インターネットを頻繁に利用する方にとって光ファイバー対応のマンションは嬉しい機能になります。
ですが気になるマンションが光ファイバーに対応しているのか気になっている方もいるでしょう。
今回の記事では、マンションの光ファイバー対応かどうかの確認方法や、光回線を繋ぐ際の工事までの流れを解説していきます。
光ファイバー対応ではないマンションで光回線を繋ぐ際のおすすめの光回線サービスを知りたい!という方は、以下のページを参考にしてください。
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1.そもそも光ファイバー・光回線とは?
まずは「光ファイバー」や「光回線」という用語の違いや意味について把握しておきましょう。
光ファイバーとは透過率の高いガラスやプラスチックなどで作られた特殊な繊維のことです。
そして、この光ファイバーで作られたケーブルを利用した通信回線のことを「光回線」といいます。
光回線は通信速度が速く安定していることで知られていますよね。
また、マンションに光回線が導入されている場合、以下の3つの配線方式のいずれかが使用されています。
これらの配線方式はそれぞれ速度などが異なります。
- 光配線方式
- LAN配線方式
- VDSL方式
光配線方式では、マンション内の各部屋へ光ファイバーケーブルで接続します。
光配線方式は三つの方式のなかで一番速度が出るといわれており、現在では主流となっている配線方式です。
光ファイバーのみを使用している光配線方式に比べると、他の二つの配線方式は速度が劣ります。
インターネットの速度が気になる方は、事前にマンションの管理会社などに問い合わせて配線方式を確認しておきましょう。
2.光ファイバー(光回線)「対応」と「完備」の違い
光ファイバー(回線)「対応」と「完備」ですが、この二つでは意味が異なります。
まず、「光ファイバー対応」とはマンションの共用部分までの光回線の工事が完了している状態のことを指しています。
共用部までしか配線されていないため、光ファイバーの配線をご自身の部屋まで引き込むための工事が必要となります。
また回線事業者・プロバイダーとはご自身で契約を結ぶため、月々の料金が別途かかります。
一方、光ファイバー(回線)「完備」はすでに部屋まで回線が配線されている状態のことを指します。
回線工事が不要で、また回線事業者・プロバイダーとの契約も済んでいるため、すぐにインターネットを使用することができます。
対応と完備のメリット・デメリットについては5章で詳しくご紹介しますよ。
それぞれ異なる利点があるため、ご自身の状況に合わせて選ぶようにしましょう。
対応にしても完備にしても、インターネットが使えるようになるまでのプロセスは知っておきたいものですよね。
ここから次の3章では光ファイバー(回線)対応の場合を、4章で光ファイバー(回線)完備の場合でインターネットを使う方法をご説明していきます。
3.光回線「対応」のマンションでネットを使う方法
光回線「対応」のマンションでインターネットを使う場合、光回線の回線工事とプロバイダー・回線事業者との契約という、大きく分けて二つの工程を経ることになります。
光回線対応のマンションではマンションの共有部までしか配線されていないため、共有部からご自身の部屋まで回線を引き込む工事を行います。
また、プロバイダーと回線事業者の二者との契約が必要になります。
ここからは光回線対応のマンションでインターネットを利用するまでの七つのステップについて説明していきます。
STEP1 マンションの管理会社などに事前確認
回線事業者とプロバイダーは、管理会社や物件のオーナーが指定する業者しか選択できない場合があります。
契約してから「この回線事業者、プロバイダーは利用できない」といわれても困ってしまいますよね。
回線事業者、プロバイダーを契約する前に、必ず管理会社やオーナーに確認を取りましょう。
STEP2 光回線事業者を選ぶ
光回線対応のマンションでインターネットを利用するには回線事業者とプロバイダーの二者との契約が必要になりますが、まずは契約したい回線事業者を選択します。
管理会社や物件のオーナーから特に指定がなかった場合は、ご自身でお好きな光回線事業者を選びましょう。
以下のようなポイントから、ご自身に合った回線事業者が考えられます。
- 月額料金
- スマホとのセット割
- プロバイダーとの一体型契約はあるか
- サービス対象エリア
- キャンペーン など
インターネットが普及し始めた頃は、回線事業者とプロバイダーは別々に契約するものでした。
しかし近年では、回線事業者とプロバイダーがセットになっている「一体型契約」のサービスが主流となってきました。
回線事業者とプロバイダーを別々に契約するよりも月額料金が安いことが多いため、人気を集めています。
こういった理由から、まずは回線事業者を決める方がベターといえます。
選んだ回線事業者がいくつかのプロバイダーからの選択を提示する場合や一体型契約サービスを提供していない場合は、ご自身でプロバイダーを選びましょう。
STEP3 回線事業者・プロバイダーと契約
契約したい回線事業者とプロバイダーが決まったら契約に進みます。
電話や公式ホームページから申し込みを行いましょう。
また、回線事業者によっては家電量販店などを代理店として対面で契約できる場合もあります。
そもそもインターネット回線とは、インターネットに接続するための物理的な回線設備のことを指します。
そしてプロバイダーは、回線をインターネットとつなげる接続事業者のことをいいます。
インターネットを利用する場合は回線設備を売る回線事業者との契約が必要であり、契約した回線をインターネットにつなげるための事業者であるプロバイダーとも契約が必要になるということです。
STEP4 工事の日程を決める
契約が済んだら回線工事の日程を決めます。
引っ越しの場合は引っ越し日と開通日を合わせるように調整しましょう。
工事が混み合っている場合は2、3カ月ほど待たなければならないこともあるので、余裕をもって連絡しておくと良いでしょう。
STEP5 必要な周辺機器の準備
インターネットを利用するためには「ONU」や「モデム」「ルーター」が必要です。
光回線の場合アナログ信号を使わないため、ONUとルーターを使用します。
ONUの役割はモデムとよく似ており、デジタル信号と光信号を相互変換するための装置であるため、ONUのことをモデムと呼ぶ場合もあります。
ONUは基本的に1台しかパソコンをつなぐことができません。
複数の機器を同時にインターネットに接続するためにはルーターが必要となります。
周辺機器は回線事業者によりどこまでご自身で準備すれば良いか異なります。
契約した回線事業者に聞いてみましょう。
ご自身での購入を指定された場合は工事日までに周辺機器を購入しておきます。
回線事業者が用意する場合であれば、郵送で届くか工事日に持ってきてくれることがほとんどです。
STEP6 工事
光回線の開通工事には、基本的に立ち会いが必要となります。
必ず立ち会えるようにしておきましょう。
このときインターネットを利用するために必要な周辺機器の設置、接続も併せて行われることがほとんどです。
STEP7 機器同士の接続
工事が完了したら、パソコンなどの通信機器をご自身でインターネットにつなげる必要があります。
通信機器ごとの説明書を見たり、カスタマーセンターにサポートしてもらったりして、通信機器をつなげましょう。
4.光回線「完備」のマンションでネットを使う方法
光回線「完備」のマンションでは回線工事、回線業者・プロバイダーとの契約が不要です。
入居後パソコンなどの通信機器の設定を行えばすぐにインターネットが利用できます。
Wi-Fiを使用するためにはルーターという機器が必要になりますが、すでに設置されていることがほとんどです。
ただし設置されていない場合はご自身でルーターを用意する必要があるため、事前にルーターの有無を確認しておくようにしましょう。
5.マンションの光回線「対応」「完備」それぞれのメリット・デメリット
光回線「対応」と「完備」にはそれぞれメリットとデメリットが存在するため、ご自身の状況や希望に合わせて選ぶのが得策です。
ここでは光回線対応と完備、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介していきます。
5-1.光回線「対応」のメリット・デメリット
まず、光回線「対応」のメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリットとしては、ご自身で使いたい回線事業者とプロバイダーを選択できるというところです。
転居前から利用していた回線とプロバイダーをそのまま使いたいという方も多いのではないでしょうか。
携帯電話のキャリアとまとめてセット割を活用している方、インターネットの速度にこだわって選ばれた方などは、もし回線が変わってしまったら困ってしまいますよね。
また回線を変更すると違約金が掛かるケースもあります。
一方デメリットとしてはやはり契約や工事の手間が挙げられます。
以前から使っていた回線とプロバイダーを利用するにしても住所変更の手続きなどが必要になります。
工事は立ち合いが必須のため、時間を取られてしまうことは否めないでしょう。
また、日取りを間違えると工事が入居日に間に合わないという可能性もあります。
5-2.光回線「完備」のメリット・デメリット
続いては、光回線「完備」のメリットとデメリットを見ていきましょう。
まずメリットの一つとして、契約と工事の手間がないという点が挙げられます。
マンション自体で回線・プロバイダー共に契約しているため、ご自身で契約する必要もなく、また工事の必要がありません。
余計な時間を取られることもなく、入居してすぐにインターネットを利用することができます。
光回線の工事にかかる費用も必要ないため、初期費用を抑えることができます。
ただし、デメリットとしてはご自身で回線とプロバイダーを選択できないことと、インターネットの速度に難がある場合があるということが挙げられます。
ご自身で選択ができないため、もともと利用していた回線とプロバイダーを利用できない可能性が高いといえます。
また今まで利用していた回線とプロバイダーを解約することになるため、違約金には注意しましょう。
速度に難がある場合ですが、これはマンションに引かれている光回線の配線方式なども関係してきます。
光回線の配線方式は三つあり、配線方式により速度が異なります。
「光配線方式」が採用されていれば問題ありませんが、「LAN配線方式」「VDSL方式」の場合は速度が劣ります。
現在では光配線方式が主流ではありますが、工事費用の関係などで他の配線方法を採っている場合もあります。
気になる方は事前に光回線の配線方式を管理会社やオーナーに確認しましょう。
6.マンションんいおすすめなインターネット回線
ここからは、おすすめの回線サービスを簡単に紹介していきます。
▼以下のページで、早くて安くて安心の、おすすめ光回線サービスを詳細に解説しています
【徹底比較】光回線のおすすめ業者10選!自分に合ったプランは? >>
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NURO光は下りの最大通信速度が2Gbpsと他の光回線にはないスピードとなっています。
通信速度を重視したい場合はNURO光がおすすめだといえるでしょう。
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割引の期間は永年かつ契約者一人ひとりが対象なので、家族で入るとその分割引も多くなるのがうれしいポイントです。
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光コラボ回線のなかでも月額料金が比較的低く設定されていることがメリットです。
さらにSoftBankやY!mobileのスマホを使用している方は「おうち割 光セット」が適用されるので月々の支払いが550~1,100円の割引になります。
通信サービス | 割引額 |
---|---|
SoftBank | 最大1,100円 |
Y!mobile | 最大1,188円 |
格安SIMのY!mobileでも適用されるのはうれしいポイントですね。
また割引の期間は永年かつ契約者一人ひとりが対象なので、家族で入るとその分割引も多くなります。
ただし、SoftBank光で契約できるプロバイダーは「Yahoo!BB」のみです。
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ビッグローブ光はBIGLOBEが提供する光回線です。
BIGLOBEモバイルのユーザーやauのユーザー、UQ mobileのユーザーはセット割が適用されるため、お得に利用することができます。
通信サービス | 割引額 |
---|---|
au | 最大1,320円 |
UQ mobile | 最大858円 |
BIGLOBEモバイル | 220円 |
donedone | 220円 |
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auひかりに申し込めないauユーザーにとってはうれしいですね。
また、他社よりも比較的割引率が高い傾向にあるため、月額料金を抑えたい方にもおすすめの回線だといえるでしょう。
7.まとめ
ここまで光ファイバーついて、対応と完備の違いやそれぞれのメリット・デメリットなどをご紹介してきました。
光ファイバー対応と完備の違いは、どこまで配線が完了しているかです。
光ファイバー対応のマンションにはメリットやデメリットも双方に存在するため、一概にどちらが良いとはいえません。