格安SIMのデメリットとは?乗り換える前に知っておくべき注意点

格安SIMはお得だってよく聞くけど、デメリットもあるんじゃない?
大手キャリアとは何が違うんだろう?使ったことがないから不安だな……。

格安SIMに乗り換えたいと思っていても、このように不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大手キャリアより月額料金が安く抑えられることで知られている格安SIMですが、代表的なデメリットとしては通信速度が不安定であることが挙げられます。

他にも大手キャリアのサービスとは異なる点があるため、格安SIMに乗り換える前にはきちんとその特徴を把握しておく必要があります。

格安SIMに乗り換えてから後悔することがないよう、この記事では格安SIMのデメリットを詳しく解説します。

また、併せて格安SIMのメリットも紹介していきます。

格安SIMのメリットとデメリットを比較して、慎重に乗り換えを検討してみてね。
おすすめの格安SIM4選
  1. 楽天モバイル:データ容量無制限!通信量が1GB以下の月は無料
  2. UQ mobile:安定した通信速度が魅力!auからなら乗り換えも簡単
  3. Y!mobile:家族割がお得!通信速度も安定していて使いやすい
  4. mineo:データシェアが使えて便利!速度制限中も1.5Mbpsで利用可
目次

1.そもそも格安SIMとは?

そもそも格安SIMってなんなんだろう?月額料金が安いってことは知っているんだけど……。

という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
簡単にいうと、「格安SIM」とはdocomoやau、SoftBankといった大手キャリアよりも安い価格でスマホが使えるSIMカードのことです。

そもそもスマートフォンを電話機として利用するためにはSIMカードと呼ばれるICカードを端末に挿入する必要があります。

SIMカードとは

「Subscriber Identity Module」の略でスマホ本体に挿入するICカードのことです。SIMカードには契約者情報が記録されており、これにより電話の発信・受信や3G/4G/5GLTEなどのモバイル回線に接続することができます。

SIMカード

「SIMカード」を利用した「格安」で利用できる通信サービスだから「格安SIM」と呼ばれているのですね。

格安SIMと良く似た言葉に「格安スマホ」があります。格安スマホは多くの場合二通りの意味で使われており、一つは端末自体が格安なスマホ、二つ目は格安SIM事業者で契約したSIMカードを入れたスマホのことをいいます。
どうして格安SIMは安くサービスを提供できるんだろう?

と気になる方もいらっしゃるでしょう。

格安SIM事業者は自社の回線設備を持たず、大手キャリアから回線を借りています。

回線設備にかかるさまざまなコストを削減することで、大手キャリアよりも手頃な価格でサービスを提供できているのですね。

MNOとMVNO
格安SIMを提供する事業者は「MVNO(仮想移動体サービス事業者)」と呼ばれています。MVNO(仮想移動体サービス事業者)とは無線通信回線設備を自社で持たず、他社から設備を借りて通信サービスを提供する事業者のことです。一方、大手キャリアなど自社の回線設備を持つ事業者を「MNO(移動体通信事業者)」といいます。

2.乗り換える前に知っておきたい!格安SIMのデメリット

「格安」と呼ばれている理由は分かったけど、安心して使えるサービスなのかな?

このように不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

確かに格安SIMでは、大手キャリアで受けられるサービスが提供されていないケースもあります

乗り換えてから後悔することがないように事前に格安SIMのデメリットについて知っておくことは重要です。

ここからは格安SIMのデメリットについて詳しく説明していくよ。
格安SIMのデメリット
  1. 通信速度が不安定になる傾向がある
  2. 実店舗が少ない
  3. キャリアメールが使えない
  4. SIMカードに対応していない端末がある
  5. SIMロックの解除が必要になる場合がある
  6. 初期設定を自分で行う必要がある
  7. 通話ができない期間がある
  8. 通話料金が比較的高い
  9. 支払方法が限定されている場合が多い

デメリット1 通信速度が不安定になる傾向がある

格安SIMにはネットにつながりにくくなったり通信速度が不安定になったりする傾向があります。

格安SIMを提供しているMVNOは、大手キャリアの回線を借りて通信を行っています。

回線を貸している大手キャリアは、自社の通信速度に影響が出ないように、MVNOに対して使える通信量の上限を設定しています。

そのため、利用者が多い時間帯や人が多い場所で接続すると、設定された上限以上の通信量が必要になり、超えた分の通信量は供給が後回しにされてしまうため遅延が生じてしまいます

帯域の幅を車線の数、利用者の数を車で例えられることが多いよ。
帯域と利用者数の関係
通信速度が不安定になることは、格安SIMを使う上で避けられないんだ。
コストパフォーマンスと通信速度を両立させたい人は、大手キャリアのサブブランドを検討しているといいかもしれないね。
サブブランドとは
大手キャリアのauやSoftBankがメインのブランドとは別に展開する廉価版のサービスのことです。通常、格安SIMは大手キャリアから回線を借りますが、サブブランドは親会社の回線をそのまま利用しているため、通信速度が比較的安定しています。UQ mobileやY!mobileなどがサブブランドにあてはまります。

サブブランドは 格安SIMの一種ですが、大手キャリアよりも比較的月額料金が安く、他の格安SIMよりも通信速度が安定しているという特徴があります。

ただし、一般的な格安SIMサービスに比べると料金が割高になる可能性がある点には注意が必要です。

デメリット2 実店舗が少ない

格安SIMはオンラインでの申し込みが一般的で、実店舗が少ないこともデメリットとして挙げられます

なぜ格安SIMは実店舗が少ないのかというと、設備費用や人件費をカットして通信サービスを安く提供するためです。

しかし、対面によるサポートが受けられないのは不安になりますよね。

店舗が少ない分、格安SIMのホームページは初心者でも分かりやすいように情報がまとめられているよ。

多くの格安SIMのホームページでは、よくある質問から気になるキーワードを入力して検索できたり、チャットで質問できたりするサービスが用意されています。

それでも分からないことは直接お店の人に聞きたいな……

と不安に感じる方は、実店舗を展開しているサービスや、家電量販店などで取り扱いのある格安SIMサービスを選ぶといいでしょう。

格安SIMと提携をし、一部のサービスを提供している家電量販店やショッピングセンターなどのことを「取扱店舗」といいます。実店舗では一通りのサポートが受けられる一方で、取扱店舗では一部のサポートしか受けられません。取扱店舗で契約する際は、その後のサポートはどこで受けられるのか確認しておくと良いでしょう。

デメリット3 キャリアメールが使えない

一般的に格安SIMではキャリアメールが使えません

キャリアメールとは
@docomo.ne.jpや@au.com、@softbank.ne.jpといった、docomo・au・SoftBankが提供しているメールサービスのことです。

キャリアメールが使えるのは大手キャリアと契約したユーザーのみです。

一つの電話番号につき一つのアドレスしか取得できないことからなりすましの心配がなく、信頼性が高い傾向があります。

そういわれると、キャリアメールが使えなくなるのは不安だなあ……

と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、現在では以前に比べてキャリアメールの必要性は高くないと考えられます。

以前はキャリアメールでなければ会員登録や申し込みができないホームページなどもありましたが、現在ではフリーメールで代用できる場面が増えているからです。

格安SIMユーザーの多くはフリーメールを利用しています。

フリーメールとは
アカウントを登録することで誰でも自由に無料でメールアドレスが取得できるネットサービスのことです。GmailやYahoo!メールなどがフリーメールに該当します。

キャリアメールに比べるとフリーメールの安全性や信頼性は高いとはいえませんが、現在では不正アクセスを防止するために二段階認証を採用しているサービスが増えています。

キャリアメールが使えなくても大きく困る場面はあまりないと考えて大丈夫だよ。

デメリット4 SIMカードに対応していない端末がある

スマホの中には、MVNOが提供しているSIMカードに対応していない端末が存在します

格安SIMに乗り換えても、手持ちのスマホが使えない可能性があるんだ……。
どんな端末でも使えるわけじゃないんだ。自分の端末が対応しているかどうかは、格安SIM事業者のホームページで確認することができるよ。

このとき注意したいのは、ブランド名だけではなく機種名までしっかりチェックすることです。

例えば同じiPhoneでも、「iPhone7は正常に動作することが確認されているが、iPhone6で動作するかどうかは未確認」という場合があります。

手元にあるスマートフォンが対応しているかどうかは事前にしっかり調べておきましょう。

デメリット5 SIMロックの解除が必要になる場合がある

「SIMロック」が掛かっているスマホはSIMロックの解除が必要になる場合があります。

SIMロックとは他社のSIMカードを挿入しても通信や通話ができないように、スマホ側に制限が設けられている状態のことです。

docomoやauといった大手キャリア経由で購入したスマホには、SIMロックが掛かっていることがあります。

SIMロックが掛かっていないスマホのことを「SIMフリースマホ」といいます。SIMフリースマホはどの回線事業者のSIMを差しても利用することができます。

SIMロックの解除が必要になるのは乗り換え前に契約していたキャリアと異なる回線を利用している格安SIMに申し込む場合です。

SIMロック解除が必要となる場合
SIMロックの解除はサイトからなら無料で申し込めますが、窓口から申し込むと3,300円の解除手数料が発生してしまいます。まずは公式サイトから試してみて、難しいと感じたら窓口に頼むのをおすすめします。
手持ちのスマホにSIMロックが掛かっているかどうか調べたい場合は、スマホ本体の設定アプリなどから確認することができるよ。

ただし、乗り換え先の格安SIMが今までと同じ回線を使用する会社の場合は、SIMロックの解除は不要です

例えば、auのSIMロックがかかっているスマートフォンはauの回線を使っている格安SIM(BIGLOBEモバイルなど)であればSIMロックを解除しなくても原則として利用することができます。

デメリット6 初期設定を自分で行う必要がある

格安 SIMでスマホを使用する際には、「APN設定」と呼ばれる初期設定を自分で行う必要があります。

APNとは「Access Point Name」(アクセスポイント名)の略です。

アクセスポイントとは
端末とネット回線をつなぐために必要な中継地点のことです。モバイル回線やWi-Fiといったネット回線を使用するためにはアクセスポイントの設定が必要となります。

スマホにアクセスポイント名を設定することで、モバイル回線に接続できるようになります

大手キャリアやサブブランドで契約した場合APN設定は不要ですが、格安SIMの場合は自分で行わなくてはなりません。

なんだか難しそうな設定だな……。
聞きなれない名前で少しびっくりするよね。でもAPN設定はそれほど難しくないんだよ。

格安SIM事業者の公式サイトにはAPN設定の詳しい手順が載っていることが多く、契約時に受け取る書類にも設定方法が説明されている場合があります。

画像や図などを交えて説明していることがほとんどなので、手順をしっかり守って行えば初心者でも安心してAPN設定ができるでしょう

どうしてもAPN設定ができない場合は、電話や連絡フォームなどで問い合わせをしても良いでしょう。

実店舗がある格安SIM事業者なら対面でサポートしてもらえるよ。

デメリット7 通話ができない期間がある

乗り換え先でも今までの電話番号を使う際、通話ができない期間が発生する場合があります

スマホの会社を乗り換えても電話番号を変えたくない場合は「MNP」の手続きが必要になります。

MNPとは
「Mobile Number Portability」の略で、電話番号を変えずに他社に乗り換えることができるサービスのことです。

MNPの手続きは以下の流れで進んでいきます。

MNPの手順

ここで注意したいのが、②の「転出元での解約手続き」を行った時点で今持っているSIMカードが使用できなくなるという点です。

SIMカードが使用できなくなるとモバイル回線の接続や通話ができなくなるため、新しいものが届くまで空白の期間ができてしまいます。

ちなみに、空白期間中でもWi-Fiは接続できるため、LINEなどの通話ができるアプリは今まで通り使えます。

この空白期間は2~3日発生する場合があります。

ネットも電話も2~3日使えないなんて困る……。
MNPの空白期間を短くしたかったら、「即日MNP」が可能な格安SIMを選ぶと良いよ。

即日MNPとは期間内であれば好きなタイミングでMNPの切り替えが可能なサービスのことで、空白期間も10分~30分程度とかなり短縮されています。

転入先での開通を申し込む際には、各会社のMNP受付時間に注意しましょう。即日MNPが可能な格安SIMであっても、申し込んだ時間帯によっては開通の完了が翌日になる場合があるため、申し込む前に調べておくのを推奨します。

デメリット8 通話料金が比較的高い

月額料金が安いことが大きな魅力の格安SIMですが、通話料金に限っては比較的高い傾向にあります

例えば大手キャリアの場合、同じ携帯会社の通話が無料だったり、かけ放題のプランが豊富にあったりするので、料金を気にせずに通話ができますよね。

一方で、格安SIMは基本的に22円/30秒の通話料金が発生するため、大手キャリアと比較すると割高に感じます

しかし、LINEなどの通話ができるアプリを利用すれは無料で通話ができるため、格安SIMの通話料金の高さが実際にデメリットとなることは少ないでしょう。

また、格安SIMの中にはその会社専用の通話アプリを運用しているものがあり、専用アプリを介して通話することで、通話料金が半額になったり無料になったりします。

専用アプリをインストールする、通話のたびに専用アプリを起動する、というひと手間が必要ですが、通話料金の節約になりますので、日頃から通話をよくする方はチェックしておきましょう

たくさんの通話サービスを提供している格安SIMだけど、大手キャリアにあるような「完全かけ放題」のプランを提供している格安SIMは少ない傾向にあるよ。

デメリット 9 支払方法が限定されている場合が多い

ほとんどの格安SIMは支払方法がクレジットカード決済に限定されています

クレジットカードを所有していない方や、口座振替やデビットカードを使用したい方にとってはデメリットになるでしょう。

どうして格安SIMはクレジットカードしか利用できないんだろう?
格安SIMが支払方法をクレジットカード決済に限定している理由は大きく三つあるよ。
【格安SIMがクレジットカード決済に限定している理由】
  • 銀行口座から直接引き落とさないので未払いのリスクが減らせる
  • 滞納された場合でも料金回収のコストが節約できる(カード会社が代行するため)
  • クレジットカードの審査に通っている人は社会的に信用できる

格安SIMは手頃な価格でサービスを提供しているため利益が少なく、利用者による利用料金の滞納は大きな損失になります。

滞納のリスクや料金回収のコストを回避するために、多くの格安SIMは支払方法をクレジットカード決済に限定しているのです。

ただし、UQ mobileなど一部の格安SIMは口座振替やデビットカードにも対応しています。口座振替やデビットカードに対応している格安SIMは後ほど詳しく紹介します。

3.格安SIMのメリットとは?

大手キャリアと比較すると格安SIMはデメリットがたくさんあるんだね。
それでも格安SIMには人気があるよね。一体どんなメリットがあるんだろう?

ここまで格安SIMのデメリットについて解説してきましたが、格安SIMに人気がある理由が気になるという方も多いでしょう。

大手キャリアと比べると格安SIMにデメリットがあるのは事実ですが、一方で大手キャリアにはないメリットも存在しています。

ここからは格安SIMのメリットについて詳しく説明していくよ。
格安SIMのメリット
  1. 大手キャリアと比較して月額料金が安い
  2. 料金プランがシンプルで分かりやすい
  3. データ容量が少ないプランも用意されている
  4. データシェアが利用できる会社もある
  5. 機種変更をせずに乗り換えることができる

メリット1 大手キャリアと比較して月額料金が安い

格安SIMの最大のメリットは月額料金が安いことです

大手キャリアでスマホを使う場合、月額料金は5,500~7,500円前後が一般的な価格帯だといわれています。

また、月額料金とは別にスマホの端末代を分割で支払っている方は1万円を超える場合もあるでしょう。

一方で多くの場合格安SIMは3,000~4,000円前後の月額料金でスマホの使用が可能です。

仮に大手キャリアで月額7,500円支払っていた人が月額3,000円の格安SIMに乗り換えたとすると、年間54,000円もの節約になります。

大手キャリアとMVNOの料金比較図
家族で使う場合も考慮すると、この月額料金の差は大きいね。

また格安SIMの場合、さまざまなサービスがオプション扱いになっているため、不要と感じるサービスを追加しなければ、さらに月額料金を抑えることができますよ。

メリット2 料金プランがシンプルで分かりやすい

格安SIMはプランがシンプルなのも魅力の一つです。

大手キャリアでは契約時にオプションの追加やセット割をすすめられることが多く、「お得そうだから」という理由で、内容をきちんと理解する前に加入してしまうケースもあるのではないでしょうか。

大手キャリアの場合は、毎月スマホの利用料金を支払っているのに、その内訳を正しく把握できていない方も少なくないでしょう。

一方格安SIMの場合は、月間に使える通信データの容量で月額料金が設定されており、プラン設計がシンプルです。

通話プランや追加のオプションも分かりやすい内容が多いから、月額料金を把握しやすいよ。

メリット3 データ容量が少ないプランも用意されている

格安SIMはデータ容量が少ないプランが充実しています

大手キャリアは5Gの普及に向けて、20~50GBの大容量プランや、容量が無制限のプランなどを中心に打ち出しています。

データ容量を使い切ってしまうと翌月まで通信速度が制限されるため、速度制限を避けようと大容量のプランを契約してしまう方も多いのではないでしょうか。

また、データ容量が多いほど1GBあたりの単価が安くなるためお得に感じるかもしれませんね。

しかし、ご自身の使い方に合っていないと、せっかくの大容量プランでも有効に活用できず割高な料金を払い続けることになってしまう場合もあります。

普段からあまりデータ容量を使わない方は、データ容量が少ないプランが豊富に用意されている格安SIMに乗り換えると月額料金の節約になるでしょう

ちなみに大手キャリアにも「従量制」と呼ばれる、使った分だけ支払うプランがありますが、格安SIMの少量プランと比較すると同じデータ容量でも3,000~4,000円 程度割高になります。

メリット4 データシェアが利用できる会社もある

格安SIMのなかには「データシェア」が利用できる会社があります

データシェアとは
あらかじめ決められたデータ容量を複数の端末で共有するサービスのことです。

別々に契約するよりも月額料金が安くなるため、スマホやタブレットを複数持っている方や、家族で格安SIMを使用したい方におすすめのサービスです。

データシェア
データシェアをうまく活用すれば家族割が少ない格安SIMでもお得に利用できるよ。

メリット5 機種変更をせずに乗り換えることができる

格安SIMであれば機種変更をせずに乗り換えることも可能です。

格安SIMは月額料金が安いため、大手キャリアから乗り換えれば大きな節約になります。

でも、新しい端末を買うことになったら結局お金がかかるよね?
今のスマホをそのまま使いたいんだけど……

と気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

お手元にある端末が対応している格安SIMサービスを選べば、端末を買い替えることなく乗り換えすることが可能です。

使っているスマホがSIMフリースマホではない場合は、SIMロックの解除が必要になりますが、Web上で簡単に申し込むことができます。

SIMロックについての詳しい説明は「デメリット5」でしているよ。

4.後悔せずに格安SIMを選ぶポイントとは?

格安SIMにデメリットがあることは事実ですが、それと同時に「月額料金の安さ」を始めとしたさまざまなメリットもあります。

格安SIMは通信料金を節約したい方にとっては魅力的なサービスですよね。

でも、格安SIMってたくさん種類があってどうやって選んだらいいんだろう?
会社選びで失敗するのも怖いし、やっぱり大手キャリアのままでもいいかな……。

と尻込みしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、ここからは格安SIMを選ぶ際に重要となる六つのポイントを解説していきます。

格安SIM選びで後悔しないよう、乗り換えを検討している人は読んでみてね。
格安SIMを選ぶ際のポイント
  1. SIMカードの種類で選ぶ
  2. 自分に合ったデータ容量のプランを選ぶ
  3. 使える回線の種類で選ぶ
  4. 通信速度で選ぶ
  5. 実店舗の有無で選ぶ
  6. 支払方法から選ぶ

ポイント1 SIMカードの種類で選ぶ

格安SIMのプラン選びで最初に注目するべきなのはSIMカードの種類です。

SIMカードは主に3種類に分類されますが、それぞれの名称と対応しているサービスは以下のとおりです。

【SIMカードの種類】

種類電話番号(※)での通話SMSモバイルデータ通信
音声通話SIM
データSIM××
SMS対応データSIM×
※「070」「080」「090」で始まる電話番号

インターネットだけ利用できれば良いという方はデータSIMを、電話番号が必要な方は音声通話SIMを選びましょう

電話番号が不要で通話はLINEなどのアプリで十分だという方にはSMS対応データSIMがおすすめです。

SMSとは
SMSとはShort Message Service(ショートメッセージサービス)の略で、携帯電話番号を介して行うメッセージをやり取りすることができるサービスです。

SMS対応データSIMでは音声通話をすることはできませんが、電話番号が発行されるためSMSを利用することができます。

本人認証に電話番号が必要なサービスにも対応できるから安心だね。
SMS対応データSIMはアプリ経由の通話は可能ですが、電話番号による発信ができません。
「110」や「119」といった緊急通報もできないため、注意しましょう。

ポイント2 自分に合ったデータ容量のプランを選ぶ

SIMカードの種類を決めたら、次はデータ容量を選びましょう。

重要なのは自分に合ったデータ容量のプランを選ぶことです。

例えば、ご自身が使い切れないほどの大容量のプランを契約したり、容量が足りなくて毎月データチャージを繰り返したりすると、余計な出費がかさんでしまいます

格安SIMは月額料金が安いのが魅力なのに、容量選びに失敗しちゃったら意味ないよね……。
自分が毎月消費しているデータ容量を参考に、格安SIMのデータ容量を選ぶようにすれば、容量選びの失敗を避けることができるよ。

ちなみに、毎月の使用量にばらつきがある場合は使った分だけ支払うことができる「従量制プラン」がおすすめです。

従量制プランは、データ容量が決まっている「定額制プラン」と比較すると、月額料金が多少高めに設定されていることが多いのですが、「データ使用量を調べるのが面倒」「毎月の使用量にばらつきがある」といった方にはお手頃なサービスです。

ポイント3 使える回線の種類で選ぶ

機種変更をせずに格安SIMを利用したい場合は使える回線の種類にも注目しましょう。

基本的には大手キャリアで購入した端末を格安SIMサービスで利用する場合はSIMロック解除が必要となります。

SIMロックとは
自社が提供する回線にしか接続できないよう端末に制限がかけられている状態のことです。大手キャリアで販売されている端末の多くにSIMロックが設定されています。

ただし、乗り換え先の格安SIMが今までと同じ回線を使用する会社の場合はSIMロックを解除しなくても利用できます

そのため、現在auを使っている人であればau回線を提供している格安SIMを、docomoを使っている人であればdocomo回線を提供している格安SIMを選べば手元の端末をそのまま使用できるということです。

手元の端末をそのまま使いたい人は、提供されている回線に注目して格安SIMサービスを選ぶのもおすすめだよ。

ポイント4 通信速度で選ぶ

格安SIMを選ぶ上では通信速度も重要なポイントです。

特に動画やオンラインゲーム、ビデオ通話などは十分な通信速度がないと快適に楽しむことができないため、利用する機会が多い方は気になりますよね。

格安SIMは公式サイトなどに自社サービスの通信速度を掲載しています。

乗り換え前にどれくらいの通信速度が確かめるようにしておきましょう。

公式サイトに掲載している数値は最大通信速度です。実際の通信速度は利用状況や時間帯などによって変動する可能性があります。
通信速度の安定さと速さを求めるならUQ mobileやY!mobileなどのサブブランドを選ぶと良いよ。

ポイント5 実店舗の有無で選ぶ

格安SIMへ乗り換える際、対面によるサポートを受けたい場合は実店舗の有無で選ぶのがおすすめです。

オンラインで契約するのはやっぱり不安だな……。
実店舗で契約するとどんなサポートが受けられるんだろう?
実店舗で受けられるサポートの内容はサービスによって異なるよ。

実店舗を展開している代表的な格安SIM事業者について、サポート内容を比較したのが以下の表です。

【サービス別実店舗で受けられるサポート一覧】

サービスサポート内容
UQ mobile新規契約、乗り換え(MNP)、契約情報の更新、機種変更、修理受付
Y!mobile新規契約、乗り換え(MNP)、機種変更、契約情報の更新、修理受付、解約、支払、郵送下取りサービス
(一部店舗:店頭下取りサービス、スマホ設定サポート)
mineo<新規契約、乗り換え(MNP)、SIM/端末受け取り、プラン変更、機種変更、SIMカードの交換/再発行、初期設定サポート、その他有料サポート
イオンモバイル新規契約、乗り換え(MNP)、プラン変更、契約情報の更新、解約、修理受付、スマホ無料貸出、フィルム貼り
※ただしWebで契約を申し込むと店舗でのサポートは受けられない
家電量販店やショッピングセンターなどにある「取扱店舗」や、大手キャリアを窓口としている店舗は実店舗とは異なるため除外しています。

実店舗では気になることを質問をしながら契約を進められるため安心感がありますよね。

ただし、Web限定の割引キャンペーンなどは受けられなくなってしまう点には注意が必要です。

4-6.支払方法から選ぶ

格安SIMサービスを選ぶ際は対応している支払方法にも注目しましょう。

格安SIMの多くは支払方法がクレジットカードに限定されています。

クレジットカードを使いたくない場合はどうすればいいんだろう?
格安SIMのなかには口座振替やデビットカードに対応しているサービスもあるよ。

口座振替やデビットカード支払に対応している代表的な格安SIM事業者は以下のとおりです。

サービス口座振替デビットカード
UQ mobile
Y!mobile×
mineo×(※)
BIGLOBEモバイル×
※ eo光ネットを契約中&支払いを口座振替に選択している場合のみ、同じ口座での振替が可能

ただしサービスによっては対応している口座やデビットカードの種類が限定されているため、事前に公式ホームページで確認をしておきましょう。

5.おすすめの格安SIMサービス8選

格安SIMを実際に契約してみたいと思っても、具体的にどのサービスを選べばいいのかは難しいところですよね。

総務省の「電気通信事業分野における市場検証(令和2年度)」という資料によると、2021年3月時点で格安SIM事業者は1,516も存在しています。

契約数が3万以上の企業に絞っても65社もあるんだよ。

これだけ数が多いと、先ほどご紹介した選び方のポイントを踏まえて自分で契約するサービスを選ぶのは難しいですよね。

そこでこの章ではおすすめの格安SIMを八つに厳選して紹介していきます。

各サービスの料金や、どんな人におすすめなのかという情報を一目で分かるようにまとめているため、ぜひ参考になさってくださいね。

おすすめ1 楽天モバイル

rakutenmobile
メリット
データ利用量が1GB以下の月は月額料金が無料
データ容量が無制限に使える
口座振替、デビットカードに対応しており、楽天ポイントによる支払いも可能
デメリット
SIMロックの解除が必須
こんな人におすすめ!
データ容量を無制限に使いたい人
楽天回線対応エリア内に住んでいる人
楽天市場でよく買い物をする人
楽天モバイルのプラン別利用料金

プラン① Rakuten UN-LIMIT VI
月額1,100〜4,378円
契約手数料
0円
月額基本料金
データ利用量による
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額1,100円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
110円
通信容量
無制限
最低利用期間
縛りなし
速度制限の条件
パートナー回線エリアの高速データ容量5GBを全て消費するとパートナー回線エリアでの通信を最大1Mbpsに制限(楽天回線エリアではなし)

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【楽天モバイル】
詳細はこちら

楽天モバイルは、乗り換え先ナンバーワン*1を獲得している人気の高いサービスです。

プランはたった一つだけというシンプルさが大変分かりやすく、かつライトユーザーからヘビーユーザーまで対応しているのが特徴的です。

楽天モバイルでは使用したデータ容量で毎月の料金が決まります。

1GB未満は0円で利用可能、20GB超過後は3,278円で使い放題と、データ容量の使用が少ないユーザーでも多いユーザーでもお得に利用することができますね。

通話オプションは1,100円とやや高めに感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しか楽天モバイル専用の通話アプリ「Rakuten Link」を利用すれば無料、無制限で国内通話ができるため、オプションを付けずとも一般的な通話に困ることはないでしょう。

一部Rakuten Linkでは通話ができない番号もあるため、詳しくは楽天モバイルのページを確認しましょう。

契約期間は設けられておらずいつ解約しても違約金は発生しないので、「格安SIMを試してみようかな」という軽い気持ちで始められます。

支払い方法が豊富でクレジットカード以外にも口座振替にも対応している他、楽天ポイントでの支払いもできるので楽天ユーザーの方には特におすすめです。

*1 総務省「利用者意識調査結果(すでに乗換えた利用者の動き)」(2021年6月23日実施)

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【楽天モバイル】
詳細はこちら

おすすめ2 UQ mobile

UQmobile
メリット
auからの乗り換えはSIMロック解除不要
auのサブブランドで通信速度が安定している
口座振替、デビットカードの利用が可能
デメリット
データチャージ料金が高め
こんな人におすすめ!
auのスマホを使っている人
通信速度を重視している人
対面サポートを受けたい人
UQ mobileのプラン別利用料金

プラン① くりこしプランS+5G
月額1,628円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
1,628円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
3GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度300kbpsに制限

プラン② くりこしプランM+5G
月額2,728円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
2,728円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
5GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度1Mbpsに制限

プラン③ くりこしプランL+5G
月額3,828円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
3,828円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
25GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度1Mbpsに制限

UQ mobileはauのサブブランドであるため、他のMVNO回線と比べて通信速度が速いと高い評判を得ています。

大手キャリアに劣らない通信品質を求める方にはおすすめしたいサービスです。

auのサブブランドということで、auを利用していた人はSIMロックの解除が不要なため、簡単に乗り換えることができます。

またUQ mobile専売ショップの他にauショップでも申し込みを受け付けているため、対面で申し込みをできる店舗数が他のMVNOに比べ多くなっています。

UQ mobileのプランは3GB、15GB、25GBの三つが用意されており、ご自身の使用するデータ容量に合わせて選べます。

60歳以上を対象として24時間かけ放題のオプションを1,100円でプラスできるため、通話をメインに利用したいシニア世代にもおすすめできるサービスです。

大容量のデータプラン、使い放題のプランは設けられていませんが基本料金は安価なため、UQ mobile比較的ライトユーザー向けといえるでしょう。

おすすめ3 Y!mobile

Y!mobile
メリット
SoftBankからの乗り換えはSIMロック解除不要
家族割の割引率が高い
デメリット
利用料金がやや高め
こんな人におすすめ!
SoftBankのスマホを使っている人
通信速度を重視している人
家族で使いたい人
Y!mobileのプラン別利用料金

プラン① シンプルS
月額2,178円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
2,178円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
3GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度300kbpsに制限

プラン② シンプルM
月額3,278円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
3,278円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
15GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度1Mbpsに制限

プラン③ シンプルL
月額4,158円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
4,158円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額770円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替手数料
0円
通信容量
25GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度1Mbpsに制限

SoftBankのサブブランドであるY!mobileは、SoftBankの持つ回線をそのまま使えるため、回線が混雑しやすい時間帯でも安定した通信速度が保たれていると評判です。

全国約4,000店舗のY!mobileショップの他に、ソフトバンクショップでも申し込みを受け付けているため、対面でのサポートが受けたい方でも安心ですね。

また全国にあるソフトバンクWi-Fiスポットが無料で使えるのもうれしいポイントです。

Y!mobileにはキャリアメールがあるため、別途フリーメールアドレスを取得する必要がありません。

「ネットバンキングなどの重要な登録にフリーメールは使用したくない……」

と心配されている方には、キャリアメールが使えるY!mobileであれば安全性が保たれるのでおすすめです。

格安SIMでは珍しく「家族割引」を行っているサービスの一つなので、家族全員まとめて格安SIMに乗り換えたという場合にもおすすめできます。

2回線目以降は1,188円割引きと、大変お得に利用できますよ。

おすすめ4 mineo

mineo
メリット
データシェアが可能
「パケット放題Plus」で速度制限中も1.5Mbpsで利用できる
デメリット
無制限や大容量のプランがない
こんな人におすすめ!
格安SIMを試してみたい人
mineoのプラン別利用料金

プラン① 音声通話+データ通信(デュアルタイプ)1GB
月額1,298円〜
契約手数料
3,740円
月額基本料金
1,298円
音声通話料金
22円/秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
440円
口座振替
利用不可
通信容量
1GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン② 音声通話+データ通信(デュアルタイプ)5GB
月額1,518円〜
契約手数料
3,740円
月額基本料金
1,518円
音声通話料金
22円/秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
440円
口座振替
利用不可
通信容量
5GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン③ 音声通話+データ通信(デュアルタイプ)10GB
月額1,958円〜
契約手数料
3,740円
月額基本料金
1,958円
音声通話料金
22円/秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
440円
口座振替
利用不可
通信容量
10GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン④ 音声通話+データ通信(デュアルタイプ)20GB
月額2,178円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
2,178円
音声通話料金
22円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
440円
口座振替
利用不可
通信容量
1GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

mineoはdocomo、au、SoftBankの大手3社の回線を借りているため、現在大手3キャリアを利用している方はSIMロック解除なしでそのまま利用が可能です。

mineoには無制限、大容量のプランはありませんが、速度制限が強い代わりに速度制限中も1.5Mbpsで使える「パケット放題 Plus」というオプションがあります。

月額料金は385円かかりますが、10GB・20GBのコースを契約した場合はこの料金が無料になります。

1.5Mbpsはメッセージやメールのやり取り、SNSの利用、QRコード決済の利用、Webサイトの閲覧、地図アプリの利用、動画視聴がほぼ問題なく行える速度だとされています。

またmineoには全国のユーザーがパケットをシェアし合う「フリータンク」があり、誰かの余ったパケットを月1GBまで分けてもらうことができます

月末に少しデータ容量が足りなくなってしまった、というときなどにとても便利ですよね。

200MBの小容量SIMでmineoを試せる「mineoプチ体験」が設けられているので、気軽に試してみても良いですね。

おすすめ5 IIJmio

IIJmio
メリット
データシェアが可能
プランやSIMカードの種類が豊富
デメリット
決済はクレジットカードのみ
こんな人におすすめ!
データシェアを使いたい人
IIJmioのプラン別利用料金

プラン① 音声通話SIM 2GB
月額858円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
858円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額700円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4〜446.6円
口座振替
利用不可
通信容量
2GB
最低利用期間
利用開始日の翌月末日まで
速度制限の条件
3日当たりの通信量が366MBを超えると制限(速度非公開)

プラン② 音声通話SIM 8GB
月額1,518円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
1,518円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額700円(10分)
SIMカード発行手数料
443.4〜446.6円
口座振替
利用不可
通信容量
8GB
最低利用期間
利用開始日の翌月末日まで
速度制限の条件
3日当たりの通信量が366MBを超えると制限(速度非公開)

プラン③ 音声通話SIM 20GB
月額2,068円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
2,068円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額700円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4〜446.6円
口座振替
利用不可
通信容量
20GB
最低利用期間
利用開始日の翌月末日まで
速度制限の条件
3日当たりの通信量が366MBを超えると制限(速度非公開)

IIJmioはプランの種類が豊富で2、4、8、15、20GBの五つから選ぶことができます。

これならご自身にぴったりの無駄のないプランが見つかりますよね。

docomo、auの両回線の利用が可能なため、docomo、auユーザーはSIMロック解除が不要です。

またIIJmioでは無料のデータ容量のシェア機能を使えます

データ容量を使い過ぎてしまったという月もこのシェア機能があれば安心ですよ。

ただし、決済はクレジットカードのみ、また専用のショップがないため対面によるサポートは受けられないことには注意しましょう。

おすすめ6 OCN モバイル ONE

ocnmobileone
メリット
低容量のプランが安価
「MUSICカウントフリー」で音楽サービス使用時の通信量が節約できる
デメリット
無制限や大容量のプランがない
5G非対応
こんな人におすすめ!
あまり通信容量を消費しない人
安価で利用したい人
OCN モバイル ONEのプラン別利用料金

プラン① 500MB/月コース
月額550円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
550円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替
利用不可
通信容量
500MB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン② 3GB/月コース
月額990円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
990円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替
利用不可
通信容量
3GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン③ 10GB/月コース
月額1,760円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
550円
音声通話料金
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替
利用不可
通信容量
10GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

OCN モバイル ONEはデータプランが豊富で500MB、1、3、6、10GBの五つに分けられています。

500MBなら月額500円、1GBなら月額700円と、低容量のプランが安価になっています。

通話に関しても安価であり、通話オプションや専用の通話アプリなどを使用しなくても通話料金が常に11円/30秒と他社と比較すると非常に低価格の部類です。

OCN モバイル ONEの大きな特徴としては「MUSICカウントフリー」という機能があり、対象の音楽サービス使用時の通信量がデータ容量にカウントされなくなります(要申請)。

ただしOCN モバイル ONEは現在5Gに対応していないため、この点は注意が必要です。

無制限や大容量のプランがなく上限も10GBまでなので、OCN モバイル ONEはどちらかというとあまりデータ通信を利用しないライトユーザー向けといえるでしょう。

おすすめ7 BIGLOBEモバイル

BIGLOBEmobile
メリット
docomo、auからの乗り換えはSIMロック解除不要
YouTube、U-NEXT、Abemaなど特定サービス利用時のデータ利用量がカウントされなくなるオプションあり
デメリット
口座振替が可能なのはデータSIMのみ
データ容量を超えた場合の速度低下が激しい
こんな人におすすめ!
docomoもしくはauのスマホを利用している人
YouTubeやU-NEXTなどをよく利用する人
BIGLOBEモバイルのプラン別利用料金

プラン① 音声通話SIM プランS
月額550円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
1,078円
音声通話
22円/30秒
かけ放題
月額913円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替手数料
220円
通信容量
1GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン② 音声通話SIM プランM
月額1,320円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
1,870円
音声通話
22円/30秒
かけ放題
月額913円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替手数料
220円
通信容量
6GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン③ 音声通話SIM 12ギガ
月額3,190円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
3,740円
音声通話
22円/30秒
かけ放題
月額913円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替手数料
220円
通信容量
12GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

プラン④ 音声通話SIM 30ギガ
月額7,645円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
8,195円
音声通話
22円/30秒
かけ放題
月額913円(10分)
SIMカード発行手数料
433.4円
口座振替手数料
220円
通信容量
30GB
最低利用期間
12カ月
速度制限の条件
データ容量を超えると最大速度200kbpsに制限

BIGLOBEモバイルは2020年のオリコン顧客満足度®調査「格安SIM」で総合1位に選ばれているサービスです。

またBIGLOBEモバイルはMM総研「MVNOネットワーク品質調査」(2021年9月時点)の全項目で「ストレスなく利用できるレベル(基準値)」をクリアしているため、

「格安SIMに換えると通信の速度や安定感が心配……」

と感じている方でも安心して利用できます。

BIGLOBEモバイルには、加入するとYouTubeなどの対象21サービスの通信量がデータ容量にカウントされなくなる「エンタメフリー・オプション」も用意されています。

YouTubeやU-NEXT、Abemaなどが対象となっているので当該サービスをよく使うという方は必見です。

容量無制限のプランはありませんが、このようなオプションを付けることでデータ使用量を気にせずに利用できますよね。

エンタメフリー・オプション使用時は、動画を高画質で見ることができません。

また現段階では5Gには対応していないことにも注意しましょう。

おすすめ8 イオンモバイル

ieonmobile
メリット
選べるデータ容量が豊富
毎月データ容量上限の変更が可能
デメリット
5G非対応
支払いはクレジットカードのみ
こんな人におすすめ!
家族で格安SIMを使いたい人
月ごとにデータ使用量が異なるある人
イオンモバイルのプラン別利用料金

プラン① さいてきプラン 0.5GB
月額803円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
803円
音声通話
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替
利用不可
通信容量
0.5GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
低速通信(通信速度最大200Kbps)の状態で、直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計366MBを超えると、通信速度を終日制限

プラン② さいてきプラン 10GB
月額1,848円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
1,848円
音声通話
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替
利用不可
通信容量
10GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
低速通信(通信速度最大200Kbps)の状態で、直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計366MBを超えると、通信速度を終日制限

プラン③ さいてきプランMORIMORI
月額6,358円〜
契約手数料
3,300円
月額基本料金
6,358円
音声通話
11円/30秒
かけ放題
月額935円(10分)
SIMカード発行手数料
0円
口座振替
利用不可
通信容量
50GB
最低利用期間
なし
速度制限の条件
低速通信(通信速度最大200Kbps)の状態で、直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計366MBを超えると、通信速度を終日制限

イオンモバイルはプランが豊富に用意されているのが特徴で、単身であってもファミリーであってもぴったりなプランを見つけられるでしょう。

単身向けの音声プランでは0.5GB~50GBまで幅広いデータ容量が用意されており、1~10GBまでは1GB刻みで選ぶことができます。

また毎月上限の変更ができるため、無駄なく使えて通信費の節約ができますよね

イオンモバイルは家族割を設けていませんが、ファミリー向けのシェアプランでは一人追加するごとに220円の追加で済むため大変安価で利用できます。

また60歳以上向けのプランも安価で提供されているため、イオンモバイルはシニア世代にもおすすめといえます。

イオンモバイルではdocomo、au回線の利用が可能なため、docomo、auユーザーはSIMロック解除が不要なのもうれしいポイントです。

但し、イオンモバイルは現在5Gに対応していないという点と、支払方法はクレジットカード決済のみという点には注意しましょう。

6.まとめ

通信サービスを安価で提供するため格安SIMはさまざまなコストを削減しています。

そのため大手キャリアと比べると通信速度が不安定であったり、受けられるサポートが少なかったりと、デメリットが存在しているのは事実です。

しかし、事前に格安SIMのデメリットを理解しておけば対策を取ることもできます。

わざわざ対策を取らないといけないの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、格安SIMには「通信料金の手頃さ」を始めさまざまなメリットがあります。

また、格安SIMを提供しているMVNOによってはデメリットを補うようなプランやオプションが用意されているところもあります。

デメリットとメリットを比較した上で、格安SIMに乗り換えるか検討してみてね。
おすすめの格安SIM4選
  1. 楽天モバイル:データ容量無制限!通信量が1GB以下の月は無料
  2. UQ mobile:安定した通信速度が魅力!auからなら乗り換えも簡単
  3. Y!mobile:家族割がお得!通信速度も安定していて使いやすい
  4. mineo:データシェアが使えて便利!速度制限中も1.5Mbpsで利用可
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