四つご紹介します。
- メリット1 インターネットの接続が安定している
- メリット2 通信速度が速い
- メリット3 データ容量は無制限
- メリット4 アンテナ不要でテレビが見られる
メリット1 インターネットの接続が安定している
他の回線と比較して光回線はインターネットの接続が安定している傾向があります。
ネット回線は接続方法によって「固定回線」と「モバイル回線」の二つに分けられます。
固定回線はケーブルを使用するためダイレクトにインターネットに接続することができ、通信環境が安定しているという特徴があります。
一方でモバイル回線は、データの送受信に電気信号が使用されていることが多いため、同じように電気信号を使用する機器と干渉しあって接続が乱れることがあります。
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メリット2 通信速度が速い
通信速度が速いというのも光回線の大きなメリットです。。
「光回線=通信速度が速い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
以下の表に各回線の通信速度の平均をまとめました。
回線の種類 | 光回線 | ADSL回線 | CATV回線 | モバイル回線 | |
---|---|---|---|---|---|
平均通信速度 | 上り | 約235Mbps | 約3Mbps | 約18Mbps | 約8Mbps |
下り | 約320Mbps | 約8Mbps | 約130Mbps | 約29Mbps |
モバイル回線などに比べ光回線の通信速度は圧倒的に速いことが分かりますね。
メリット3 データ容量は無制限
光回線では月間で使えるデータ容量に制限が設けられていません。
月間に使えるデータ容量が決められている場合、既定の容量を超過してしまうと通信速度が制限されてしまいます。
データ容量を追加で購入すれば速度制限の解除ができますが、費用や手間がかかります。
しかし光回線はデータ容量が無制限なので、自分の好きなタイミングで好きなだけインターネットを利用できるのです。
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メリット4 アンテナ不要でテレビが見られる
光回線に接続すればアンテナがなくてもテレビを視聴できます。
光回線で使用される光ファイバーはテレビの電波も受信します。
そのため光回線とテレビを一緒に契約すれば、アンテナを立てずにテレビを視聴できます。
ただし、全ての光回線事業者がテレビに接続するサービスを提供しているわけではないため、契約前に調べておきましょう。
4.光回線を利用する上で気を付けるべき注意点
光回線を導入する際、開設の手順や契約についていくつか注意すべき点があります。
この章では、光回線を利用する上で気を付けるべき注意点を四つご紹介します。
- 注意点1 回線工事が必要な場合がある
- 注意点2 月額料金が比較的高めに設定されている
- 注意点3 持ち運びができない
- 注意点4 解約時期によっては違約金が発生する場合がある
注意点1 回線工事が必要な場合がある
光回線を導入する際には「回線工事」が必要となるケースがあります。
回線工事では「日程調整」「工事費」「傷」の3点に注意しましょう。
屋外工事は家主が不在でもできますが、屋内工事には立ち会いが必須であるため、回線工事を行う日程を調整しなくてはなりません。
特に3~4月の引っ越しシーズンに行う場合や、人気の回線を契約する場合には、予約が埋まっている可能性があるため注意が必要です。
余裕をもって2~3カ月くらい前に申し込んでおくと良いでしょう。
また、回線工事には1万5,000~2万5,000円ほどの費用がかかるのが一般的です。
さらに、深夜や年末年始などに工事を依頼する場合は、追加料金が発生する可能性があります。
なお回線工事ではケーブルを通すために壁に穴を開ける場合があります。
また穴を開ける必要がなくても、回線ケーブルを固定するために壁にビス止めをすることもあります。
特に賃貸住宅ではトラブルに発展する恐れがあるため、必ず大家さんや管理会社に回線工事の許可を得てから行いましょう。
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注意点2 月額料金が比較的高めに設定されている
他のネット回線と比較すると、光回線の月額料金はやや高い傾向があります。
例えば以前固定回線の主流だった「ADSL」は月額約3,000円でインターネットが利用できました。
しかし光回線では集合住宅の場合で3,500円程度、一戸建て住宅の場合で5,000円程度の料金がかかるのが一般的です。
またWi-Fiルーターなどで採用されている従量制(使った分だけ通信量を支払う制度)とは異なり、光回線は定額制です。
インターネットをあまり使用しなかった月は、光回線の料金を高く感じることもあるでしょう。
注意点3 持ち運びができない
光回線は固定回線であるためモバイル回線のように持ち運びができません。
インターネットを利用できるエリアは光回線が導入されている建物内に限定されます。
外出先でもインターネットを利用する場合には、光回線よりモバイルWi-Fiルーターの方が向いているでしょう。
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注意点4 解約時期によっては違約金が発生する場合がある
光回線は解約時に違約金が発生する場合があるという点に注意が必要です。
インターネット回線を契約する際には、契約期間が設けられていることが一般的です。
契約期間は契約内容によって異なりますが、更新月以外で解約する場合には違約金が発生します。
以下は「6.おすすめの光回線10選」で紹介する光回線の違約金をまとめた表です。
回線名 | 契約期間 | 違約金(税込) |
---|---|---|
NURO光 | 3年 | 10,450円 |
2年 | ||
auひかり | 3年 | 16,500円 |
2年 | 10,450円 | |
ドコモ光 | 2年 | 戸建てタイプ:14,300円 マンションタイプ:8,800円 |
SoftBank光 | 2年 | 10,450円 |
5年(戸建てタイプのみ) | 16,500円 | |
ビッグローブ光 | 2年 | 9,500円 |
eo光 | 1年(※) | 戸建てタイプ:13,200円 |
楽天ひかり | 2年 | 10,450円 |
3年 | ||
@nifty光 | 2年 | 10,450円 |
OCN光 | 2年 | 戸建てタイプ:2,400円 マンションタイプ:1,200円 |
So-net 光 | なし | なし |
違約金の支払いを避けるためにも、契約可能な期間を明確にしてからご自身に合った回線を選ぶことをおすすめします。
5.失敗しない光回線の選び方
同じ光回線でも業者によって月額料金や通信速度などは異なります。せっかく契約するならご自身に合った光回線を選びたいですよね。
そこでこの章では失敗しない光回線の選び方を4つご紹介します。
5-1.接続方法で選ぶ
光回線は接続方法によって通信速度が異なります。
そのため通信速度を重重視している方は接続方法で回線を選ぶのがおすすめです。
インターネットには「PPPoE方式」と「IPoE方式」の二つの接続方法があり、以下のような違いがあります。
PPPoE方式では「網終端装置」と呼ばれる装置を経由してからインターネットに接続します。
従来の方法であるPPPoE方式の通信速度は最大1Gbpsであり、網終端装置に利用者が集中すると回線が混み合い、通信速度が遅くなります。
一方でIPoE方式は、通信事業者から直接インターネットに接続する方法です。
PPPoEのように、装置を経由する必要がないため通信速度が遅くなりにくく、最大10Gbpsもの速さでインターネットの利用が可能です。
ただし、IPoE方式が利用できるのは「IPv6」と呼ばれるIPアドレスを使用している方のみです。
IPv6を利用する際には以下の点に注意しましょう。
- IPv6に対応していないサイトは閲覧できない
- IPv6に対応したルーターが必要
IPv4とIPv6はアドレス体系が異なるため相互に通信を行うことができません。
そのためIPv6を利用している場合、IPv4で作成されたサイトは閲覧できないのです。
また、IPv6を利用するためには専用のルーターが必要であるため、後からIPv6に変更したい場合は注意しましょう。
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5-2.ルーターの性能で選ぶ
Wi-Fiを利用する方は「Wi-Fiルーターの性能」で選ぶと良いでしょう。
使用するWi-Fiルーターによって通信速度は異なります。
通信速度を重視する場合には、以下の四つのポイントをチェックして選びましょう。
- Wi-Fi規格はWi-Fi 5以上
- デュアルバンド(もしくはトライバンド)
- ビームフォーミングに対応している
- MU-MIMOに対応している
Wi-Fiにはいくつかの規格があり、現在はWi-Fi6まで利用が可能です。
Wi-Fi 5とWi-Fi 6には通信速度に大きな違いはありませんが、Wi-Fi 4以前のものだと通信速度が格段に遅くなる傾向があります。
通信速度を重視するならWi-Fi5以上に対応したルーターを選びましょう。
また、Wi-Fiルーターの設置場所とインターネットを利用する部屋が離れている場合には、デュアルバンド(もしくはトライバンド)かつ、ビームフォーミングに対応しているWi-Fiルーターを選びましょう。
なお、Wi-Fiを利用する人数が多い場合にはMU-MIMOに対応しているWi-Fiルーターを選ぶのをおすすめします。
このように、MU-MIMOなら複数の端末を同時にインターネットに接続しても通信速度が遅くなる心配がないのです。
主にWi-Fiを利用する予定の方は、これらのポイントを押さえてWi-Fiルーターを用意しておくと良いでしょう。
5-3.スマホとセット割ができる回線を選ぶ
スマホを利用している方は、スマホとセット割ができる回線を選ぶと利用料金を抑えることができますよ。
※横にスクロールできます
回線名 | セット割対象の携帯会社 | 概要 |
---|---|---|
NURO光 | SoftBank | 「NURO 光 でんわ」の加入が必須 スマホの月額料金が毎月最大1,100円割引(10回線まで) |
NUROモバイル | 初月を除く12カ月間スマホの月額料金が330円割引 (NURO光新規契約者のみ1回線) | |
auひかり | au | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大1,100円割引 (10回線まで) |
UQ mobile | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大858円割引 (10回線まで) | |
ドコモ光 | docomo | スマホの月額料金が毎月最大1,100円割引(20回線まで) |
SoftBank光 | SoftBank | スマホの月額料金が毎月最大1,100円割引(10回線まで) |
Y!mobile | スマホの月額料金が毎月最大1,188円割引(10回線まで) | |
ビッグローブ光 | au | ・auスマートバリュー(家族向け) ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大1,100円割引 (10回線まで) ・auセット割(単身向け) ネットの月額料金が毎月最大1,200円割引(契約者のみ) |
BIGLOBEモバイル | ネットの月額料金が1年間3,300円割引&スマホの月額料金が毎月220円割引 | |
donedone | スマホの月額料金が毎月220円割引(契約者のみ) | |
UQ mobile | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大858円割引 (10回線まで) | |
eo光 | au | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大1,100円割引 (10回線まで) |
UQ mobile | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大858円割引 (10回線まで) | |
mineo | 初月を除く12カ月間ネットの月額料金が330円割引 | |
楽天ひかり | 楽天モバイル | 利用開始月から12カ月間ネットの月額基本料が0円 |
@nifty光 | au | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大1,100円割引 (10回線まで) |
UQ mobile | ネット+電話のプランに加入でスマホの月額料金が毎月最大858円割引 (10回線まで) |
回線によっては毎月1,200円も割引になるケースもあるため、セット割を利用した方がお得です。
スマホとのセット割も考慮して回線を選ぶと利用料を抑えることができますよ。
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5-4.特典やキャンペーンがある回線を選ぶ
利用料金をできる限り抑えたいという方は、月額料金だけでなく各社の特典やキャンペーンにも注目しましょう。
例えば、新規契約者を対象に工事費などの初期費用が無料になるキャンペーンや、他社からの乗り換え者を対象に違約金を肩代わりしてくれるキャンペーンなどがあります。
他にも特定のプランに加入することで高額キャッシュバックが受けられる特典が設けられているケースもありますよ。
なおキャンペーンは「自動でキャンペーンが適用されるケース」と、「キャンペーンの申し込みが必要なケース」があります。
申し込みが必要なケースは契約時に一緒に申し込むことが一般的なので、事前に利用できるキャンペーンがないか調べておくと良いでしょう。
また、プロバイダー独自のキャンペーンの場合は回線業者の窓口から申し込むとキャンペーンの対象とならないため注意が必要です。
6.おすすめの光回線10選
光回線を運営している事業者はたくさんあるため、どれを選んで良いのか迷ってしまいますよね。
このページでは、おすすめの光回線を10サービスに厳選して紹介します。事業者選びの参考にしてみてください。
事業者名 | 工事費無料キャンペーン | セット割対象キャリア | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
NURO光 | あり(実質無料) | SoftBank NUROモバイル | 通信速度が速い | 提供エリアが狭い |
auひかり | あり(実質無料・オプション加入必須) | au UQ mobile | 通信速度が速い | 提供エリアが 限られている |
ドコモ光 | あり(新規契約のみ) | docomo | 提供エリアが広い | 料金が比較的高い |
SoftBank光 | あり(実質無料) | SoftBank Y!mobile | 提供エリアが広い | 通信速度がやや遅い |
ビッグローブ光 | あり(実質無料) | au BIGLOBEモバイル donedone UQ mobile | 提供エリアが広い | 通信速度がやや遅い |
eo光 | あり(実質無料) | au UQ mobile mineo | 料金が比較的安い | 提供エリアは関西のみ |
楽天ひかり | あり(楽天モバイルの契約が必須) | 楽天モバイル | 料金が比較的安い | 契約期間が長い |
@nifty光 | あり(実質無料) | au UQ mobile | 提供エリアが広い | 通信速度がやや遅い |
OCN光 | あり | OCN モバイル ONE | 料金が比較的安い | 通信速度がやや遅い |
So-net 光 | あり(実質無料) | – | 提供エリアが広い | 3年目以降の料金が高め |
おすすめ1 NURO光
NURO光のプラン別利用料金
3年間総支払額
(36回払い)
レンタル
NUROモバイル
2年間総支払額
(24回払い)
レンタル
NUROモバイル
(24回払い)
レンタル
NUROモバイル
NURO光はSONYが提供する光回線です。
独自回線のため常に安定した通信状況でインターネットに接続できます。
またNURO光の通常プランは、下り最大2Gbpsと2倍の速さになっています。
さらに、高速プランでは業界でもトップクラスの10Gbpsもの高速通信が可能です。
通信速度の速さを重視する方にはNURO光はおすすめだといえるでしょう。
「NURO 光 G2N」という契約期間が設けられていないプランでも月額料金が6,100円と比較的手頃な価格であるのもうれしいポイントですよね。
また契約期間中に引っ越しがあった場合でも、「お引越しサポート特典」を利用すれば「契約解除料・工事費残債・引っ越し先の工事費・契約事務手数料」が実質0円になります。
現在他の回線を利用している方や、引っ越しが多い方にもNURO光はおすすめです。
ただし、NURO光は独自回線事業者であるため、エリアによっては回線が開通しておらず利用できないというデメリットがあります。
裏を返せばNURO光の提供エリアにお住いの方は見逃せないサービスだといえるでしょう。
おすすめ2 auひかり
auひかりのプラン別利用料金
ホームタイプ
レンタル
auひかりはKDDIが自社の回線を提供するサービスです。
auユーザーの方は適用条件を満たせば「auスマートバリュー」を利用でき、スマホの月額料金が毎月550~1,100円割引になります。
また格安SIMの「UQ mobile」にもセット割(最大858円)があります。
auもしくはUQ mobileのスマホを持っている方で、auひかりの対応エリアにお住まいの方はぜひ利用したいサービスですよね。
また、auひかりは独自回線のため通信速度が常に安定しているというメリットもあります。
ただし契約期間が3年と他社に比べて長く違約金も高額なので、短期間で解約する予定がある方や引っ越しが多い方は注意しましょう。
おすすめ3 ドコモ光
ドコモ光のプラン別利用料金
1ギガ タイプA(2年定期契約)
レンタル
による
1ギガ タイプA(2年定期契約)
レンタル
による
ドコモ光は大手キャリアのNTTドコモが提供する光回線です。
NTT系列の企業であるためフレッツ光を利用しており、提供エリアが広いのが大きな特長です。
docomoユーザーはセット割が利用でき、スマホの月額料金が最大1,100円割引になります。
また、現在は新規受け付けを停止している「カケホーダイ」と「パケあえる」を利用している方も割引の対象です。
なお独自回線に比べて通信速度が劣るケースもあるため、「IPv6」に対応しているプロバイダーを選ぶか「ドコモ光 10ギガ」を利用するのがおすすめです。
おすすめ4 SoftBank光
SoftBank光のプラン別利用料金
ファミリー・ギガスピード(2年自動更新プラン)
レンタル
Y!mobile
マンション・ギガスピード(2年自動更新プラン)
レンタル
Y!mobile
SoftBank光は大手キャリアのソフトバンクが提供する光回線です。
SoftBank光を利用している光コラボ回線なので、提供エリアが広いのが特徴です。
SoftBank光では新規契約者だけでなく、他社から乗り換える方や、引っ越し先でも同じ回線を使用したい方などにも工事費が実質無料になるキャンペーンを開催しています。
初期費用をできるだけ抑えたい方におすすめの光回線といえますね。
また他社の違約金や撤去工事費用を還元(最大10万円)してもらえるキャンペーンも実施しています。
なお、SoftBankとY!mobileユーザーは「おうち割 光セット」が適用され、スマホの月額料金が550~1,188円割引になります。
通常の固定回線では回線工事が完了するまでインターネットを利用できませんが、SoftBank光では開通までの間、SoftBankの提供するモバイルWi-Fiルーターまたはホームルーターを無料でレンタルできます。
おすすめ5 ビッグローブ光
ビッグローブ光のプラン別利用料金
シミュレーション結果
レンタル
550円/月
UQ mobile
、BIGLOBEモバイル
シミュレーション結果
レンタル
550円/月
UQ mobile
BIGLOBEモバイル
ビッグローブ光はプロバイダー事業者のBIGLOBEが提供する光コラボの回線です。
また、スマホのセット割が充実しており、au、donedone、UQ mobile、BIGLOBE モバイルの4社が割引の対象です。
引っ越し先でもビッグローブ光を継続して利用する場合は工事費が無料になるため、引っ越しが多い方も安心ですね。
おすすめ6 eo光
eo光のプラン別利用料金
5,448円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
5,960円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
6,530円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
eo光は関西電力の持つ独自の回線設備を利用した電力系の光回線です。
サービス提供エリアは2022年3月現在大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部市区町村に限られていますが、今後も拡大が予定されています。
eo光では、1年目は月額3,280円から利用することができます。
また、2年以上利用した場合は解約手数料がかからずに解約できるのもうれしいポイントです。
また電気料金やガス料金もセット割の対象となっており、12カ月分の電気代から月々550円(固定)、4カ月分のガス代から月々最大550円割引されます。
au、UQ mobile、mineoとのセット割も適用できるので関西圏にお住まいで、これらのスマホを使っているという方は必見ですよ。
おすすめ7 楽天ひかり
楽天ひかりのプラン別利用料金
レンタル
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楽天ひかりは楽天の提供する光回線で、フレッツ光を利用した光コラボの回線です。
楽天モバイルと一緒に申し込むと開通月から最大6カ月間利用料金が無料になる非常にお得なキャンペーンを行っています。
通常料金はマンション向けプランで4,180円、戸建て向けプランで5,280円と比較的手頃な価格です。
また1年目の月額料金は、マンション向けプランで1,980円、戸建て向けプランで3,080円なのでお得に始められますよ。
さらに楽天ひかりを契約すると、楽天市場での買い物で得られる楽天ポイントの還元率が常に+1倍になるため、家計にもうれしいですね。
楽天ひかりは、特に楽天系列のサービスをよくお使いになる方におすすめしたい光回線です。
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おすすめ8 @nifty光
@nifty光のプラン別利用料金
レンタル
レンタル
@nifty光は国内プロバイダーのニフティが提供する光コラボの回線です。
nifty光は、長年の実績があり、国内ネット産業の老舗だといえるでしょう。
@nifty光は初月の支払いは2,200円の回線契約料のみ、工事費は24回分割で月々の料金から割り引かれるため、初期費用が抑えられるという大きなメリットがあります。
また「@nifty光電話」の加入が条件ですが、auとUQ mobileのスマホを持っている方はセット割が利用できます。
auは最大1,100円、UQ mobileは最大858円がスマホの月額料金から割引されます。
auもしくはUQ mobileのユーザーは見逃せませんね。
ただし月額料金自体は他のサービスに比べると特別安価というわけではないので、工事費無料キャンペーンが利用できるのであれば他社の方がコストを抑えられる可能性もあるので注意してください。
おすすめ9 OCN光
OCN光のプラン別利用料金
(一戸建て向け)
レンタル
(集合住宅向け)
レンタル
OCN光はOCNとNTTコミュニケーションズが連携して提供する光コラボの回線です。
フレッツ光の回線を持つNTT西日本・NTT東日本の系列会社であるNTTコミュニケーションズが直接提供に関わっているので安心して利用できるサービスだといえるでしょう。
またOCN光では最大で3万円のキャッシュバックが受けられるお得なキャンペーンも実施されています。
今ならIPv6(IPoE)に対応したWi-Fiルーターが無料でプレゼントされるキャンペーンもありますよ。
なお携帯電話料金を抑えたいという方は、セット割が適用されるOCN モバイル ONEとまとめて利用するのもおすすめです。
おすすめ10 So-net 光
So-net 光 のプラン別利用料金(So-net光 M)
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So-net光
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So-net 光は、1996年にサービスを開始したソニー系列の老舗プロバイダーであるSo-netが提供する光コラボの回線です。
最大2年間は月額料金が割引され、マンションプラン:3,520円/月額 戸建てプラン:4,378円/月額で利用できます。またSo-net光は、月額利用料金最大3カ月無料などお得な特典が豊富です。
工事費用も分割分が月々の利用料金から割引されるため実質無料になりますよ。
またインターネットが開通するまでの間、モバイルルーターを1ヶ月間無料でレンタルできるサービスを行っているので、回線工事に時間がかかる場合でも安心です。
7.光回線と他の回線との違い
このような疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
インターネット回線には光回線の他に「ADSL回線」「CATV回線」「モバイル回線」の三つの回線があります。
各回線の特徴を以下の表にまとめました。
※横にスクロールできます
平均通信速度 | メリット | デメリット | ||
---|---|---|---|---|
上り | 下り | |||
光回線 | 約235Mbps | 約320Mbps | ・通信速度が速い ・接続が安定している | ・回線工事が必要 |
ADSL回線 | 約3Mbps | 約8Mbps | ・月額料金が安い | ・通信速度が遅い ・サービス終了が決まっている |
CATV回線 | 約18Mbps | 約130Mbps | ・テレビ接続サービスとのセットがお得 | ・光回線より通信速度が遅い ・ネット単体だと割高 |
モバイル回線 | 約8Mbps | 約29Mbps | ・自宅以外でも使用が可能 ・回線工事が不要 | ・データ容量の上限が設定されていることが多い ・無制限のプランは料金が高め |
それでは、それぞれの光回線との違いについて詳しく解説していきましょう。
7-1.ADSL回線との違い
ADSL回線は、「非対称デジタル加入者線」を意味する「Asymmetric Digital Subscriber Line」の略で、光回線が登場する以前に主流だったネット回線です。
光回線が光ファイバーを利用するのに対し、ADSLは電話回線を利用してインターネットに接続するという違いがあります。
ADSLは音声通話で使用しない周波数帯をネット回線として利用することで高速なデータ通信を可能にしています。
しかし回線自体は電話と同じなので、電話がかかってきた際にネットが切断されてしまったり、接続が不安定になったりすることがあります。
また「アナログ信号」というノイズの影響を受けやすい信号を使用しているため、基地局から離れると通信速度が遅くなる傾向があります。
ADSLの魅力として月額料金の安さが挙げられます。
ただし、ADSLおよびISDNは2024年に廃止されることが決定しており、新規契約の申し込みも受け付けておりません。
現在ADSLまたはISDNを利用している方は、サービスが終了する前に別の回線に乗り換えるようにしましょう。
7-2.CATV回線との違い
CATVとはケーブルテレビの略であり、アンテナではなくケーブルを使用してテレビ放送を受信するサービスのことです。
このテレビ放送を受信するためのケーブルを利用して、インターネットに接続する回線のことをCATV回線といいます。
CATV回線はテレビ局から変換機までを光ファイバー、変換機から自宅までを「同軸ケーブル」でつなぎ、インターネットに接続します。
このように光ファイバーと同軸ケーブルを併用した接続方法を「光ハイブリッド方式」といいます。
CATV回線は光ハイブリッド方式により途中まで光ファイバーを利用しているため、電話回線を使用するADSL回線よりも通信速度は速いのが特徴です。
しかし光ファイバーだけで接続する光回線と比較すると通信速度は遅くなります。
また、CATV回線はテレビ接続がメインのサービスのため、ネット回線単体で申し込むとADSL回線や光回線よりも月額料金が高くなる傾向があります。
通信速度を重視している方や、テレビをあまり視聴しない方にはCATV回線よりも光回線の方がおすすめですよ。
7-3.モバイル回線との違い
モバイル回線とは物理的なケーブルを使用しない無線のインターネット回線です。
スマホなどで使用する4GLTEや5GLTEと同じ回線を使用してインターネットに接続します。
ケーブルを使用しないため、自宅以外でも利用できるのがモバイル回線の特徴です。
モバイル回線にはコンセントから給電する「ホームルーター」と、充電して使用する「モバイルWi-Fiルーター」の二つの種類があります。
光回線より通信速度は劣るものの、回線工事が必要ないため手軽に導入が可能です。
ただし利用できるデータ容量に上限があったり、無制限に利用できても光回線より高額になったりするケースがあります。
モバイル回線は自宅以外でもインターネットを利用したい方にはおすすめですが、主に自宅で利用するのであれば光回線の方がおすすめです。
8.よくある質問
光回線で使われる光ファイバーは、一度に多くの情報を送ることが可能であったり、速い通信速度で安定したインターネット通信ができるといった特徴があります。
一方デメリットは、光回線を導入するときに「回線工事」が必要となる点、月額料金が比較的高めで、持ち運びが不可能な点などが挙げられます。
回線によって、通信速度や利用可能な地域が異なるため、注意が必要です。
9.まとめ
光回線とは光ファイバーと呼ばれる特殊な繊維を利用してデータを送受信するインターネット回線のことです。
光回線には以下のようなメリットがあります。
- インターネットの接続が安定している
- 通信速度が速い
- データ容量は無制限
- アンテナ不要でテレビが見られる
在宅ワークをしている方はもちろん、オンラインゲームをしたり動画サイトなど視聴したりする方など、日常的にインターネットを利用する方に向いているネット回線だといえます。
また光回線を利用するにあたって、以下の4点には注意が必要です。
- 回線工事が必要な場合がある
- 月額料金が比較的高めに設定されている
- 持ち運びができない
- 解約時期によっては違約金が発生する場合がある
外出先でインターネットに接続することが多い方や、引っ越しを頻繁にされる方などが光回線を使用する場合には、選ぶ回線に注意が必要です。
またセットで申し込むとスマホ代や電気料金などが割引になるサービスや、契約後にキャッシュバックが受けられるお得なキャンペーンなどもあります。
後悔しないように、月額料金だけでなく利用できるサービスやキャンペーンがないか事前にチェックしておきましょう。