賃貸アパートで光回線を使うには?おすすめ回線や注意点を解説

引っ越しを控えている人の中には、「インターネットを契約する流れや、光回線がすでにある場合にやるべきことを知りたい!」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

インターネット物件は、対応のみの物件無料で利用できる物件に分かれています。無料物件の場合、毎月の固定費は抑えられますが、速度が遅く繋がらないとの声も多いため注意が必要です。

そこで、本記事ではインターネット対応の賃貸物件で必要な作業をインターネット無料・対応物件に分けて解説します。光回線工事済みかの確認方法や、安いおすすめの光回線も紹介していくのでぜひ参考にしてくださいね!

この記事のまとめ

  • 賃貸でインターネットを利用する場合
    光回線(プロパイダ)への申し込みが必要
  • 賃貸情報の注意点⚠️
    インターネット対応:光回線工事済みの物件。ネットの利用には申し込みが必要
    インターネット無料:建物全体で光回線を契約。すぐにネットが使える
  • 速度の速いフレッツ光の回線に対応した賃貸アパートなら下記3社がおすすめ
  • スマホとセット割の光回線(プロバイダ)を選べば毎月の固定費の節約につながる
おすすめ
光回線
ドコモ光ソフトバンク光ビッグローブ光
ドコモ光softbankhikariビッグローブ光
アパート
月額料金(税込)
4,400 4,1804,378
スマホ
セット割
ドコモ・irumoのスマホ
毎月最大1,100円割引
ソフトバンク・Y! mobileのスマホ
毎月最大1,100円割引
au・UQ mobileのスマホ
毎月最大1,100円割引
おすすめ
ポイント
・Wi-Fiルーターレンタル無料
最大10万円キャッシュバック
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最大64,800円キャッシュバック
・契約で4万円キャッシュバック
詳細
大家さんが一律で契約している場合、勝手に光回線を変更することはできないよ!速度が遅くて悩んでいる人はホームルーターを検討しよう。

\インターネット対応賃貸向け/光回線
おすすめ5選!

1.インターネット回線の種類

インターネットに接続するための回線のことを「インターネット回線」といいます。

インターネット回線には光ファイバーと呼ばれるケーブルを使用した「光回線」、電話線を使用した「ADSL」、無線でつながる「モバイル回線」などさまざまな種類があります。

それぞれメリットとデメリットを説明するので、インターネット回線選びの参考にしてくださいね。

インターネット回線の種類

1-1.光回線

光回線は透過率の高いガラスやプラスチックを繊維状にした「光ファイバーケーブル」を用いた回線です。

光回線の特徴は高速かつ安定した通信が行えることです。

光回線ではWebサイトや動画などのデジタルデータを一度レーザー光の「光信号」に変換することで通信を行います。光信号の形になったデジタルデータは光ファイバーの内部を反射・屈折しながら高速で通過し、送られた先でまた元のデジタルデータに変換されます。この仕組みが光回線の高速通信を可能にしているのです。

通信の速さと安定性が評価され、現在日本国内でインターネットを利用している人のうち約6割が光回線を使用しているといわれています。

通信速度にメリットがあるのは分かったけど、光回線に欠点はないの?
光回線を利用するためには光ファイバーケーブルを通す開通工事が必要になるよ。

開通工事には費用も時間もかかるため、その点をデメリットに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

人気の高い回線業者と契約した場合、工事の手配が遅れてしまってインターネットがすぐに利用ができない可能性もあります。

開通工事の際は壁に穴を空けることになる可能性もあるから、賃貸の場合は大家さんからの許可も必要になるんだ。
開通工事のほか、光契約した後で別の回線に乗り換える場合には撤去工事も必要となります。撤去工事にも費用がかかる上、更新月ではないタイミングで解約した場合には解約金が発生する場合もあります。

また光回線は物理的な回線設備を使用するため、光回線は持ち運びができません

出先でもインターネットを使用したい方はこの後ご紹介する「モバイル回線」を選ぶのが良いでしょう。

光回線は普及の途中で、エリアによっては未対応の可能性がある点にも注意が必要です。
一見デメリットが多く見えるかもしれませんが、インターネット回線の中でも通信品質は申し分ありません。自宅で動画視聴やリモートワーク、NetflixなどのVODサービスを利用したい人には光回線がおすすめです。
さらに詳しく知りたい人は「光回線とは?仕組み・メリット・注意点を解説」「失敗しない光回線の選び方」をご覧ください。

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1-2.ADSL回線

ADSLはAsymmetric Digital Subscriber Lineの略称で、NTTやソフトバンクの電話回線を利用してインターネットに接続する回線です。

ADSLは2000年代前半のインターネット回線の主流でしたが、2000年代後半に光回線が登場して以降、利用者は減少しています。

通信料が安く、対応エリアが広いというメリットがありましたが、サービス終了が予定されており、新規で申し込むことができないという致命的なデメリットがあります。

これからADSL回線を新しく使うことはできないんだね。

1-3.CATV回線

CATV回線とは、その名のとおりCATV(ケーブルテレビ)の設備を用いてインターネット通信を行う回線のことです。

ケーブルテレビは大型アンテナで電波を受信し、そこから各戸にケーブルでデータを配信しています。

有線でデータを配信しているため、安定していることが特徴です。

CATV回線ではこのケーブルテレビ用の設備を用いてインターネット通信を行うから、インターネットも安定した通信が可能になるんだよ。

インターネットとケーブルテレビが抱き合わせになっているので料金が比較的安く、テレビでさまざまなチャンネルが見られるようになるというメリットがあります。

一方でもともとテレビ放送のデータを送るためのケーブルをインターネット通信に利用しているためインターネット通信のためにつくられた光回線よりも通信速度が遅いというデメリットがあるので注意が必要です。

テレビを見ない人にとっては料金も高く感じられるかもしれないね。

1-4.その他

「モバイル回線」や「ホームルーター」といった物理的な回線設備を必要としないインターネット回線も存在しています

ここから詳しくご説明していきましょう。

1-4-1.モバイル回線

光回線やADSL回線、CATV回線がケーブルを使用している固定回線なのに対し、モバイル回線はケーブルを使用しないで無線でインターネットに接続できます。

「モバイルルーター」や「モバイルWi-Fi」、「モバイルWi-Fiルーター」などとも呼ばれます。

「ポケットWi-Fi」という言葉も耳にする機会が多いでしょう。こちらはY!mobileが提供している「Pocket WiFi」というサービス名から広まった名前ですが、Y!mobile以外の会社では「ポケットWi-Fi」は正式名称ではありません。

モバイル回線はケーブルを使用しないため工事が不要というメリットがあります。

ケーブルを通すための開通工事は立ち合いが必要になったり、人気の回線は工事までに時間がかかってしまったりしますが、そのような手間や時間が一切必要ありません。

またモバイル回線は無線でインターネットを受信しているため、持ち運びが可能な「モバイルルーター」を持っていれば外出先でもインターネットに接続できます

複数の端末をインターネットにインターネットに接続する際やWi-Fi接続する際に必要になるのが「ルーター」です。「モデム」とよく混同されますが、モデムはパソコンが理解できるデジタル信号と電話回線などで用いるアナログ信号を相互に変換する機械です。光回線では光信号とデジタル信号を相互変換する「ONU」という機会が用いられます。

なかには「モデム内蔵ルーター」と呼ばれるモデムとルーターが一体化している機種もあり、モバイル回線はこちらを使用しています。

手軽にインターネットに接続できるのがモバイル回線の最大のメリットだよ。

またモバイル回線は一般的にインターネットが使い放題の「無制限プラン」と必要な分だけ購入する「小容量プラン」の二つの料金を設定しています。

1カ月のインターネット使用量が5GB程度など、比較的インターネットを利用しない方には光回線よりもモバイル回線の方が料金が安くなる可能性があります。

デメリットとしてはモバイルルーターの充電が必要になる点、無制限で使用する場合は割高になってしまう可能性がある点、場所や環境によってつながりにくくなる点が挙げられるでしょう。

ポケットWi-Fiの仕組みを解説」でも詳しく解説しています。

1-4-2.ホームルーター

ホームルーターはモバイル回線と同様に開通工事を必要としません。

しかしモバイル回線と大きく違うのが、ホームルーターは充電ではなくコンセントから電源を供給するため持ち運びができない点です。

持ち運びができないんだったらモバイル回線の方が優秀なんじゃない?

そう思った方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらもメリット・デメリットがあるといえるでしょう。

ホームルーターは名前のとおり家に特化した機器です。

モバイル回線のデメリットでもあった距離や障害物の影響が受けにくく、階をまたいでも接続できるのが大きなポイントです。

また同時に数十台の端末をインターネットに接続することが可能で、使用量も無制限のものが多いので家族がいる方にも安心して使えます。

一緒に使う人が多い場合はホームルーター、一人暮らしで賃貸の場合はモバイル回線と使い分けるのが良さそうだね。

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2.賃貸アパート|インターネット「対応」「完備」の違い

賃貸情報を見ていると「インターネット対応」「インターネット完備」という文言をよく見かけますよね。

単なる表記の違いじゃないの?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は意味が異なる用語なのです。

それぞれの意味をきちんと理解していないと引っ越した後にトラブルになるリスクがあります。

この章では「インターネット対応」と「インターネット完備」の違いを詳しく説明していくよ。

2-1.インターネット対応

「インターネット対応」は一見入居後すぐにインターネットが使えそうな文言に見えますが、実際は違います

インターネット対応とはインターネット通信に使用する回線の開通工事までが済んでいる状態を指します。一般的にアパート(マンション)の共用部まで回線が引き込まれている状態です。

開通工事が済んでいればインターネットをすぐに使えるんじゃないの?

と疑問に感じた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、インターネットを実際に使うためには開通工事をして回線を引き込んだ後、「光回線」と「プロバイダー」との契約が必要です

また、共用部まで引き込まれている回線を自分の部屋まで引き込まなければ自室でインターネットを使えません。なお、前の住人が開通させた回線がそのままの場合は自分の部屋まで引き込む必要はありません。

プロバイダーとは
プロバイダーはインターネット回線と利用者をつなぐ役割を担っており、IPアドレスの発行などを行っています。IPアドレスはインターネット上に接続されるパソコンやスマートフォンなどの機器に割り当てられた番号のことで、データをやりとりする際、ネットワーク上で送信先を間違わないようにするために使われています。

回線とプロバイダーの関係を家の建築に例えるなら回線は建築資材、プロバイダーは大工さんのようなものだといえるでしょう。

建築資材だけがあっても私たちはどうすることもできませんが、大工さんに家を建ててもらうことでその家に暮らすことができますよね。

つまり、「インターネット対応の賃貸」というのは、インターネットを使う準備は整っている状態ですが、光回線の契約・プロバイダの契約が必要です。
「インターネット対応」の物件の場合、プロバイダーを自分で契約しなければならないってことだね。
その通り。引っ越してすぐにインターネットを使用したい場合は、早めにプロバイダー契約をしておこう。少し面倒に感じるかもしれないけど、自分に合ったプランを自分で選べるというメリットもあるよ。

また「光ファイバー対応」という言葉もあります。

こちらはインターネット対応と意味合いが似ていますが、光回線で必要となる光ファイバーの開通工事が済んでいることを指します。

インターネット対応の表記でも光ファイバーの開通工事が済んでいる場合がありますが、ADSLの使用が可能なことを指している場合もあります。ADSLは2024年の3月末でサービス終了が決定されていますが、古い賃貸などではいまだにADSLを使用している可能性があります。心配な場合は管理会社に確認すると良いでしょう。

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2-2.インターネット完備

「インターネット完備」はインターネット回線の開通工事に加え、プロバイダー契約も済んでいるものを指します。

面倒な手続きが必要なく、引っ越してすぐにインターネットが使用できるのが大きなメリットです。

「インターネット無料」という言葉もありますが、こちらは表記の違いだけで意味はインターネット完備と同じです。

良いことだらけだ。インターネット完備の物件を選ぶべきだね。
実はそうとも限らないんだ。いくつか注意しなければならないことがあるよ。

まず、インターネット料金が家賃に上乗せされているため家賃が高めに設定されている傾向にあります。

また回線やプロバイダーを自分で選ぶことができないのも難点です。

通信速度などにこだわりがある方や、プランを自分で決めたい方にとってはデメリットになるでしょう。

さらにインターネット完備の物件は、建物全体で一つのプロバイダーと括契約しているため、同じ建物に住む住人が集中してインターネットを使用すると通信速度が遅くなることもあります。

インターネット完備の物件のなかには、固定回線ではなくWi-Fiを提供しているところもあります。集合住宅でWi-Fiを使用している場合は、セキュリティソフトやファイアウォールを利用してセキュリティに配慮することをおすすめします。

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3.【パターン別】賃貸アパートでインターネットを使用する手順

賃貸でインターネットを利用するためにはどうしたら良いの?

このようにお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは賃貸でインターネットを利用する際の手順を三つのパターンに分けて説明します。

インターネット利用の際のパターン

パターン1 インターネット対応の利用手順

インターネット対応物件の利用手順
  1. 大家さんや管理会社にどの会社のインターネット回線に対応しているのか聞く
  2. 対応するプロバイダーと契約する

インターネット対応物件の場合インターネット回線の開通工事が済んでいるため、回線の契約(プロバイダー契約)のみ手配する必要があります。

まずは開通しているインターネットがどの回線なのか大家さんや管理会社に確認しましょう。どの会社の光回線なのかによって対応しているプロバイダーは異なります。

インターネット対応済みの物件では、「フレッツ光」のインターネット回線が開通工事されていることが多いです。「フレッツ光」はNTT社が敷設した回線で、インターネット接続事業者であるプロバイダを別途契約する必要があります。

フレッツ光とプロバイダ両方との契約が面倒という人には、フレッツ光の回線契約とプロバイダとの契約がセットになった「光コラボ」がおすすめです。「ドコモ光」「ソフトバンク光」「ビッグローブ光」などが該当しますよ。

電話で手続きすることも可能ですが、公式サイトから契約した方が特典や割引があることが多いのでおすすめです。

実際にインターネットが使えるようになるまで早くても1週間はみておきましょう。

長くても1カ月ほどかかるケースもあるようです。

1カ月もインターネットが使えないのは困るなあ……。

引っ越しシーズンなどになると、1カ月近く待たされてしまうケースもあるので早めにプロバイダー契約を申し込みましょう

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パターン2 インターネット完備の使用手順

インターネット完備の物件の場合、特に手続きは必要ありません

引っ越した当日からインターネットに接続できます。

何もしなくていいんだね!

一つだけ注意したいのが、LANケーブルを使用した有線接続(有線LAN)しかできない場合がある点です。

LANケーブルとは

モデムもしくはルーターとPCなどの端末をつなぎインターネットに接続するためのケーブルのことです。

ケーブルを用いずに端末同士をつなげる技術を「無線LAN」といい、「Wi-Fi」は無線LANの通信規格(通信のためのルール)の一つです。

有線接続しかできない物件でWi-Fi接続をしたい場合、別途「Wi-Fiルーター」を用意しておく必要があります。

Wi-Fiルーターは家電量販店やネットショップなどですぐに購入できるよ。

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パターン3 自分で手配する

自分でインターネットを手配する際の手順
  1. その地域がどのインターネット回線に対応しているか確認する
  2. 大家さんや管理会社に開通工事をして良いか確認する
  3. 回線事業者・プロバイダーと契約
  4. インターネット回線の開通工事の日程調整・立ち合い
やることがいっぱいあるね……。

インターネット対応やインターネット完備でない物件の場合は、全て自分で手配しなくてはならないため手順が多くなります。

最初にすることは、その物件がある地域がどのインターネット回線に対応しているか確認することです。

その地域一帯がCATVを使っているためNTT回線がなかったり、auひかりなどに対応していないエリアだったりします。

次に忘れてはならないのはインターネット回線の開通工事が必要だった場合、工事をしても良いか大家さんや管理会社に許可を得ることです。

開通工事は状況によっては壁に穴を開けたり、ビス止めをしたりします。

トラブルにならないように必ず事前に許可をもらいましょう。

工事の許可がもらえなかったら、工事が不要なモバイル回線やホームルーターを検討しよう。

開通工事の許可を得ることができたら、回線事業者とプロバイダーに契約を申し込みます

別々に申し込む必要がありますが、フレッツ光の場合は「光コラボ」を選ぶと回線事業者とプロバイダーがひとまとめになっているので手間が省けます

光コラボとは
正式名称を光コラボレーションといい、NTT回線を使用した光回線サービスのことを指します。回線事業者とプロバイダーが一体化しているため別々に契約する必要がありません。

光コラボにはドコモ光やソフトバンク光など携帯会社が提供しているものもあり、スマホと一緒に契約するとセット割引が適用されることもあります。

最後にインターネット回線を部屋に引き込むための開通工事を行います。

開通工事には屋外工事と宅内工事があるのですが、宅内工事は業者の方が実際に部屋の中に入って作業するため立ち合いが必要です。

人気の回線の場合、日程調整がうまくできないことがあります。

開通工事ができないとインターネットが使えないので、引っ越してすぐにインターネットを使いたい方は前もって準備しておきましょう

申し込みから実際にインターネットが使えるまで、最短で2週間程度、開通工事が進まなければもっと長くなります

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4.賃貸アパートでインターネットを使用する際の注意点

賃貸でインターネットを使うときに気を付けることってあるのかな?
失敗しないように注意点があるなら確認しておきたい……。

と気になっている方もいらっしゃるでしょう。

ここでは賃貸物件でインターネットを使用する際の注意点についてご説明します。

注意点1 工事には大家さんや管理会社の許可が必要

希望するインターネット回線の設備が建物にない場合、回線を通すために開通工事が必要になります。

その際、開通工事をして良いか大家さんや管理会社に許可を得なければなりません

開通工事ではエアコンダクトや換気扇、ドアホンの隙間などを利用して部屋の中に回線を通します。

非常にまれなケースですが、ケーブルを通せるほどの隙間がなかった場合にやむを得ず壁に穴を開けることがあります。

また壁にケーブルを固定するためにビスを使用することもあります。

賃貸物件に傷をつけてしまうことになるので、事前に許可を得ないとなりません。

ただし許可を得る際に「傷をつけてしまうが開通工事をして良いか」と言ってしまうのはおすすめしません。ネガティブなことを先に言ってしまうと、承諾してもらえない可能性があります。必ずしも傷がつくわけではないので「できるだけ傷がつかないようにするが、やむを得ず穴を開けることがあるかもしれない」となどと言った方が良いでしょう。

大家さんや管理会社の許可を得た後も注意が必要です。

開通工事を行う業者は穴を開けたりビス止めが必要になったりした場合には、依頼主(インターネットの契約者)に確認を取ります。

その際、自分で決めないで、必ず大家さんや管理会社に相談して判断をしてもらいましょう

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注意点2 希望している回線が使えない場合がある

場合によっては希望している回線が使えない可能性があることにも注意してください。

希望通りの回線が使えないことなんてあるの?

と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。

まず、「インターネット完備」の物件の場合は大家さんや管理会社がすでにインターネット回線と契約しているため、自分で回線を選ぶことができません。

また「インターネット対応」の物件の場合でも、既に開通しているインターネット回線が自身の希望する回線とは限りません。

スマホとのセット割もあるし、どうしても使いたい回線があるんだけどなあ……。

といったように、どうしても希望する回線を使いたいというケースもあるかもしれませんね。

その場合は、各回線事業者が提供している「戸建てタイプ」を利用する方法があります。

インターネットのプランには、一般的に「マンションタイプ」と「戸建てタイプ」の二つのプランがあります。

マンションタイプ/戸建てタイプとは
マンションタイプはインターネット回線を共有スペースまで引き、そこから枝分かれさせて複数の利用者の部屋に回線を通すプランです。集合住宅タイプとも呼ばれ、アパートやマンション向けのプランで一戸建て住宅では利用できません。一方、戸建てタイプは一戸につきそれぞれ個別のインターネット回線を宅内に引き込むプランです。ファミリータイプやホームタイプとも呼ばれており、一戸建て住宅向きのプランですが賃貸でも利用することができます。

マンションタイプは戸建てタイプと比べて安価ですが、一つの回線を複数のユーザーで使用するため通信速度が遅くなる恐れがあります。

また新規でマンションタイプを申し込む場合は複数の利用者とインターネット回線を共有するため、住人の4分の3以上の同意が必要となります。

これはかなりハードルが高く、インターネット完備の物件では不可能に近いでしょう。

また別途、管理人に工事の許可を得ないといけないので開通まで時間がかかってしまいます。

しかし戸建てタイプであれば管理人の許可さえ下りれば利用できるので、インターネット完備の物件でも比較的導入しやすいといえます。

ただし、電柱から直接インターネット回線を引いてくるため、電柱より高い位置(4階以上)に部屋がある場合は戸建てタイプは利用できません

特に強いこだわりがなければ、状況に応じて一番利用しやすいインターネット回線を使う方が良さそうだね。

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注意点3 インターネットの利用開始までに時間がかかる場合がある

インターネット完備の物件であれば入居した当日からインターネットを利用ができます。

その他の物件でも開通工事が不要な無線回線(モバイル回線やホームルーター)を使用すれば、機器が届き次第すぐにインターネットを使用できます。

しかしインターネット完備以外の物件で固定回線を使用したい場合、利用開始までに時間がかかる可能性があります。

インターネット対応の物件の場合、基本的な工事(屋外工事)が済んでいるため宅内工事の日程がスムーズに決まれば申し込みから最短2週間ほどでインターネットが利用できます。

引っ越しシーズン(2月から4月の初めころ)などの期間は非常に混みあっているため、日程調整がうまく進まない恐れがあるので注意しましょう。

また新規でインターネット回線を通す場合、屋外と宅内の両方の工事をする必要があります

同じ日に二つの工事ができればその分早くインターネットが使えるようになるのですが、回線会社によっては別の日に実施する場合があります。

固定回線を使用する場合、インターネットが使えるまで1カ月程度はかかると考えて良いでしょう。

その間インターネットが使えないのが困る方は、一時的にモバイル回線を契約したり、スマホの「インターネット共有」や「テザリング」の機能を活用したりするといった対応策を取りましょう。

インターネット共有/テザリングとは
スマホなどのモバイルデータ通信ができる端末をルーター代わりにする方法です。iPhoneの場合は「インターネット共有」、アンドロイド端末の場合は「テザリング」を有効にすることでWi-Fi接続が可能なPCやゲーム機などをインターネットに接続することができます。

インターネット共有やテザリングはモバイルデータ通信量を消費するため、スマホの契約プランによってはすぐに速度制限になってしまう恐れがある点には注意してください。

モバイル回線は1日単位で利用できるものもあり、必要な期間だけ契約すれば料金を節約することができます。

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おすすめ5選!

5.賃貸アパートのインターネットは光回線がおすすめ

実際にインターネット回線を申し込みたいけど、おすすめはどこなんだろう?

とお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここからは、おすすめの回線サービスを簡単に紹介していきます。

▼以下のページで、早くて安くて安心の、おすすめ光回線サービスを詳細に解説しています
【徹底比較】光回線のおすすめ業者10選!自分に合ったプランは? >>

おすすめ1 NURO光:圧倒的な通信速度が魅力!

NURO光
メリット
下りの最大通信速度が2Gbpsと他の光回線よりも速い
SoftBankユーザー限定の割引有り
デメリット
対応していないエリアがある
こんな人におすすめ!
動画などを視聴する機会が多く通信速度にこだわりたい人
SoftBankユーザーの人
NURO光のプラン紹介

マンションプラン
最大速度
2Gbps
スマホセット割
SoftBank
NUROモバイル
初月料金
4,220円~
初期費用
3,300円
通信容量
無制限
契約期間
2年間
or3年間
速度制限
なし
備考
月額料金はマンション内の利用人数や契約期間によって変動

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【NURO光】
詳細はこちら

NURO光は通信速度の速さが魅力の光回線です。

NURO光は下りの最大通信速度が2Gbpsと他の光回線にはないスピードとなっています。

多くの光回線事業者は下りの最大速度が1Gbpsです。

通信速度を重視したい場合はNURO光がおすすめだといえるでしょう。

また、SoftBankユーザーの方は「NURO光でんわ」をあわせて申し込むと「おうち割光セット」が適用されます。

おうち割光セットとは
SoftBankユーザーがNURO光でんわとNURO光をセットで申し込むと、SoftBankのスマートフォン、iPadなどの利用料金から永年毎月最大1,100円割引となるサービスです。
家でインターネットを使う機会が多く通信速度にこだわりたい人や、SoftBankユーザーの人にはおすすめの回線だよ。

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【NURO光】
詳細はこちら

おすすめ2 ドコモ光:docomoユーザーの人にぴったり!

ドコモ光
メリット
プロバイダーを選択できる
docomoユーザー限定の割引有り
デメリット
docomoのセット割引がないと比較的割高
こんな人におすすめ!
docomoユーザーの人
ドコモ光のプラン紹介

マンションプラン
最大速度
10Gbps
スマホセット割
docomo
初月料金
4,400円~
初期費用
3,300円
通信容量
無制限
契約期間
2年間
速度制限
なし
備考
月額料金にはプロバイダー料金込み

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【ドコモ光】
詳細はこちら

ドコモ光はNTTドコモが提供する光コラボ回線です。

光コラボのため、多数のプロバイダー事業者から好きなプロバイダーが選ぶことができるメリットがあります。

例えばビッグローブ光などの光コラボを現在使用していて、同じく光コラボのドコモ光に事業者を変更する場合、「プロバイダーをそのままに回線だけ変える」ということができるのです。

またdocomoやirumo、eximoのスマホを使用している方は「セット割」が適用され、月々の支払いが毎月最大1,100円割引されます。

割引の期間は永年かつ契約者一人ひとりが対象なので、家族で入るとその分割引額も大きくなります。離れて暮らす家族も対象となるのは嬉しいポイントです。

家族にdocomoユーザーが多い人におすすめの回線だよ。こちらの記事でも紹介中。

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【ドコモ光】
詳細はこちら

おすすめ3 SoftBank光:スマホとのセット割でお得に!

softbankhikari
メリット
他社と比較して月額料金が安め
SoftBankもしくはY!mobileのスマホ使用で割引有り
デメリット
契約できるプロバイダーがYahoo!BBのみ
こんな人におすすめ!
SoftBankユーザーの人
Y!mobileユーザーの人
SoftBank光のプラン紹介

マンションプラン
最大速度
10Gbps
スマホセット割
SoftBank
初月料金
4,180円~
初期費用
3,300円
通信容量
無制限
契約期間
2年間
速度制限
なし
備考
2年自動更新の有無で月額料金が変動

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【ソフトバンク光】
詳細はこちら

SoftBank光はSoftBankが提供する光コラボ回線です。

光コラボ回線のなかでも月額料金が比較的低く設定されていることがメリットです。

さらにSoftBankやY!mobileのスマホを使用している方は「おうち割 光セット」が適用されるので月々の支払いが550~1,100円の割引になります。

【サービス別割引額】
通信サービス割引額
SoftBank最大1,100円
Y!mobile最大1,188円

格安SIMのY!mobileでも適用されるのはうれしいポイントですね。

また割引の期間は永年かつ契約者一人ひとりが対象なので、家族で入るとその分割引も多くなります。

家族でSoftBankやY!mobileを使っている人にはうってつけのサービスだね。

ただし、SoftBank光<で契約できるプロバイダーは「Yahoo!BB」のみです。

例えばドコモ光などの光コラボを現在使用していて、同じく光コラボのSoftBank光に事業者を変更する場合、「プロバイダーをそのままに回線だけ変える」ということができません。乗り換えるには必ず回線とプロバイダーの両方を解約する必要があるため、注意が必要です。

\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【ソフトバンク光】
詳細はこちら

 

おすすめ4 ビッグローブ光:お手頃な月額料金!セット割対象のスマホも多数

ビッグローブ光
メリット
他社と比較して月額料金が安め
セット割の対象となるスマホが多い
デメリット
違約金が比較的高めに設定されている
こんな人におすすめ!
au、UQ mobile、BIGLOBEモバイル、donedoneユーザーの人
auユーザーでauひかりの対象エリア外に住んでいる人
引っ越しがあっても長く使い続けたい人
ビッグローブ光のプラン紹介

マンションプラン
最大速度
1Gbps
スマホセット割
au、UQ mobile、BIGLOBEモバイル、donedone
初月料金
4,378円~
通信容量
無制限
契約期間
3年間
速度制限
なし
初期費用
16,500円
備考
2年更新プランと3年更新プランで料金は変動

\申し込みで40,000円キャッシュバック/
【ビッグローブ光】
詳細はこちら

ビッグローブ光はBIGLOBEが提供する光回線です。

BIGLOBEモバイルのユーザーやauのユーザー、UQ mobileのユーザーはセット割が適用されるため、お得に利用することができます。

【サービス別割引額】
通信サービス割引額
au最大1,320円
UQ mobile最大858円
BIGLOBEモバイル220円
donedone220円

同じくauユーザー対象に割引があるauひかりには対象外のエリアがありますが、ビッグローブ光は全国対象のサービスです。

auひかりに申し込めないauユーザーにとってはうれしいですね。

また、他社よりも比較的割引率が高い傾向にあるため、月額料金を抑えたい方にもおすすめの回線だといえるでしょう。

家計にやさしいインターネット回線なんだね。

\申し込みで40,000円キャッシュバック/
【ビッグローブ光】
詳細はこちら

おすすめ5 auひかり:auユーザーならお得!安定した通信速度が魅力

auひかり
メリット
通信速度が比較的速い
auのスマホ使用で割引有り
デメリット
対象エリアが限定されている
こんな人におすすめ!
auユーザーの人
通信速度を重視する人
対象エリア内に住んでいる人
auひかりのプラン紹介

マンションプラン
最大速度
100Mbps~1Gbps
スマホセット割
au
初月料金
2,585円~
初期費用
41,250円
通信容量
無制限
契約期間
2年間
速度制限
なし
備考
通信料金は通信速度や地域によって変動

auひかりはKDDI独自の回線を使っている光回線サービスです。

auひかりはauのスマホとセットで割引になる「auスマートバリュー」がお得です。

auスマートバリューが適用されると、auユーザー1人あたり毎月最大1,100円スマホ料金が割引となります。

家族でauを使っている人にとってはうれしい割引だね。

またプロバイダーは7社から選択することができます。

ただしauひかりは沖縄・和歌山・大阪・奈良・兵庫・京都・三重・滋賀・愛知・岐阜・静岡には対応していないため、注意が必要です。

6.まとめ

今回はインターネット回線の種類から、賃貸アパートでインターネット(光回線)を利用する方法まで解説しました。

インターネット(光回線)を使用するには回線とプロバイダー契約が必要になります。

「完備」は回線とプロバイダー契約が両方そろっていますが、「対応」は回線のみが手配されている状態です。

またインターネット対応がされていない賃貸物件では、回線の手配までも自身で行わなければなりません。

賃貸物件の特徴をしっかり理解し、それぞれに合ったインターネット回線を選ぶことが大切です。
>おすすめの光回線を徹底解説しています

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光回線でお悩みなら一読ください!

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