スマホの料金を安くできることから人気の格安SIM。「データ無制限」の格安SIMを探している人も多いのでは?
テザリングを使って外出先でPCを使う人や、動画を見たり、SNSをよく使う人はデータ無制限プランがおすすめです。
しかし、大手キャリアの無制限プランは月7,000円前後が一般的。格安SIMの無制限プランなら月3,000円程度に料金を抑えることができますよ。
また、無制限プランの代わりに20GB以上の大容量の格安SIMの利用もおすすめです。この記事ではデータ無制限の格安SIMの他に大容量プランを提供する格安SIMを比較していきます。
この記事のまとめ
- 格安SIMの無制限プランなら3,000円程度で契約できる
- 通信品質は大手キャリアに劣るが日常生活での使用なら問題ない
- 悩んだら料金・通信ともにバランスが取れた楽天モバイルがおすすめ
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格安SIM無制限プランとは?
格安SIM無制限プランとは、その名前の通り「格安SIMから提供されているデータ容量無制限のプラン」です。
格安SIMが提供している無制限プランには下記のような種類があります。
データ無制限の種類 | 代表的な格安SIM | 月額料金(税込) |
データ無制限 速度制限なし※ | 楽天モバイル | 3,278円 |
データ無制限 最大通信速度が決まっている | mineo | 最大3Mbpsで無制限:2,200円 最大1.5Mbpsで無制限:990円 最大300kbpsで無制限:600円 |
データ容量が決められているが 大容量プラン | ahamo | 100GB:4,950円 |
3大キャリアや格安SIMの多くのプランでは「毎月20GBまで」のように利用できるデータ容量が決められています。
また格安SIMが提供しているプランなので、データ使い放題のプランでも3,000円程度で契約できる点も魅力的です。
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※:データ通信によるトラフィックがネットワーク帯域の上限を超える場合またはご利用の製品やアプリの設定などにより、通信速度やデータ通信量が制限される場合があります。
格安SIM無制限プランのメリットとデメリット
「格安SIMの無制限プランはどんなメリットがあるの?」「格安って聞くとちょっと不安だけどデメリットはないの?」このような不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこでここでは、格安SIMの無制限プランのメリットとデメリットをそれぞれ3つ紹介します。
- 格安SIM無制限プランのメリット
- 格安SIM無制限プランのデメリット
格安SIM無制限プランのメリット
格安SIMプランのメリットは大きく3つあります。以下で紹介するメリットを参照し、格安SIMに変えるべきか判断してみてください。
- 通信制限を気にせず通信し放題になる
- 3大キャリアよりも格安で利用できる
- テザリング機能も使い放題
通信制限を気にせずに通信し放題になる
格安SIMの無制限プランを利用すると、通信制限を気にせずに通信し放題になります。
「1ヶ月20GBまで」とデータ容量が決められているプランとは異なり、無制限プランはデータ容量が決められていないからです。
過去に1度でも通信制限になった経験がある方は、格安SIMの無制限プランを検討してみてください。
3大キャリアよりも格安で利用できる
無制限プランに限らず、格安SIMは数百円から4,000円程度で利用できます。
3大キャリアの無制限プランは7,300円ほどですが、格安SIMの無制限プランは高くても3,300円程度なので、格安SIMの無制限プランの方が4,000円近くお得です。
これまで大手キャリアでなんとなく契約し続けていた方は、料金が安くなる格安SIMへ切り替えを考えてみてください。
テザリング機能も使い放題
格安SIMの中には、無料でテザリング機能を使えるものもあります。
テザリング機能とは、スマートフォンの通信回線をパソコンやタブレットと共有することで、インターネットが利用できるようになる機能です。
記事内の格安SIMは全て無料でテザリング機能を利用できますが、中にはテザリング機能が有料だったり、そもそも提供していなかったりする格安SIMもあるので注意してください。
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格安SIM無制限プランのデメリット
格安SIMプランのデメリットは大きく3つあります。以下で紹介するデメリットを参照し、格安SIMに変えるべきか判断してみてください。
- 短期間で使いすぎると速度制限になる場合がある
- 3大キャリアと比較して通信速度が遅く感じる可能性がある
- キャリアメールが使えない可能性がある
短期間で使いすぎると速度制限になる場合がある
格安SIMの無制限プランの中には、短期間で通信しすぎると通信制限がかかるものもあります。料金だけで契約すると思いがけず損する可能性もあるので注意しましょう。
例えばmineoの無制限プラン「マイそく」は、3日間で10GB以上の通信をした場合、翌日通信制限が適用されます。
しかし、3日間で10GBの通信をするためには「ウェブページ約30,000ページ」「動画再生(標準画質)約20時間」「音楽ストリーミング約115時間」と、かなりヘビーな使い方をする必要があります。
1日あたり7時間の動画再生を3日間続けるケースは多くないので、常に動画や音楽をかけるような使い方をしている方だけ注意してください。
3大キャリアと比較して通信速度が遅く感じる可能性がある
格安SIMは、3大キャリアの通信回線を借りて通信環境を提供しているため、3大キャリアと比較して通信速度が遅くなってしまう傾向にあります。
通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度」によると、ドコモの平均ダウンロード速度が約124Mbpsであることに対し、mineoの無制限プラン(マイそく)は1.5Mbpsでした。
しかし、日常生活に支障が出るような通信速度ではありません。公式サイトが実施したアンケートによると、「SNSや動画視聴は問題なく利用できた」と回答していました。
そのため、格安SIMの無制限プランは通信速度が遅く感じる可能性はあるかもしれませんが、それでも多くの方は支障なく利用できるでしょう。
キャリアメールが使えない可能性がある
格安SIMの中には、キャリアメールが使えないものがあります。キャリアメールとは、au・ドコモ・ソフトバンクなどの携帯キャリアが提供しているメールサービスのことです。
しかし、最近はicloudメールやgmailなどのメールアドレスも使えます。キャリアメールを使えなくても、移行さえすれば問題なく使い続けられるでしょう。
格安SIM無制限プランを契約する前にicloudメールやgmailを開設し、デメリットを解消してください。
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無制限プランがある格安SIM2選
このように思っている方のために、ここでは無制限プランがあるおすすめの格安SIMを2つ紹介します。
- 楽天モバイル
- mineo
楽天モバイル
- 料金は使った分だけの請求でお得
- 家族利用で割引になる「最強家族プログラム」
- 通信速度も大手キャリアに匹敵
楽天モバイルは「Rakuten最強プラン」の1つのプランのみを提供している格安SIMです。
料金体型は「使った分だけ」なのでとてもシンプル。自分のデータ通信量に変化があっても、いちいちプラン変更をする必要がないので、余計な費用を払う必要はありません。
詳しい料金体系は以下の通りです。
データ容量 | 料金(かっこ内は割引適用時) |
---|---|
〜3GB | 1,078円(968円) |
3GB〜20GB | 2,178円(2,068円) |
20GB〜無制限 | 3,278円(3,168円) |
また、楽天モバイルでは「最強家族プログラム」と呼ばれる家族割を用意しています。家族と一緒に楽天モバイルを使うことで、全員110円割引されるので合わせて利用してみてください。
楽天モバイルのメリット・デメリット
家族利用で割引になる「最強家族プログラム」
通信速度も大手キャリアに匹敵
楽天モバイルのサービスに対応していない端末もある
楽天モバイルの基本情報
キャリア名 | 楽天モバイル |
---|---|
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
基本料金(税込) | 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 無制限:3,278円 |
eSIM | 対応 |
出典: 楽天モバイル 公式サイト
mineo
- 無制限プランが990円〜2,200円と格安
- 3大キャリアの回線に対応しているのでスマホを変える必要がない
- サービスエリアが3大キャリアと同じ
mineoは自分にあったデータ容量を選んで利用する「マイピタ」と通信速度から選んでデータ容量無制限で利用する「マイそく」の2種類のプランを主に提供している格安SIMです。
マイそくは最大32kbps・300kbps・1.5Mbps・3Mbpsから通信速度を選んで、データ容量無制限でスマホを利用するプランです。
詳しい料金体系は、以下を確認してみてください。
プラン名 | 料金 |
---|---|
スーパーライト(32kbps) | 250円 |
ライト(300kbps) | 660円 |
スタンダード(1.5Mpbs) | 990円 |
プレミアム(3Mbps) | 2,200円 |
またmineoは3大キャリア全ての回線に対応しています。そのため端末を変える必要がなく、スマホを買い替えるお金はかかりません。
mineoのメリット・デメリット
3大キャリアの回線に対応しているのでスマホを変える必要がない
サービスエリアが3大キャリアと同じ
通話料金は別途発生する
mineoの基本情報
キャリア名 | mineo |
---|---|
運営会社 | 株式会社オプテージ |
基本料金 | 250円〜2,200円(マイそく) |
eSIM | 対応 |
出典: mineo 公式サイト
実質無制限に使える格安SIM3選
ここでは無制限プランはないものの、大容量のデータ通信を快適に利用できる格安SIMを紹介します。
UQモバイル
- 通信制限になっても1Mbpsの中速通信を利用
- 余ったデータ容量は翌月に繰り越せる
- シンプルなプラン設計
UQモバイルはauのサブブランドとして展開されている格安SIMです。
提供されているプランは最大20GBであり、無制限プランは提供されていません。しかし通信制限になっても1Mbpsの中速通信を利用できるので、実質無制限で利用できます。
トクトクプランとコミコミプランの料金体系は、以下を確認してみてください。
プラン名 | 料金 |
---|---|
トクトクプラン(15GB) | 3,465円(1GBまでの利用の場合は2,277円) |
コミコミプラン(20GB+10分以内の通話無料) | 3,278円 |
また余ったデータは翌月に繰り越せるため、旅行や出張で突発的にデータを使う機会があっても安心です。
UQモバイルのメリット・デメリット
余ったデータ容量は翌月に繰り越せる
シンプルなプラン設計
3日で6GB使うと通信制限になる
UQモバイルの基本情報
キャリア名 | UQモバイル |
---|---|
運営会社 | KDDI株式会社 |
基本料金 | 2,277円〜3,465円(トクトクプラン) 3,278円(コミコミプラン) |
eSIM | 対応 |
出典: UQモバイル 公式サイト
ahamo
- 大盛りプランなら100GB利用可能
- 海外ローミングも20GBまで無料
- 国内通話5分まで無料
ahamoはドコモから提供されている格安料金プランです。ドコモの回線を利用しているので通信品質が高く、格安ながらも快適にスマホを利用できる点が特徴的。
ahamoは通常プランだと月20GBまでですが、「大盛りプラン」を適用することで100GBまでに増加します。詳しい料金体系は以下の通りです。
プラン名 | 料金 |
---|---|
通常プラン(20GB) | 2,970円 |
大盛りプラン(100GB) | 4,950円 |
また海外ローミングは20GBまで無料で利用できるため、海外出張や旅行に行く際も問題ありません。国内通話も5分まで無料なので、かんたんな通話なら無料で済みます。
ahamoのメリット・デメリット
海外ローミングも20GBまで無料
国内通話5分まで無料
店舗でのサポートが受けられない
ahamoの基本情報
キャリア名 | ahamo |
---|---|
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
基本料金 | 2,970円(通常プラン) 4,950円(大盛りプラン) |
eSIM | 対応 |
povo
- 使う分だけ「トッピング」する柔軟な料金体系
- 24時間使い放題オプションが便利
- au回線を利用しているから快適に通信できる
povoはauが提供している格安料金プランです。基本料金が0円で「必要な分だけ容量をトッピングする」という他のキャリアにはない特殊な料金体系をしている点が特徴的。
povoの詳しい料金体系は、以下を確認してみましょう。
トッピング内容 | 料金 |
---|---|
1GB(7日間) | 390円 |
3GB (30日間) | 990円 |
20GB(30日間) | 2,700円 |
60GB(90日間) | 6,490円 |
150GB(180日間) | 12,980円 |
使い放題(24時間) | 330円 |
トッピングしているデータ容量に関係なく、24時間データ通信が使い放題になる「使い放題」トッピングも用意しています。
au回線を利用しているので、通信の品質も問題ありません。突発的に通信を使うケースが多い方は、povoの契約を考えてみてください。
povoのメリット・デメリット
24時間使い放題オプションが便利
au回線を利用しているから快適に通信できる
自分でトッピングすることが手間に感じる可能性がある
povoの基本情報
キャリア名 | povo |
---|---|
運営会社 | KDDI Digital Life株式会社 |
基本料金 | 330円(24時間使い放題) |
eSIM | 対応 |
大手キャリアと格安SIMの無制限プランの料金を比較
格安SIMの無制限プランを利用したい方は「結局どの格安SIMが1番合っているんだろう?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、3大キャリアの無制限プランと今回紹介した格安SIMの料金を比較します。詳しくは以下の表をご覧ください。
キャリア名 | au | ドコモ | ソフトバンク | 楽天モバイル | mineo | UQモバイル | ahamo | povo |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プラン名 | 使い放題MAX 5G/4G | eximo | メリハリ無制限+ | Rakuten最強プラン | マイそく(スタンダード) | コミコミプラン | 大盛りプラン | 使い放題トッピング |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 20GB | 100GB | 無制限(24時間) |
料金(税込) | 7,238円 | 7,315円 | 7,425円 | 3,278円 | 990円 | 3,278円 | 4,950円 | 330円 |
このように比較してみると、格安SIMの無制限プランや実質的に無制限で使えるプランなら安価に契約できることがわかります。
通信速度は大手キャリアのスピードには劣りますが、SNSや動画の視聴には問題ない程度です。「携帯料金を安くしたい」と思っている方は、格安SIMの契約を検討してみましょう。
\無制限で月額3,278円(税込)!/
楽天モバイルに申し込む(公式)
まとめ
この記事では、格安SIMの無制限プランについて紹介しました。7,000円程度かかる3大キャリアのプランと比較すると、格安SIMの無制限プランは料金面では魅力的です。
容量無制限で3,278円の楽天モバイルなら毎月約4,000円安く、mineoのマイそく(スタンダード)と比較すると約6,300円安くなります。
しかし「3大キャリアでも無制限プランだった」「なんとなく契約し続けていた」という理由で格安SIMの無制限プランへの乗り換えできないままの方もいるのではないでしょうか。
そのような方は一度自分が毎月支払っている料金をチェックして「今の契約を続けるべきか」考え直してみることをおすすめします。