オンラインゲームが快適にできる光回線は？おすすめ8社を徹底解説

これからオンラインゲームをしたいと思っても、どのような種類の回線を選んだら良いのか分からないものですよね。

またオンラインゲームをしているけれど、現在の環境ではタイムラグ、フリーズなど動作に不満があるという方もいらっしゃるでしょう。

オンラインゲームには、適した回線の環境・スペックがあります。快適にゲームを楽しむためには、まず、通信速度が速く安定している光回線を利用することをおすすめします。

とはいえ、数ある光回線のなかからオンラインゲームに適したサービスを選ぶのは難しいものですよね。

そこで、この記事ではオンラインゲームにおすすめの光回線を8事業者に絞って紹介します。

併せて基本的な光回線の選び方やゲームの回線が遅い・落ちるときの対処法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

１．ゲームに適した回線の環境・スペックとは

オンラインゲームに適した回線を選びたいとき、まずはゲームに必要な「回線の環境やスペック」を知ることが重要です。

環境が整っていない、スペックが足りていないと、ゲームの動作に遅延が起こるなどして快適にプレイすることができません。

回線の環境・スペックで注目したいポイントは「回線の速度」「応答速度（Ping値）」「回線の安定性」「通信制限」の4点です。

結論からいうと、この4点が以下のような仕様の回線を選ぶと良いといえます。

回線にもいくつか種類がありますが、上記を備えた回線となると光回線を選ぶことをおすすめします。

回線の種類はほかにも「ADSL」「ホームルーター」「モバイルWi-Fi」などがあります。

それではここからは、「回線の速度」「応答速度（Ping値）」「回線の安定性」「通信制限」それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。

【オンラインゲームに適した回線の環境・スペックで注目するポイント】

1. 回線の速度
2. 応答速度（Ping値）
3. 回線の安定性
4. 通信制限

１－１．回線の速度

回線の速度とはつまり通信の速度のことで、インターネットの通信においては「bps」という単位で表されます。

通信速度にはアップロード時の速度を表す「上り」と、受信・ダウンロード時の速度を表す「下り」があり、bpsは1秒間に何bitの情報をやりとりすることができるかを表しています。1,000bpsは1Kbps（1キロビーピーエス）、1,000Kbpsは1Mbps（1メガビーピーエス）、1,000Mbpsは1Gbps（ギガビーピーエス）です。

オンラインゲームの動作は回線の速度ごとに以下のようになります。

この表から、オンラインゲームを快適にプレイするためには回線の速度が100Mbpsはあった方が良いといえます。

必要な速度は、多人数で協力するのか一人でプレイするのか、またRPGやシューティングといったゲームのジャンルごとで異なることもあります。

しかし100Mbps以上の回線を用意しておけば、どのようなケースにも対応できるでしょう。

100Mbps以上の速度が出る回線なら光回線がおすすめです。

ADSL・モバイルWi-Fi・ホームルーターなどほかの通信手段に比べ、光回線は通信速度に優れています。

モバイルWi-Fiやホームルーターでは最大通信速度が100Mbpsを超えるものもありますが、実測値（実際に出る速度）とは異なるので注意しましょう。これは光回線にもいえることですが、サイト上などで公表されている通信速度は理論上の最大値であり、実際の通信速度ではありません。

光回線の平均的な最大通信速度は1Gbps（1,000Mbps）です。

そして光回線の実測値は最大速度の3～6割程度になるといわれています。

これなら3割の速度しか出ていなかったとしても約300Mbpsの速度で通信ができていることになり、オンラインゲームに適した速度の目安である100Mbpsをクリアできています。

ほかの通信手段ではこの実測値が足りないというケースがあるため、ゲームをプレイするなら光回線がおすすめといえます。

１－２．応答速度（Ping値）

回線には応答速度を表す「Ping値」というものが存在します。

Ping値（ピン値／ピング値）とは

データを送信してから応答されるまでの時間を表す数値のことです。通信において発生する遅延時間を数値化したものであり、「ms（ミリ秒）」で表されます。

Ping値は低ければ低いほど遅延が少なく応答速度が速いといえ、ゲームにおいてタイムラグが少なくなります。

ラグ／タイムラグとは

ゲームのプレイ中に遅延が起こることです。画面やキャラクターの動きがカクつく、フリーズ（固まる）してしまうといった状態を表します。

オンラインゲームに適した回線はPing値が低い回線である

ゲームのジャンルなどによっても異なりますが、Ping値は50msを超えると遅延が発生しやすくなります。

以上を踏まえると、オンラインゲームに適したPing値の回線は光回線であるといえます。

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１－３．回線の安定性

オンラインゲームをプレイするのであれば、回線の安定性も重要です。

天候や環境によって通信が左右される回線ではゲームに適しているといえません。

反対に、どのような状況下でも安定した通信速度が出せる回線であればゲームに適しているといえます。

光回線は電波が強く非常に回線が安定しているといわれています。

利用場所と回線の距離が近いことが、その理由として挙げられます。

光回線はマンションの共有部から、もしくは自宅に電線から直接回線を引き込みます。

このため光回線は周囲の通信状況や天候に左右されにくいのです。

対してホームルーターやモバイルWi-Fiは、近くの基地局を介して電波を送受信します。

基地局と利用場所とに距離があるため、悪天候や地下など状況により通信が左右されてしまうのです。

オンラインゲームに適した安定性の高い通信環境を得るためには光回線を選んだ方が良いといえるでしょう。

もう1点、光コラボなどのNTT系列の回線を選ぶ場合は「IPv6（v6プラス）」に対応した光回線を選びましょう。

光コラボとは

NTTが提供するフレッツ光の回線を利用した光回線サービスです。全国的にサービスを展開しており利用できる地域が限定されない半面、利用者が多く混雑しやすいというデメリットもあります。

IPv6／v6プラスとは

IPv6はインターネットの接続方式の一つで、従来のIPv4に比べ通信速度が向上しています。しかしこのIPv6接続ではIPv4にのみ対応したサイトに接続できません。そこでIPv4・IPv6の両方に接続可能にするサービスがあり、これをv6プラスといいます。

光コラボでもIPv6接続をすることによって回線速度の安定性が高まります。

ただし、IPv6に対応したルーターを使用しなければいけない点や、プロバイダーによってはIPv6通信に対応していない場合がある点には注意が必要です。

１－４．通信制限

通信制限がかかると、インターネットの最大通信速度を低速に制限されてしまいます。

低速ではオンラインゲームを快適にプレイできないため、通信制限がない回線を選びたいものです。

インターネット回線の混雑を防ぐために通信制限を実施しているサービスは多く、ホームルーター・モバイルWi-Fi・光回線のいずれにも通信制限は関係してきます。

光回線はモバイル回線に比べ帯域が広く回線に余裕があるため、通信制限がかかることは原則的にはないといえます。

「1日に30GBを超えるようなアップロードを数日間にわたり継続的に行う」といったような一般的でない使い方をすると、制限がかかる場合もあります。

なかには「通信無制限」を掲げたプランもありますが、容量自体に制限はなくとも一定期間内の通信量が一定の値を超えると速度制限がかかってしまうケースが一般的です。

例えばホームルーターのBroad WiMAXを例に挙げると、「直近3日間で通信量が10GBを超えた場合」ネットワークが混雑する時間帯に通信制限がかかる仕様になっています。

原則通信制限がない光回線が、オンラインゲームに適しているといえるでしょう。

２．オンラインゲームにおすすめの光回線8選

オンラインゲームに適した回線は光回線であるということを説明してきましたが、そうはいっても数多くある光回線事業者のなかから探すのは難しいものですよね。

この章ではオンラインゲームに適した光回線事業者を8つに厳選し、紹介していきます。

おすすめ１　NURO光

メリット

他サービスより通信速度が速い

料金が安い

SoftBank、NURO Mobileとのセット割が利用可能

初期費用が実質無料

デメリット

提供エリアが限られている

こんな人におすすめ！

NURO光の提供エリアにお住まいの方

高速通信を重視する方

コストパフォーマンスの高いサービスを利用したい方

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NURO光は独自回線を持つ光回線事業者です。

一般的な光回線の速度は下り最大1Gbpsであるのに対し、NURO光の通常プランは下り最大2Gbpsとなっています。

また高速プラン「NURO 光 10G(G10T/G10)」では業界でもトップクラスの10Gbpsもの高速通信を実現しています。

シューティングや格闘ゲームのような一般的に通信の速さが重視されているジャンルでも、NURO光であれば快適にプレイできるでしょう。

この数値はネットワークから宅内のONU（光回線終端装置）への通信速度を表す理論値であり、端末における実際の通信速度を表すものではありません。

プロバイダー料金込みで月額5,200〜6,100円と比較的手頃な価格も魅力的です。

また工事費や事務手数料が実質無料になる特典があり、G2TプランやG2Dプランであれば本来44,000円（税込）の工事費と事務手数料3,300円（税込）分が割り引かれます。

さらにG2Tプランの場合、開通月を含む最大12カ月間、月額料金が980円になるキャンペーンも実施されています。

本既に設備導入済みのマンションにお住まいの方は、より通常月額料金のお得な「NURO光 for マンション」が利用可能です。

一方でNURO光はダークファイバー回線を利用している独自回線事業者であるため、エリアによっては回線が開通しておらず利用できないという大きなデメリットがあります。

ダークファイバー回線とは

NTTの使用していない予備用の回線のことです。独自回線事業者はこれを利用し、独自のシステムを構築して回線サービスを提供しています。通信速度に優れる半面、サービス提供エリアが狭くなっています。

反対にいえば、NURO光<の提供エリアの方は見逃せないといえるでしょう。

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おすすめ２　auひかり

メリット

他サービスより通信速度が速い

au、UQ mobileとのセット割が利用可能

工事費が実質無料

デメリット

提供エリアが限られている

解約料金が高い

こんな人におすすめ！

auひかりの提供エリアにお住まいの方

高速通信を重視する方

auユーザーの方

auひかりは名前のとおりauが提供する光回線です。

独自回線を利用したサービスであり、利用者が多いNTT系列の回線よりも速度が出やすい傾向があります。

auひかりのオーソドックスなプランは下り最大1Gbpsですが、5Gbps・10Gbpsのプランも提供されています。

このようなプランを選べば、タイムラグや回線落ちに悩まされることなくオンラインゲームをプレイできるでしょう。

独自回線であるため一部利用できない地域もあります。以下の地域は利用不可となっています。
静岡／愛知／岐阜／三重／大阪／京都／兵庫／和歌山／奈良／滋賀／沖縄

auとのセット割が利き、条件を満たすとauを利用する家族の携帯電話料金が月額550〜1,100円（税込）割引かれます。

工事費を含む初期費用相当額が月額料金から割引されるので実質0円となる点も大きな魅力といえます。

高額のキャッシュバックキャンペーンなども行われており、お得に利用したい方にはおすすめです。

ただし、解約手数料がやや高額である点には注意しましょう。

おすすめ３　ドコモ光

メリット

提供エリアが広い

docomoとのセット割が利用可能

利用者が多く信頼性が高い

「ドコモ光 1ギガ」新規申し込みなら工事費無料

デメリット

通信速度が独自回線事業者に比べ劣る可能性がある

こんな人におすすめ！

安心感のあるサービスを利用したい方

docomoユーザーの方

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ドコモ光はdocomoが提供する光回線です。

NTT系列の企業であるためフレッツ光を利用しており、サービス提供エリアが広いのが特徴です。

独自回線の事業者に比べやや速度が劣るというデメリットもありますが、「ドコモ光 10ギガ」であれば高速通信が望めます。

ドコモ光 10ギガは一戸建て向けのプランのみとなります。また、工事費無料のキャンペーンは適用されません。

工事費無料の特典は受けられませんが、高速通信でオンラインゲームもストレスフリーにプレイできるでしょう。

またドコモ光の利用件数は700万件超*1と非常に多く、信頼性の高いサービスであるといえます。

「ドコモ光 1ギガ」では新規申し込みの場合、定期契約なしのプランでも工事費無料の特典が受けられます。

どちらのプランでも定期契約ありのプランと変わらずdocomoとのセット割が適用されるので、docomoユーザーであればよりお得に利用できますよ。

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おすすめ４　GameWith光

メリット

Ping値が10以下と非常に低い

ゲームに特化した設計

１カ月無料お試しあり

提供地域が広い

デメリット

ルーターのレンタルサービスがない

スマホとのセット割がない

キャッシュバックなどの特典がない

こんな人におすすめ！

本格的にeスポーツをしたい方

ゲームの遅延を減らしたい方

GameWith光はゲームメディアやプロeスポーツチームを運営するGameWithが提供する光回線です。

オンラインゲームに特化した仕様の光回線であり、プレイ中のPing値は10以下、「IPv4 over IPv6」を採用しているなど、高速通信のためのスペックを備えています。

IPv4 over IPv6とは

v6 プラスのことです。IPv6接続とIPv4アドレスでの通信の両方が行え、回線が混雑しにくく高速通信ができる接続方法です。

またNTT系列の回線でありながら、専用帯域を確保しているため通信が速く安定しているのもGameWith光の大きな特徴です。

またNTTの回線を利用しているため、全国的*2に利用できるサービスとなっています。

GameWith光を利用するプロゲーマーもおり、本格的にeスポーツに取り組みたい、取り組んでいるという方にもおすすめできる回線といえるでしょう。

ただし、GameWith光の利用にはIPv6対応ルーターが必須です。またレンタルサービスはおこなっておらず、ご自身で用意する必要があります。

現在（2024年11月時点）1カ月無料お試しキャンペーンが行われているため、気軽に試してみることもできますよ。

おすすめ５　SoftBank光

メリット

提供エリアが広い

SoftBank、Y!mobileとのセット割が利用可能

開通工事まで無料でホームルーターをレンタル

デメリット

通信速度が独自回線事業者に比べ劣る可能性がある

こんな人におすすめ！

SoftBankユーザーの方

すぐにインターネットの利用を開始したい方

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SoftBank光はSoftBankが提供する光回線です。

SoftBankの携帯電話と併せて「おうち割光セット」を利用できるので、SoftBankユーザーであれば携帯電話（10回線まで）の料金が毎月1,100円割引かれます。

SoftBank光は縛りなしのプランを提供する事業者のなかでも、特典が豊富に用意されていることが大きなメリットです。

工事費無料、他社違約金・撤去工事費の費用負担、SoftBank光の開通前に接続機器を無料レンタルできるなど、他事業者を圧倒する内容の特典が受けられます。

光回線などの物理的な回線設備を利用するインターネット回線は、開通工事までに最低でも2週間ほどかかることが一般的です。モバイルWi-Fiルーターやホームルーターはスマホと同じモバイル通信を利用してWi-Fiで機器をインターネットに接続する仕組みになっています。

特典でお得に利用できることを重要視する方には、SoftBank光がおすすめだといえるでしょう。

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おすすめ６　OCN光

メリット

提供エリアが広い

さまざまなオプションが充実

デメリット

大手キャリアとのセット割がない

こんな人におすすめ！

信頼のおけるサービスを利用したい方

OCN光はOCNとNTTコミュニケーションズが連携して提供する光コラボの回線です。

フレッツ光の回線を持つNTT西日本・NTT東日本の系列会社であるNTTコミュニケーションズが直接提供に関わっているので安心して利用できるサービスだといえるでしょう。

セキュリティー対策から動画配信サービスまでさまざまなオプションがお得に利用できるのもうれしいポイントです。

携帯電話料金を抑えたいという方は格安SIMのOCN モバイル ONEとまとめての利用もおすすめですよ。

おすすめ７　eo光

メリット

au、UQ mobile、mineo<とのセット割が利用可能

安定した高速通信が期待できる

2年以上利用した場合解約手数料がかからない

デメリット

提供エリアが狭い

2年目から月額料金が上がる

こんな人におすすめ！

au、UQ mobile、mineoユーザーの方

関西圏にお住まいの方

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eo光は関西電力の持つ独自の回線設備を利用した光回線サービスです。

サービス提供エリアは2022年3月現在大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部市区町村に限られていますが、今後も拡大予定となっています。

電力会社の自社回線であるため、フレッツ光を利用している光コラボ事業者に比べ高速で安定した通信が期待できるのが大きなメリットです。

回線の速度や安定性が重視されるオンラインゲームにおいて、eo光はぴったりの事業者といえるでしょう。

また1年目はプロバイダー料金込みで月額3,280円（税込）から利用することができ、コストパフォーマンスも優れています。

2年目以降は月額料金が上がってしまいますが、2年以上利用した場合は解約手数料がかからずに解約できるのもうれしいポイントです。

eo光はau、UQ mobile、mineoとのセット割も適用できるので関西圏にお住まいで当該キャリアの携帯を使っているという方は要チェックですよ。

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おすすめ８　コミュファ光

メリット

au、UQ mobile、mineoとのセット割が利用可能

10Gbpsプランが比較的安価

工事費無料キャンペーンあり

デメリット

サービス提供エリアが限定的

こんな人におすすめ！

愛知・岐阜・三重・静岡・長野にお住まいの方

auユーザー

コミュファ光は中部テレコミュニケーション株式会社が提供する独自回線の光回線です。

独自回線であるため、NTT系列の光コラボよりも速度が出やすく安定しているという特徴があります。

10Gbpsのプランを提供する回線事業者はいくつかありますが、なかでもは月額3,980円（1年目）からと比較的安価に提供されています。

オンラインゲームを快適にプレイしたいけれど通信費用も抑えたい、という方にはコミュファ光がおすすめといえるでしょう。

またお得なキャンペーンも行われており、工事費用（27,500円）や契約事務手数料（770円）が実質無料となっています。

ただしサービスの提供エリアは限定的で、現在（2022年8月時点）コミュファ光が利用できるのは愛知・岐阜・三重・静岡・長野の5県のみです。

また解約手数料が高額ある点には留意した上で契約を検討しましょう。

３．光回線を選ぶ基本のポイント

オンラインゲームに適した光回線を選ぶにあたって、できれば一番ご自身に適した事業者を選びたいものですよね。

光回線を選ぶ際には以下の六つの基本的なポイントを基準に考えると良いでしょう。

【光回線を選ぶ基本のポイント】

1. 工事費用
2. 月額料金
3. 提供エリア
4. 物件タイプ
5. セット割
6. 特典・キャンペーン

ポイント１　工事費用

初めて光回線を利用する、異なる回線に乗り換える場合には開通工事が必要です。

この開通工事には数万円の工事費用がかかります。

フレッツ光から光コラボへ乗り換える「転用」、光コラボから別の光コラボに乗り換える「事業者変更」の場合は工事が不要です。

お住まいが賃貸の場合は必ずオーナーや管理会社に工事の許可を取りましょう。

工事にかかる費用は戸建てタイプかマンションタイプかでも異なる場合があり、具体的には以下のようになります。

【開通工事にかかる費用】

• 戸建てタイプ……19,800～44,000円
• マンションタイプ……16,500～44,000円

工事費用は月額基本料金と一緒に分割で支払うケースが一般的です。

事業者によっては工事費実質無料キャンペーンを行っています。

これは工事費の分割代金相当額が毎月の支払いから差し引かれるというものです。

工事費用などの初期費用を抑えて光回線を選びたい方は、このようなキャンペーンを実施している事業者を選ぶと良いでしょう。

ポイント２　月額料金

光回線を契約するに当たって、まずは月額料金が気になるという方も多いのではないでしょうか。

月々の支払いは安いに越したことはありませんよね。

ここで注意したいのが、月額の基本料金だけを見て決めないということです。

光回線の利用に際した月々の請求額には、月の基本料金のほかにプロバイダー料金や分割払いの工事費用、Wi-Fiルーターのレンタル料金などが上乗せされることが一般的。

月額の基本料金が安価に見えても、プロバイダー料金などが加算され思いのほか高額になってしまうケースもあります。

基本料金だけで決めるのではなく、合計額がいくらになるのかを確認しておくことが重要だといえるでしょう。

ポイント３　提供エリア

光回線は事業者やプランによってサービスを提供しているエリアが異なります。

光回線を敷設している地域は事業者によって異なるため、場合によっては提供エリア外のこともあります。

光回線は電波を用いて通信を行う携帯電話などと違い、物理的な回線設備が必要となります。「光ファイバー」と呼ばれる素材でできた回線を各事業者の基地局から交換局を経由して自宅内に引き込まなくてはなりません。このため、事業者によっては光回線を提供できないエリアもでてくるのです。

一般的に速度が出やすく回線が安定しているといわれる独自回線はオンラインゲーム向きといえますが、提供エリアが限定的です。

提供エリア外のサービスは利用できないので、まずは申し込みたい事業者がご自宅のあるエリアでサービスを提供しているかをチェックしましょう。

ポイント４　物件タイプ

多くの光回線事業者では、一戸建て住宅向けのプランとマンション・アパート向けのプランがそれぞれ別に用意されています。

各光回線事業者が用意している、ご自身の物件向けのプランを比較検討してみましょう。

マンション・アパートでも一戸建て向けプランを使えることがあります。

また賃貸の場合、光回線の引き込みの状況によって、利用できる光回線が異なる可能性があるので注意が必要です。

光回線の状況が以下のうちどちらかを確かめましょう。

【光回線の状況】

1. 光回線を引き込んでいない物件
2. 光回線を引き込み済みの物件

①光回線を引き込んでいない物件

光回線を引き込んでいない物件の場合は、まず光回線の開通工事が可能かを確認しなければなりません。

物件のオーナーや管理会社に問い合わせ、工事の可否と、どの光回線であれば工事が可能かを確認してから選びましょう。

光回線は回線により工事の方法が異なる場合があります。「この光回線なら工事可能だが、こっちの光回線では工事不可。」という可能性がないとは限りません。利用したい光回線の工事が可能かを必ず確認しましょう。

②光回線を引き込み済みの物件

建物内にすでに光回線が引き込まれている物件の場合、ご自身で事業者を選ぶことができなかったり、事業者の選択肢が狭まったりすることがあります。

光回線は「フレッツ光」「ダークファイバー」「自社回線（電力会社系）」の三つに大別されます。

建物内に光回線が引き込まれている物件では、上記の３種類のうち元から引き込まれている光回線事業者を利用することが前提です。

例えばフレッツ光回線が引き込まれている場合はフレッツ光を利用するか、フレッツ光の回線を借りた光コラボ事業者を選ぶことになります。

フレッツ光であれば多くの光コラボレーション事業者から選ぶことができますが、ダークファイバー系や自社回線の場合、その会社が提供する事業者しか選べないことが多いでしょう。

元々引き込まれている光回線とは異なる事業者の回線を使いたい場合は新たに光回線を引き込む工事が必要です。

オーナーから工事の許可が下りれば、所定の回線以外でも使用できる可能性もありますよ。

ポイント５　セット割

光回線と特定のスマホを併せて利用することで、光回線もしくはスマホの料金が割引される「セット割」があります。

お得に利用できるので、お持ちのスマホとセット割が利く光回線事業者を選ぶのも良いでしょう。

ポイント６　特典・キャンペーン

多くの光回線事業者はお得に利用できるキャンペーンやさまざまな特典を付与しています。

例えば乗り換えキャンペーン系では、他社からの乗り換え時に解約金などを保証する形で割引きを行ってくれます。

また工事費無料のキャンペーンを行っている事業者も多く、これは主に月々の支払い分から工事費の分が割り引かれます。

ほかにも高額のキャッシュバックを行っていたり、各社のポイント（docomoであればdポイントなど）が付与されたりします。

オンラインゲームに適した光回線をお得に利用したいという方は、このようなキャンペーンや特典を重視しても良いでしょう。

４．ゲームの回線が遅い・落ちるときの対処法

オンラインゲームに適した光回線に変えても、回線が遅かったり、落ちてしまったりすることがあります。

このような場合の対処法として、以下の五つを解説していきます。

【ゲームの回線が遅い・落ちるときの対処法】

• PCや周辺機器を再起動
• PCや周辺機器の交換
• 有線LANで接続
• ゲームの配信元の不具合を確認
• 光回線・プロバイダーの不具合を確認

対処法１　PCや周辺機器を再起動

まずは一番簡単な方法として、PCやモデム・ルーターなどの周辺機器を再起動してみましょう。

それでも直らない場合は、以下で説明していく対処法を試してみてください。

対処法２　PCや周辺機器の交換

PCや周辺機器のスペックが足りていない、もしくは古くなっているということが考えられます。

いくら高速通信が可能な光回線に変えても、回線をつなぐ周辺機器やゲームを起動するPCのスペックが不足していたり古くなっていたりすれば動作に不具合が出ることもあります。

ゲーミングPCといったものがあるように、オンラインゲームには適したPCのスペックがあります。

必ずしもゲーミングPCが必要というわけではありませんが、遅延や回線落ちを防ぐにはプレイしているゲームに適したスペックのPCが必要です。

またルーターは規格ごとに最大通信速度が異なります。

最新の規格のものに変えてみるなどすると良いでしょう。

2022年8月現在、ルーターの最新規格は「Wi-Fi 6」と呼ばれている「IEEE 802.11ax」という規格です。理論上の最大容量は9608Mbpsとなっています。1世代前の「Wi-Fi5（IEEE 802.11ac）」では6933Mbps、2世代前の「Wi-Fi4（IEEE 802.11n）」では600Mbpsと、新しいものほど高速通信が可能です。

対処法３　有線LANで接続

ルーターとゲーム機を無線LANではなく有線LANでつないでみましょう。

有線LANの方が回線速度が安定するため、オンラインゲームをする際には有線接続がおすすめです。

LANケーブルは「カテゴリ（CAT.）」により対応可能な最大速度が異なります。いくら回線の速度が速くても、LANケーブルが速度に対応していなければ速度を活かせません。回線の速度を確認し、必ず速度に適したカテゴリのLANケーブルを選びましょう。

対処法４　ゲームの配信元の不具合を確認

ご自身のPCや周辺機器、環境に問題がない場合は、ゲームの配信元の公式サイトやSNSを確認してみましょう。

不具合が発生している場合は不具合の報告がされているでしょう。

配信元に不具合があった場合は復旧を待ってみてくださいね。

対処法５　光回線・プロバイダーの不具合を確認

レアなケースではありますが、光回線やプロバイダーの方で不具合が発生している可能性もあります。

光回線事業者やプロバイダーの公式サイトやSNSなどを確認してみましょう。

不具合の報告がされていたら、復旧を待ちましょう。

５．まとめ

オンラインゲームに適した回線を選ぶためには、「回線の速度」「応答速度（Ping値）」「回線の安定性」「通信制限」の四つのポイントが要となります。

この4点が以下のような回線を選ぶと良いでしょう。

以上の必要なスペック・環境を整えるためには光回線がベターです。

もしどの光回線が良いのか悩んでいる場合は、記事内で紹介した八つの事業者のなかから選ぶと安心ですよ。

ほかにもゲームの回線が遅い・落ちるときの対処法や、光回線を選ぶときの基本的なポイントも押さえて、自分に合った光回線事業者を選択しましょう。