光回線はインターネット回線の一つ。光ファイバーという有線で回線を繋いでいるため、通信速度が速く安定しているというのが最大のメリットです。
光回線の種類は多く、戸建て住まいの人・マンション住まいの人・工事の有無など状況によって選ぶべき光回線は変わってくるので、どれにするか迷う人も多いはず。
しかし、セット割の有無やプラン料金の安さ、キャッシュバック特典など、ポイントを押さえて選べれば最善の選択ができるでしょう。
この記事では、光回線のおすすめ10社の料金や通信速度などを比較してあなたに合ったおすすめの光回線を紹介します。
この記事のまとめ
光回線 | ドコモ光 | auひかり | NURO光 |
戸建て 月額料金(税込) | 1ギガ:5,720円 10ギガ:6,380円 | 1ギガ:5,610円 10ギガ:7,018円 | 2ギガ:5,200円 10ギガ:5,700円 |
マンション 月額料金(税込) | 1ギガ:4,400 10ギガ:6,380円 | 1ギガ:4,180円 10ギガ:- | – |
セット割 スマホ代割引(1台) | ドコモ(eximo/irumo) 最大1,100円割引 | au/UQ mobile 最大1,100円割引 | ソフトバンク 最大1,100円割引 ※NURO光でんわの申込が必要 |
詳細 | 公式 | 公式 |
- 調査概要
- 調査概要
おすすめできる光回線を探すために、以下の調査を行いました。
調査① 調査対象は40社
40社の回線サービスを対象として、速度や対応エリア、サービス品質などを調査しました。調査② 実際に契約してみた
特におすすめできる回線サービスについては、編集部が実際に契約をして利便性をチェックしています。調査③ 情報収集元100サイト以上
インターネット上の様々な情報サイトについて、100サイト以上を閲覧して情報を収集しています。
光回線のおすすめ10選!
ここまで様々に解説してきましたが、結論としては、回線速度が十分に早く広いエリアで提供されていて(解約や新規契約の必要性が低い)、最安値に近い光回線を選ぶと良いでしょう。
▼おすすめする回線の3条件
おすすめ回線条件① 回線速度が十分に早いこと
おすすめ回線条件② 広いエリアで提供されていること
おすすめ回線条件③ 最安値に近いこと
これらの3条件をクリアするおすすめの光回線は、お持ちのスマートフォンキャリアによって変わります。
▼3条件(早くて、安くて、安心)をクリアするおすすめ光回線
- スマホがドコモなら、契約すべき光回線は「ドコモ光」
- スマホがauなら、契約すべき光回線は「auひかり」
- スマホがソフトバンクなら、契約すべき光回線は「SoftBank光」
- スマホがY!mobileなら、契約すべき光回線は「SoftBank光」
- スマホが楽天モバイルなら、契約すべき光回線は「楽天ひかり」
- スマホがBIGLOBEモバイルなら、契約すべき光回線は「ビッグローブ光」
- スマホがDTI SIMなら、契約すべき光回線は「DTI光」
- スマホがIIJmioなら、契約すべき光回線は「IIJmioひかり」
- スマホがUQ mobileなら、契約すべき光回線は「auひかり」
- スマホがahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)、mineoなら、契約すべき光回線は「GMO光アクセス」
サービス名 | NURO光 | auひかり | ドコモ光 | SoftBank光 | ビッグローブ光 | eo光 | 楽天ひかり | さすガねっと | @nifty光 | So-net 光 S/M/L |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロゴ | ||||||||||
【戸建て】 月額料金(税込) | 5,200円 2ギガプラン(3年契約) | 6,160円 | 5,720円 | 5,720円 | 5,478円 1ギガプラン | 5,448円 1ギガコース | 5,280円 1ギガプラン | 5,390円 | 5,720円 22ヶ月目以降の料金 | 5,995円 |
【マンション】 月額料金(税込) | 住居により異なる | 4,730円 | 4,400円 1ギガタイプA(2年契約) | 4,180円 1ギガプラン | 4,378円 1ギガプラン | 要問い合わせ | 4,180円 1ギガプラン | 4,070円 | 4,378円 22ヶ月目以降の料金 | 4,895円 |
通信速度※ | 平均ダウンロード速度:646.3Mbps | 平均ダウンロード速度:523.2Mbps 平均アップロード速度:551.97Mbps | 平均ダウンロード速度:270.63Mbps 平均アップロード速度:304.35Mbps | 平均ダウンロード速度:305.29Mbps 平均アップロード速度:355.24Mbps | 平均ダウンロード速度:247.5Mbps 平均アップロード速度:282.44Mbps | 平均ダウンロード速度:799.64Mbps 平均アップロード速度:788.44Mbps | 平均ダウンロード速度:210.4Mbps 平均アップロード速度:237.13Mbps | 平均ダウンロード速度: 240.99Mbps 平均アップロード速度: 248.14Mbps | 平均ダウンロード速度:267.86Mbps 平均アップロード速度:351.21Mbps | 平均ダウンロード速度:200.76Mbps 平均アップロード速度:262.39Mbps |
工事費実質無料 キャンペーン | あり | あり | あり | あり | あり | あり | なし | あり | あり | あり |
セット割 対象キャリア | SoftBank、NUROモバイル | au | docomo | SoftBank | au、BIGLOBEモバイル | au、UQ mobile、mineo | 楽天モバイル | au、UQ mobile | au、UQ mobile | – |
詳細 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
※出典:みんなのネット回線速度 2024年6月20日時点
※月額料金は割引を適用させない月額基本料金です。
速度重視の人におすすめ NURO光
NURO光のプラン別利用料金
3年間の月額料金
(36回払い)
レンタル
NURO Mobile
3年間の月額料金
(24回払い)
レンタル
NURO Mobile
\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【NURO光】
詳細はこちら
NURO光は独自回線を持つ光回線事業者で、高速通信可能という点が最大の特徴でもあります。
一般的な光回線の速度は下り最大1Gbpsであるのに対し、NURO光の通常プランは下り最大2Gbpsとなっています。
また高速プラン「NURO 光 10G(G10T/G10)」では業界でもトップクラスの10Gbpsもの高速通信を実現しています。
安定した通信の速さを重視する方にはおすすめです。
プロバイダー料金込みで月額5,200〜6,100円と比較的手頃な価格で、G2TプランやG2Dプランであれば本来44,000円(税込)の工事費や3,300円(税込)の事務手数料は申し込み特典により実質無料になります。
G2Tプランの場合、さらに開通月を含む最大12カ月間、月額料金が980円になるキャンペーンも実施されています。
「NURO光 for マンション」は、初月無料+翌日以降月額2,090円~2,750円と格安です。通信速度が速く、コストパフォーマンスも高いなんてぜひ利用したいサービスですよね。
しかし一方でNURO光はNTTの使用していないダークファイバー回線を利用している独自回線事業者であるため、エリアによっては回線が開通しておらず利用できないという大きなデメリットがあります。
反対にいえば、NURO光の提供エリアの方は見逃せないといえるでしょう。
\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【NURO光】
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au・UQモバイルユーザーがお得 auひかり
auひかりのプラン別利用料金
ホームタイプ
レンタル
auひかりはKDDIが自社の回線を提供するサービスです。独自の回線を提供しているため、通信速度が安定しています。
auひかりは、一部回線が敷設されていない地域があり、利用できない場所があることが難点ですが、提供エリア内にお住まいの方は要チェックのサービスだといえるでしょう。
現在、株式会社NEXT・プロバイダ・KDDIの3社合計で最大126,000円還元されるキャンペーンを開催中です。
内訳は以下の通りです。
NEXT特典 | プロバイダ特典 | KDDI特典 ※他社から乗り換え | |
ホーム | 最大41,000円 キャッシュバック | 最大25,000円 キャッシュバック | 最大30,000円 キャッシュバック |
マンション | 最大46,000円 キャッシュバック | 最大20,000円 キャッシュバック | 最大20,000円 キャッシュバック |
株式会社NEXTでは、「auひかりおよびプロバイダ」の申込・8カ月間の継続利用・指定オプションへの加入・自宅セット割などの条件を満たすことで、最大46,000円のキャッシュバックが受けられます。
ネット+電話 | ネットのみ | |
auひかりホーム | 23,000円 キャッシュバック | 18,000円 キャッシュバック |
auひかりマンション | 28,000円 キャッシュバック | 23,000円 キャッシュバック |
キャッシュバック額 | |
「Netflixパック」・「おうちどこでもWi-Fi」同時申込 | 8,000円 キャッシュバック |
「auスマートバリュー」または「自宅セット割」適用 | 10,000円 キャッシュバック |
auとのセット割「auスマートバリュー」が効き、条件を満たすとご家族皆さんの携帯電話料金に月額550〜1,100円(税込)の割引が適用されます。
工事費を含む初期費用相当額が月額料金から割引されるので実質0円となることも魅力的です。
ただし解約手数料がやや高額である点には注意してくださいね。
\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【auひかり】
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ドコモユーザーにおすすめ ドコモ光
ドコモ光のプラン別利用料金
1ギガ タイプA(2年定期契約)
レンタル
による
1ギガ タイプA(2年定期契約)
レンタル
による
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【ドコモ光】
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ドコモ光はdocomoの提供する光回線です。ドコモ光は特典豊富なため、おすすめです。
NTT系列の企業であるためフレッツ光を利用しており、サービス提供エリアが広いのが特徴です。
またdocomoユーザーの方はスマホの月額料金に1,100円(税込)の割引が適用されます。
契約者の方だけでなく離れて暮らしている方も含めご家族全員が対象なのでdocomoユーザーの方が多いご家庭では家計の負担を大きく軽減してくれるといえるでしょう。
高速通信をお求めの方には最大通信速度10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」がおすすめですよ。
\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【ドコモ光】
詳細はこちら
SoftBank光
SoftBank光のプラン別利用料金
ファミリー・ギガスピード(2年自動更新プラン)
マンション・ギガスピード(2年自動更新プラン)
レンタル
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【ソフトバンク光】
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SoftBank光はでは、「おうち割光セット」を利用するとSoftBankの携帯電話料金が10回線まで毎月1,100円割引されるのでSoftBankをご利用の方におすすめのサービスです。
またソフトバンク光は、最大46,000円のキャッシュバックや高性能ルーターのプレゼントなど、お得なキャンペーンが多数あります。キャッシュバックの受け取りも簡単で、セブンのATMでの受け取りだと最短当日キャッシュバックされます。
また乗り換えの場合、元々契約していた他社で発生する違約金や撤去工事費を負担してくれるキャンペーンも魅力的ですよ。
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【ソフトバンク光】
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ビッグローブ光
ビッグローブ光のプラン別利用料金
シミュレーション結果
レンタル
550円/月
BIGLOBEモバイル、
UQ mobile
シミュレーション結果
レンタル
550円/月
BIGLOBEモバイル、
UQ mobile
ビッグローブ光はプロバイダーとして25年以上の実績を持つBIGLOBEが提供する光コラボの回線です。
フレッツ光の回線を利用しているため提供エリアが広く、全国的に利用することができます。
ビッグローブ光は、キャンペーンによる実質月額料金が低いことが特徴です。auまたはBIGLOBEモバイル、UQ mobileのユーザーの方はセット割が利用可能なのでお得に利用できるでしょう。
開通に3週間以上の時間がかかってしまう場合は無料でホームルーターの貸し出しを行っているので工事で待たされたくないという方も安心です。
また工事費が月々の料金から割引され実質無料となる上、引っ越し先での工事費も無料なので、引っ越しの可能性があるという方にもおすすめですよ。
eo光
eo光のプラン別利用料金
5,448円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
5,960円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
6,530円(2年目以降)
レンタル
(最低利用期間を過ぎた場合なし)
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【eo光】
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eo光は関西電力の持つ独自の回線設備を利用した光回線サービスです。
サービス提供エリアは2024年7月現在大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部市区町村で限られていますが、今後も拡大予定となっています。
電力会社の自社回線であるためフレッツ光を利用している光コラボ事業者に比べ高速で安定した通信が期待できるのが大きなメリットです。
1年目はプロバイダー料金込みで月額3,280円から利用することができ、コストパフォーマンスも高いといえるでしょう。
2年目以降は月額料金が上がってしまいますが、2年以上利用した場合は解約手数料がかからずに解約できるのもうれしいポイントです。
au、UQ mobile、mineoとのセット割も適用できるので関西圏にお住まいで当該キャリアの携帯を使っているという方は要チェックですよ。
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【eo光】
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楽天ひかり
楽天ひかりのプラン別利用料金
レンタル
レンタル
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【楽天ひかり】
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楽天ひかりは楽天の提供する光回線で、フレッツ光を利用した光コラボです。
楽天モバイルと同時に申し込んだ場合、開通月から最大6カ月間無料という非常にお得なキャンペーンを行っています。
通常時もマンション向けプランで4,180円、一戸建て向けプランで5,280円と比較的手頃な価格です。
楽天サービスを使えば使うほどポイント還元率がアップする「楽天スーパーポイントアッププログラム」の対象にもなっているので、家計の強い味方だといえるでしょう。
通信速度も高速で「いつでもサクサク」とうたっており、公式サイトでは実測値が確認できます。
通信速度に自信があるからこその表示ですよね。
楽天系列のサービスをよくお使いになる方には特におすすめしたい光回線です。
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【楽天ひかり】
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さすガねっと
さすガねっとのプラン別利用料金
とくとくプラン10G
(初年度3,740円)
レンタル
めちゃはやプラン
(初年度3,080円)
(44,000円)
レンタル
とくとくプラン1G
(初年度2,530円)
レンタル
※とくとくプランに関して、戸建て・マンションプランを提供していますが、上記ではマンションプランについて記載しています。
さすガねっとは大阪ガスが提供する光回線です。
大阪ガスとセットで利用すると、毎月330円(税込)が月額基本料金から割引されます。
主な提供エリアは関西・近畿エリアなので使えるエリアかどうかは事前にチェックしましょう。
提供しているプランの種類が多いのも魅力です。
320M・1G・2G・10Gの通信容量の異なるプランを計5つ提供しているので、自宅でのインターネット使用量に応じたプランを申し込めます。
高速通信をお求めの方には最大通信速度10Gbpsの「めちゃはやプラン」がおすすめですよ。
出典:さすガねっと
@nifty光
@nifty光のプラン別利用料金
(~21カ月目 4,620円)
レンタル
(~21か月目3,278円)
レンタル
@nifty光は国内プロバイダーの@niftyが販売する光コラボの回線です。
前身となる企業が1987年から通信サービスを提供していたので、国内ネット産業の老舗だといえるでしょう。
多くの方が利用しているサービスだから安心感がありますよね。
@nifty光は初月の支払いは2,200円の回線契約料のみ、工事費は24回分割で月々の料金から割り引かれるため、初期費用が抑えられるという大きなメリットがあります。
ただし月額料金自体は他のサービスに比べると特別安価というわけではないので、工事費無料キャンペーンが利用できるのであれば他社の方がコストを抑えられる可能性もあるので注意してくださいね。
So-net 光 S/M/L
So-net 光 S/M/Lのプラン別利用料金
レンタル
レンタル
So-netはソニー系列で1996年にサービスを開始し、2021年には25周年を迎えた老舗プロバイダーです。
従来はSo-net 光 プラスを提供していましたが、2024年3月1日から新プラン「So-net 光 S/M/L」が開始されました。
2つのサービスの大きな違いは月額料金・契約期間の有無・解約金の有無の3つです。
従来のSo-net 光 プラスは戸建てプランが月額6,138円(税込)でしたが、新プランはSo-net 光 Sの場合月額4,500円(税込)から使えますよ。
さらに契約期間の縛りと解約金が撤廃され、解約へのリスクが下がった点もメリットといえるでしょう。
\いちばんお得なキャンペーン窓口/
【SO-net光】
詳細はこちら
光回線の選び方!失敗しないポイント
できるだけ安価なプランを選びたいものですが、光回線の料金にはさまざまな要素が関わっているため複雑になっていることが少なくありません。
またせっかく安いプランを契約しても、通信速度が遅ければストレスになってしまいます。
そのため契約前にさまざまな角度からしっかり吟味し、自分に合っているプランを選ぶことが重要です。
光回線を選ぶときにネックとなるのが専門用語です。あらかじめ簡単に予習しておきましょう。
- 光回線とは?
光回線とは一言でいってしまえば、「光ファイバー」と呼ばれる素材でつくられたネットのデータ伝送路のことです。
光ファイバーは石英ガラスやプラスチックなどの透明な素材でつくられており、光が屈折・通過しやすい性質を持っています。
パソコンなどが利用しているデジタル信号を光信号に変換して光ファイバーで送ると、光になったデータを高速で送ることができます。
光回線を利用するにはまず回線事業者の提供する回線を建物内に引き込む必要があります。
- プロバイダーとは?
光回線を使ってインタネットを使用するには、回線設備さえあれば良いというものではなく、プロバイダーとの契約も必須です。
プロバイダーはインターネット回線と利用者をつなぐ役割を担っており、IPアドレスの発行などを行っています。
プロバイダーがなければ、光回線(光ファイバー)を自宅まで引き込んでもインターネットは使えません。
IPアドレスはインターネット上に接続されるパソコンやスマートフォンなどの機器に割り当てられた番号のことで、データをやりとりする際、ネットワーク上で送信先を間違わないようにするために使われています。
かつては回線事業者とプロバイダーは別々に契約するものでしたが、現在では光回線とプロバイダーの契約を同時に行えるタイプが主流となっています。
- ルーターとは?
ルーターは、複数の端末をインターネットに接続したい場合やWi-Fiを利用したい場合に必要な機器です。
ルーターは宅内の回線の末端に設置する「ONU(光回線終端装置)」と呼ばれる機器に接続して利用します。
ポイント1 広いエリアで提供されている光回線を選ぶ
実は光回線は、事業者やプランによってサービスを提供しているエリアが異なります。
光回線にはNTT西日本・東日本の回線設備「フレッツ光」を利用しているものと、NTTが利用していない「ダークファイバー」と呼ばれる回線設備を利用しているもの、自社で回線設備を所有している電気会社の系列が提供しているものに分けられます。
フレッツ光は全国的に展開されていて提供エリアが広いのが特徴です。
またダークファイバーを利用している事業者は独自のシステムを構築しているため「独自回線事業者」と呼ばれています。
独自回線事業者の回線や電気会社系の回線は光コラボよりも提供エリアが狭い傾向にありますが、利用者が少ない分回線が混雑しにくいため通信速度が速いという特徴があります。
特段こだわりがなければ、提供エリアが広い光回線サービスを選ぶのがおすすめです。
光コラボレーションは全国対応
「光コラボレーション」とは、NTTの光回線を借りて別の事業者が提供している回線サービスのことです。
この光コラボレーション事業者であれば、全国で利用できます。
また、光コラボレーションの料金体系は明瞭である点や、光コラボレーション各社で独自のキャンペーンを打ち出していたり、スマホとのセット割を提供していたりする事業者もあります。
独自回線はエリアが限られる
一方で、地方限定で提供している光回線事業者もあります。地方限定の光回線は、基本的に対象の地域に住んでいる方以外は契約できません。
- NURO光
- auひかり
- eo光
例えば独自回線事業者の一つであるNURO光が利用できる都道府県は以下のとおりです。
北海道 | 北海道 |
---|---|
東北 | – |
関東 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県 |
中部 | 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 |
近畿 | 大阪府、京都府、滋賀県、奈良県 |
中国・四国 | 広島県、岡山県 |
九州 | 福岡県、佐賀県 |
また関西電力の所有する回線設備を提供するeo光は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県の一部地域でサービスを展開しています。
提供エリア外にお住まいの方は利用できないので利用してみたいという方はまずは提供エリアを公式サイトでチェックしてみましょう。
「独自回線の方が通信速度が安定していて早い」という意見も一部メディアでは紹介されていましたが、調査の結果、全国対応の光回線でも十分な回線速度がでることが分かったので、無理して地域限定の回線を契約するメリットは少ないと思います。
回線速度については次のポイントで紹介します。
ポイント2 十分な通信速度の光回線を選ぶ
通信速度も契約前にチェックしておきたいポイントです。
では、快適にインターネットを楽しむためには、どのくらいの速度がでる回線を選ぶべきなのでしょうか?
結論としては100Mbps以上の速度が出る回線を選ぶと良いでしょう。
100Mbps以上であれば、どんな用途であっても快適なインターネット体験ができます。
100Mbps以上あれば快適
快適な通信速度について、代表的な会社の見解をいくつか紹介します。
- メールやSNSのメッセージ受信なら128Kbps〜1Mbps
- WebサイトやSNSの閲覧なら1Mbps〜10Mbps
- 動画視聴(YouTubeなど)なら3Mbps〜25Mbps
- オンラインゲームなら30Mbps〜100Mbps
参考・引用:Nojima
- 4Kで動画を見るなら20 Mbps
- HD 1080pで動画を見るなら5 Mbps
- HD 720pで動画を見るなら2.5 Mbps
- SD 480pで動画を見るなら1.1 Mbps
- SD 360pで動画を見るなら0.7 Mbps
参考・引用:YouTube
- メールやSNSのメッセージ受信なら1Mbps以上
- WebサイトやSNSの閲覧なら10Mbps以上
- 動画視聴(YouTubeなど)4Kなら25Mbps以上
- Web会議,オンライン配信なら10Mbps以上
- オンラインゲームなら100Mbps以上
参考・引用:NTT東日本
- (全てが快適)大容量ファイル転送・オンラインゲームなら100Mbps
- 高画質動画なら30Mbps
- 標準画質動画・ブラウジングなら10Mbps
- テキスト送受信なら1Mbps
参考・引用:Buffalo
上記のとおり、快適に動画を視聴したりオンラインゲームを楽しんだりするなら、100Mbpsは必要といえるでしょう。
100Mbps以上の回線速度があれば、不満の少ないインターネット体験が実現できます。
逆に言えば100Mbbps以上の速度が出るのであればそれ以上は気にせず、あとは値段が安いかどうかなどで選ぶのが良いと思います。
通信速度は事業者やプランによって異なります。
回線速度は実測値でチェック
各回線会社の公式サイトには、通信速度の最大値が掲載されていますが、これは理論上の最大値であり実際の通信速度とは異なるので注意が必要です。
実際に使ってみると理論値から大きく下がった速度になることが多いでしょう。
通信速度を重視したい方は、実測値を確認するようにしましょう。
「みんなのネット回線速度」という口コミサイトで、それぞれの回線で実際にどのくらいの速度がでているのか確認することができます。
▼主要な光回線の実測スピードを紹介します。
(2024/6/20時点、「みんなのネット回線速度」に掲載の情報)
ドコモ光
平均ダウンロード速度:270.63Mbps
平均アップロード速度:304.35Mbps
auひかり
平均ダウンロード速度:523.2Mbps
平均アップロード速度:551.97Mbps
NURO光
平均ダウンロード速度:646.3Mbps
平均アップロード速度: 631.0Mbps
@nifty光
平均ダウンロード速度:267.86Mbps
平均アップロード速度:351.21Mbps
コミュファ光
平均ダウンロード速度:660.65Mbps
平均アップロード速度:657.72Mbps
eo光(イオ光)
平均ダウンロード速度:799.64Mbps
平均アップロード速度:788.44Mbps
メガ・エッグ 光ネット
平均ダウンロード速度:353.06Mbps
平均アップロード速度:434.47Mbps
ピカラ光
平均ダウンロード速度:522.94Mbps
平均アップロード速度:503.62Mbps
BBIQ(ビビック)光インターネット
平均ダウンロード速度:473.98Mbps
平均アップロード速度:441.4Mbps
ソフトバンク光
平均ダウンロード速度:305.29Mbps
平均アップロード速度:355.24Mbps
IIJmioひかり
平均ダウンロード速度:299.24Mbps
平均アップロード速度:266.38Mbps
DTI光
平均ダウンロード速度:227.31Mbps
平均アップロード速度:256.26Mbps
ビッグローブ光
平均ダウンロード速度:247.5Mbps
平均アップロード速度:282.44Mbps
楽天ひかり
平均ダウンロード速度:210.4Mbps
平均アップロード速度:237.13Mbps
So-net 光プラス
平均ダウンロード速度:242.5Mbps
平均アップロード速度:280.86Mbps
J:COM NET光 on au ひかり
平均ダウンロード速度:543.9Mbps
平均アップロード速度:480.94Mbps
GMO光アクセス(GMOとくとくBB光)
平均ダウンロード速度:275.71Mbps
平均アップロード速度:370.56Mbps
excite MEC光
平均ダウンロード速度:370.85Mbps
平均アップロード速度:270.13Mbps
ポイント3 スマホ割適用のサービスを選ぶ
最安値に近い光回線の見つけ方は簡単で、スマホ割が適用される回線を選ぶことです。
スマホ割とは、回線業者が指定するスマホキャリアを契約していると月額料金が1,000円ほど割引になるキャンペーンのことです。
※割引額は事業者によって変わります
光回線の価格は、どの業者もおおよそ月額4,000円~5,000円の間で設定されていますので、最安値競争において1,000円割引は決定的なインパクトになるのです。
そもそも、光回線の料金にはさまざまな要素が関係しています。
ここからは、光回線の料金に関係するチェックしておきたい要素をさらに詳しく解説します。
要素1 月額料金
光回線を契約するに当たって、まずは月額料金が気になるという方も多いのではないでしょうか。
月々の支払いは安いに越したことはありませんよね。
光回線の請求額には月の基本料金の他、プロバイダー料金や分割払いの工事費用、Wi-Fiルーターのレンタル料金などが上乗せされることが一般的です。
ただし月額料金から工事費の分割代金相当が値引きされ、実質工事費0円というキャンペーンを行っている事業者も少なくありません。
またWi-Fiルーターレンタルも無料の事業者から、月々500円以上かかってしまう事業者までさまざまです。
月額基本料金が安価に見えてもプロバイダー料金などが加算されると意外と高額になってしまうケースもあるので、合計額がいくらになるのかを確認しておくことが重要だといえるでしょう。
要素2 工事費用
新たに光回線を開通させる際には工事が必要となります。
工事費用は一般的に15,000円程度で、特殊な通信設備を利用するでは40,000円を超える場合もあります。
なお工事費用は分割し月々の利用料金と一緒に支払うことも可能です。
工事費用を抑えたい場合、工事費の実質無料キャンペーンを打ち出している光回線を契約するか、新規契約時にもらえるキャッシュバックで工事費を相殺するかのいずれかの方法が考えられます。
下の表に主な光回線事業者の工事費無料キャンペーン実施の有無をまとめているのでご確認ください。
事業者名 | 実施状況 |
---|---|
NURO光 | ◎あり |
auひかり | ◎あり |
ドコモ光 | ◎あり |
SoftBank光 | ◎あり |
ビッグローブ光 | ◎あり |
eo光 | ◎あり |
楽天ひかり | ×なし |
@nifty光 | ◎あり |
So-net 光 S/M/L | ◎あり |
工事費の実質無料キャンペーンでは、月々の請求に対し工事費の分割代金分の割引が適用されることで実質工事費が無料になるというケースが一般的です。
そのため分割の期間が終わらないうちに解約をしてしまうと、工事費用の残債が請求される場合があるので注意が必要です。
要素3 キャッシュバック
また光回線事業者のなかにはキャッシュバックキャンペーンを行っているものもあります。
数万円のキャッシュバックを行っている事業者もあるので要チェックですよ。
キャッシュバックキャンペーンは申し込みの特典として設定されているものですが、実際にキャッシュバックが行われるのは工事の完了後数カ月がたってからのことが多くなっています。
また事業者の指定する有料オプションへの加入など、適用の条件が設けられている場合があるので事前によく確認することが重要です。
光回線は公式サイトだけでなく代理店からも申し込みが可能で、代理店が独自にキャッシュバックキャンペーンを行っているケースもあります。
お得なキャッシュバックを行っている代理店から申し込むのがおすすめです。
要素4 契約期間と解約金について
契約期間の縛りもチェックしておきたいポイントです。
一般的な光回線は2年または3年の契約期間が設定されており、更新時期以外の解約には解約手数料や違約金と呼ばれる料金の請求が発生してしまいます。
違約金は月額料金の一か月分であることが一般的です。
数年のうちに引っ越しを予定しているという方は特に注意が必要ですね。
なかには契約期間の定めがないプランもありますが違約金が発生しない分割高になっているケースがあるので、どちらがお得なのかご自身が利用する予定の期間と併せて鑑みるのが良いでしょう。
他社からの乗り換え時に違約金を負担してくれるキャンペーンを行っている事業者もあるので、引っ越しが必要になったときにはそのような事業者に乗り換えるのも一つの手です。
そもそも対応エリアが広くてかつ自分にとって最も適した回線と契約していれば、解約する必要もないので安心です。
ポイント4 プロバイダーを賢く選ぶ
プロバイダーも光回線を選ぶ上で重要なポイントです。
どの回線を利用するかによって利用できるプロバイダーが決まっており、プロバイダーによって割引やキャンペーンなどが異なります。
また近年主流になってきている回線とプロバイダーサービスを同時に提供するサービスでは回線とプロバイダーを別々に契約した場合よりも月額料金が安くなる傾向にあります。
請求元や何かトラブルが起きた際の問い合わせ先も一つにまとめられるので手間も少ないといえるでしょう。
またプロバイダーは通信速度にも関わっています。
プロバイダーのサーバーの処理能力が低かったり旧式の接続方式を利用していたりすると、せっかく高速通信が可能な回線を利用していても通信速度が低下してしまう場合があるのです。
通信速度を重視するのであれば「IPv4 over IPv6」という接続方式に対応しているプロバイダーを選ぶのがおすすめです。
ポイント5 契約期間で選ぶ
契約期間の有無で光回線の業者を選ぶのもおすすめです。
先述したとおり、光回線の契約では2〜3年程度の契約期間が定められています。契約期間があることを条件に、さまざまな割引やキャンペーンの適用を受けることが可能です。
ポイント6 キャンペーン内容で選ぶ
光回線の事業者によっては、お得になるキャンペーンを実施しているところもあります。キャンペーンを活用すると、月額料金がお得になったり工事費用が実質無料になったりするため、積極的に活用しましょう。
光回線のキャンペーンは、主に以下のようなものがあります。
- 数万円以上のキャッシュバック
- Amazonギフト券プレゼント
- 電子マネーギフトプレゼント
- 初月は月額料金が無料
- Wi-Fiルーターの無料プレゼント
- 工事費が実質無料 など
大切なのは、自身が有効活用できるキャンペーンが展開されているかという点です。
たとえば、キャッシュバックやギフト券などのプレゼントは誰でも有効活用できますが、Wi-Fiルーターの無料プレゼントの場合などは、すでにルーターを所有している方にとってはあまり恩恵はないでしょう。
光回線とは?
光回線を利用したことがない場合、「そもそも光回線って何?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
光回線とは、光ファイバーケーブルを利用してインターネットに接続できるサービスです。一般的なWi-Fiルーターでのインターネット接続とは違い、天候や電波の影響を受けづらく通信が安定している点がメリットです。
光回線の利用がおすすめな人
光回線は、一般的なインターネットサービスと比べて通信速度が速く、安定しているなどのメリットがあります。そのため、普段からオンラインゲームや動画視聴を楽しむ方におすすめといえます。
ここからは、光回線の利用がおすすめな人を詳しく紹介します。
自宅での利用がメインな人
光回線は、自宅に光ファイバーケーブルを引き込んで接続するため、自宅でのみ利用できます。そのため、自宅での利用をメインに考えている方におすすめです。
通信制限を気にせず利用したい人
光回線は、基本的にデータ通信量は無制限となっています。そのため、どれだけ高速通信を楽しんでも通信制限がかかることはありません。
快適に動画視聴やオンラインゲームを楽しみたい人
光回線は、基本的に100Mbps以上の通信速度が出るサービスがほとんどです。そのため、動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しめます。
特にオンラインゲームの快適性は通信環境に左右されやすく、回線速度が遅いサービスであれば、ラグが生じてゲームが楽しめなかったりプレイ仲間に迷惑をかけたりする可能性があります。
家族でインターネットを利用する人
自宅で複数人でインターネットを利用する場合は、光回線がおすすめです。光回線は光ファイバーケーブルと直接つないで通信を行うため、通信環境が安定します。
そのため、家族が同時にインターネットに接続しても接続台数に左右されることは基本的になく、安定した環境でインターネットを楽しめます。
光回線を利用するメリット
光回線を利用すると、安定した高速通信が楽しめたりアンテナの設置なしでテレビ視聴が可能になったりと、さまざまなメリットが得られます。
ここからは、光回線を利用するメリットを5つ紹介します。
安定した高速通信が利用可能
光回線で利用する光ファイバーケーブルは、ADSLなどの接続方式に比べて伝送損失が少ない点が特徴です。そのため、回線が安定した高速通信が利用できます。
無制限でインターネットを利用可能
光回線は、基本的に無制限で利用可能です。どれだけ利用しても速度制限がかかることはなく、快適にインターネットを楽しめます。
アンテナの設置なしでテレビ視聴が可能
光回線は、光ファイバーケーブルを通してテレビ電波も通信可能です。テレビサービスを展開する事業者も多く、アンテナの設置なしでテレビ視聴ができるようになります。
光電話サービスを利用可能
多くの事業者は光電話サービスを提供しており、光回線を利用した音声の質がよい通話ができるようになります。
スマホのセット割引で固定費がお得
光回線は、スマホとのセット割引が適用される場合があります。たとえば、auひかりの場合はauスマホとのセット利用で毎月最大1,100円(税込)が割引されるなど、お得に利用可能です。
光回線を利用するデメリット
さまざまなメリットがある光回線ですが、一方でデメリットもあります。
ここからは、光回線を利用するデメリットを3つ紹介します。
環境によっては回線の引き込み工事が必要になる
光回線を利用するには、光ファイバーケーブルを自宅に引き込む必要があります。自宅に回線がない場合は引き込み工事をしなければならず、工事費用や工事の立ち合いが必要となる点に注意が必要です。
外出先では利用できない
光回線は固定回線となるため、自宅やオフィスでの利用が基本です。そのため、外出先では光回線を利用できません。
解約手数料がかかる可能性がある
光回線には、契約期間があるプランと契約期間がないプランの2種類があります。契約期間があるプランの場合、契約更新月以外の解約は解約手数料がかかる可能性がある点に注意が必要です。
解約時に想定外の解約手数料が発生しないように、事前に解約手数料の有無を確認しておきましょう。
光回線開通までの流れ
初めて光回線を契約するという方は特に、どのように手続きを進めるべきなのか迷ってしまいますよね。
ここでは光回線開通までの流れをご紹介します。
STEP1 契約する光回線を選ぶ
まずは契約する光回線を選びましょう。
「1.光回線を選ぶ際のポイント」でお伝えしたとおり、光回線を選ぶ際には以下のような点をチェックしましょう。
- 提供エリア
- 物件タイプ
- 通信速度
- 契約期間
- プロバイダーと回線設備
- 料金
まずは気になる光回線がご自身のお住まいのエリアで利用可能なのかチェックする必要があります。
フレッツ光の回線を利用している光コラボは提供エリアが広く全国で利用できますが、独自回線や電力会社系の回線は提供エリアが狭いので要注意です。
また一戸建てにお住まいなのかマンションにお住まいなのか、物件のタイプによって料金が異なったり、希望のプランが利用できなかったりするケースもあるのでチェックしておきましょう。
もちろん通信速度は速いに越したことはありませんよね。
公式サイトなどで確認できる理論値としては1Gbpsが一般的ですが、プランによっては10Gbpsのものもあるので通信速度を重視したい方は高速通信プランを選びましょう。
光回線には2、3年の契約期間が定められていることが一般的で、更新月以外に解約する場合は解約金や工事費の残債を支払わなくてはなりません。
そのため引っ越しの予定があるという方は特に、契約期間にも注意しておきたいところです。
また、プロバイダーと回線設備は通信速度や価格、提供エリアなどに関わってくるので併せてチェックしておきましょう。
そして重要なのが料金です。
光回線の料金体系は複雑なものになっておりさまざまな要素が関係していますが、実質的な支払額を鑑みてサービスを選ぶべきだといえるでしょう。
特に工事費用の実質無料キャンペーンがあるか、携帯電話料金とのセット割があるか、キャッシュバック特典があるかといった点がポイントです。
STEP2 申し込む
契約する光回線が決まったら申し込みを行います。
手間や時間のかからないオンラインでの申し込みがおすすめです。
申し込みの際に入力する事項は事業者によって異なりますが、契約したい方のお名前や光回線を利用したい物件の住所のほか、物件の種類(一戸建てなのかマンションなのか)や工事日程の希望、利用したいオプションなどをサイトの指示に従って入力してください。
一般的には本人確認書類などの書類を用意する必要もないので、申し込みは簡単に済ませられるといえるでしょう。
STEP3 工事日程を調整する
申し込みが済んだら、次は工事日程の調整です。
光回線の工事は申し込みから2〜3週間ほどかかることが一般的で、需要の高まる春などには1カ月以上かかってしまう場合もあります。
せっかく申し込みを行ったのですから極力早く工事を済ませたいものですよね。
工事の方法はマンションか一戸建てかによって異なりますが立ち合いが必要となるケースが一般的です。
できるだけ他の予定を調節し工事の日程を優先させましょう。
多くの事業者は土日祝日の工事に追加料金を設定しています。
また休日の工事は予約が立て込んでいてなかなか取れない可能性もあるので可能であれば平日の日程を抑えるのがおすすめですよ。
STEP4 開通工事
開通工事は2〜3時間かかるケースが一般的ですが、場合により延びることがあるので余裕を見ておきましょう。
開通工事には屋外作業と屋内作業があります。
一戸建ての場合最寄りの電柱から回線を引き込み、宅内にONU(光回線終端装置)と呼ばれる光回線とデジタル信号を相互変換する機器を設置します。
マンションの場合、共用部に既に光回線が引き込まれていれば部屋の中にONUを設置するだけで済むので屋内作業だけで工事が比較的早く終わる場合もあります。
共用部に回線が引き込まれていない場合は引き込み工事から行うため一戸建てと同様に時間がかかります。
STEP5 利用開始
開通工事が完了したら、ONUとルーターをLANケーブルで接続します。
パソコンやスマホなどの端末で接続設定を行えば利用を開始することができます。
物件タイプについて注意
物件の種類や状況によっても利用できる光回線は異なる可能性があるので注意しておきましょう。
一戸建て住宅向けのプランとマンション・アパート向けのプランがそれぞれ別に用意されているケースもあります。
また工事についても把握しておく必要があるでしょう。
光回線は建物内に引き込んで利用するため、利用開始前に工事が必要となります。
回線の引き込み工事では場合により壁に穴を開ける必要が生じることがあるので、賃貸にお住まいの方は必ず大家さんに工事を行う許可を得ておきましょう。
ポイント2-1 一戸建ての場合
一戸建ての場合、近くの電柱から宅内に光回線を引き込むことになります。
1戸のために工事を行わなくてはならないので割高ですが仕組みとしては単純です。
光回線を宅内に引き込み、「ONU(光回線終端装置)」を設置します。
複数端末やWi-Fiを使う場合はONUとWi-Fiルーターをケーブルでつないで利用します。
ポイント2-2 マンションの場合
一方、マンションの場合は少し事情がややこしくなるといえるでしょう。
「インターネット対応」「インターネット完備」とうたわれている物件では既に建物内に光回線が引き込まれています。
この場合、建物内のどこまで光回線が引き込まれているかによって工事が必要になるか、どんな工事が必要になるかが異なります。
また既に建物内に引き込まれている光回線事業者を利用することが前提となります。
既に建物内に回線が引き込まれている場合は「マンションタイプ」などと呼ばれる方式を利用します。
マンションタイプを利用する際はまず建物内のどこまで回線が引き込まれているかを確認することが必要です。
室内まで回線が引き込まれていれば工事の必要はなく、そのまま「プロバイダー」と契約し利用を開始することができます。
光回線が共用部までしか引き込まれていない場合は室内までの開通工事を行います。
ただしマンションタイプでは建物内に引き込まれた1本の光回線を複数の部屋で共有することになるため、通信速度が遅くなってしまうというデメリットがあります。
建物内に光回線が引き込まれていない、通信速度を上げるため引き込まれている光回線とは異なる事業者の回線を使いたいという場合は新たに光回線を引き込む工事が必要です。
大家さんに工事の許可を取り、お住まいの地域・マンションに対応している光回線を探しましょう。
新たに光回線を引き込む場合はその回線を部屋に直接引き込み、契約者の住む1戸だけで利用する「一戸建てタイプ」が利用できる場合があります。
一戸建てタイプでは1戸のために回線を引き込むため料金が割高になりますが、他の部屋と回線を共有することがないので安定した高速の通信が見込めます。
ただしプランによっては高層階での利用ができない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
2.徹底解説!光回線の料金設定の仕組み
光回線の料金にはさまざまな要素が関わっています。
まず、初期費用として契約手数料と工事費用がかかるケースが一般的です。
工事費用は一括で支払う場合と、分割して支払う場合があります。
分割して支払う場合は月々の支払いに分割代金が上乗せされます。
「月額料金」といっても月額基本料に工事費用の分割代金や接続機器のレンタル代金が上乗せされたり、割引が適用されたりと複雑な仕組みになっているのです。
また各種割引やキャッシュバックも見逃せません。
一見割高に思えるプランも割引やキャッシュバックを適用することで他サービスよりお得に利用できる場合もあります。
ここでは一般的な光回線の料金設定がどのようになっているのか詳しくご説明しましょう。
2-1.契約手数料
一般的な光回線は契約の際に「契約手数料」「契約事務手数料」などと呼ばれる料金が必要になります。
金額としてはおおむね2、3千円程度で消費税が加算されます。
新生活を始める際などは特に、他にもさまざまな出費があるので初月の負担が大きいと困ってしまいますよね。
開通月の負担額は光回線によって異なります。
通常の月額料金に加え契約手数料が請求され請求額が大きくなるケースが一般的ではありますが、なかには開通月は月額基本料金がかからないサービスや、月額基本料金と契約手数料は請求されるものの工事費の分割代金の請求が翌月から始まるサービスなどもあります。
また契約手数料自体がキャンペーンによって無料になるケースもあるので開通月の負担を大きくしたくないという方はそのようなサービスを選ぶのがおすすめです。
2-2.月額基本料金
「月額基本料金」「月額料金」とは回線の利用代金のことです。
光コラボなどプロバイダーと一体型の契約になっている場合はプロバイダー料金も月額基本料金に含まれています。
月額基本料金は月々の支払額の主な部分を占めることになります。
できることなら安価に抑えたいものですよね。
契約前にさまざまなサービスをしっかり比較・検討して決めるようにしましょう。
2-3.工事費用
工事費用は光回線を自宅内に引き込むための工事にかかる費用です。
事業者や工事の内容によって異なりますが2万〜4万円程度であることが一般的です。
このように驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし工事費用は分割で月額基本料金と一緒に支払うケースが一般的で、一括で請求が来るわけではないのでご安心くださいね。
また多くの事業者は工事費実質無料キャンペーンを行っています。
これは工事費の分割代金相当額が毎月の支払いから差し引かれるというものです。
分割にすれば月々の支払額は少額とはいえ、キャンペーンがあるのとないのではトータルの支払額に数万円の差が出てしまうので、せっかくならキャンペーン適用のプランを選びたいところですよね。
下の表に代表的な光回線事業者の工事費実質無料キャンペーンの開催状況をまとめているので参考にしてください。
事業者名 | 実施状況 |
---|---|
NURO光 | あり |
auひかり | あり |
ドコモ光 | あり |
SoftBank光 | あり |
ビッグローブ光 | あり |
eo光 | あり |
楽天ひかり | なし |
@nifty光 | なし |
OCN光 | あり |
So-net 光 | あり |
また工事費実質無料キャンペーンは一般的にあくまで割引の合計額が工事費と同等になるというものであり、工事費自体が無料になるわけではない点に注意が必要です。
工事費の支払い期間が終わらないうちに契約を解除すると工事費の残債を一括で請求されることになります。
契約更新月以外の解約は解約手数料が必要になるので数万円の支払いが生じてしまう場合もあります。
なお事業者によっては土日祝日の工事などに追加料金を設けています。
このような追加料金は工事費実質無料の対象外となる場合もあるので注意してください。
2-4.機器レンタル料金
場合によっては月額料金に機器のレンタル料金が加算されることもあります。
光回線を引き込む工事が完了すると、宅内にはONU(光回線終端装置)と呼ばれる機器が設置されますが、実はONUだけでは複数の端末をインターネットにつないだり、Wi-Fi接続を行ったりすることはできません。
そこで必要になるのがWi-Fiルーターです。
ONUとWi-FiルーターをLANケーブルでつなぎ、Wi-Fiルーターから出る電波を端末で受信できるよう設定を行います。
設定が完了すればケーブルを利用せず無線で端末をインターネットに接続することが可能です。
ONUとパソコンを「LANケーブル」でつなぐことでパソコンを1台だけインターネットに接続することは可能ですが、パソコンやスマホ、ゲーム機など一家に何台もインターネットに接続する機器があることが当然となっている今、Wi-Fiルーターは必須ともいえるでしょう。
モデムもしくはルーターとPCなどの端末をつなぎインターネットに接続するためのケーブルのことです。
Wi-Fiルーターはプロバイダーから借り受けるか、ご自身で購入するかのいずれかが一般的です。
プロバイダーから借りる場合、レンタルは無料というケースもあれば月額数百円かかってしまうケースもあります。
毎月の支払額に影響してくるのでレンタル料金は事前に確認しておいた方が良いといえるでしょう。
2-5.携帯電話料金とのセット割
多くの光回線事業者は携帯電話料金とのセット割を行っています。
これは光回線を利用していると特定のキャリアの携帯電話料金が割り引かれるというものです。
代表的な光回線事業者とセット割の実施状況は以下のとおりです。
事業者名 | セット割適用の携帯キャリア |
---|---|
NURO光 | SoftBank、NUROモバイル |
auひかり | au |
ドコモ光 | docomo |
SoftBank光 | SoftBank |
ビッグローブ光 | au |
eo光 | mineo、UQ mobile |
楽天ひかり | 楽天モバイル |
@nifty光 | UQ mobile |
OCN光 | OCN モバイル ONE |
ご自分が利用しているキャリアが割引になる回線を選ぶのも良いでしょう。
ただしセット割には適用条件が設けられている場合もあります。
申し込みの前に割引が利用可能なのかチェックしておきましょう。
2-6.キャッシュバック
光回線のなかには申し込み特典としてキャッシュバックを行っているものが多くあります。
キャッシュバック額は事業者や時期によって異なりますが、数万円になるので要チェックです。
申し込みを行っても、提供エリア外であったり、まれに工事が行えなかったりと開通に至らないケースもあります。
実際にキャッシュバックが行われるのは工事が完了して回線が開通後、数カ月がたってからです。
また事業者の指定する有料オプションへの加入など、適用の条件が設けられている場合があるので事前によく確認しておきましょう。
2-7.解約金
光回線には一般的に2、3年の契約期間が定められています。
契約期間が満了に近づくと契約更新時期が訪れ、何もしなければ自動的に契約が更新されます。
契約更新時期以外の解約には、多くの場合解約金が発生します。
解約金は事業者によって異なりますが1万〜2万円程度であることが一般的です。
急に引っ越しが必要になる可能性がある方は解約金の高いサービスは避けておいた方が良いといえるかもしれません。
また一度引き込み工事を行った光回線は一般的に大家さんの求めがなければ撤去の必要はないことがほとんどですが、事業者によっては撤去工事をせねばならず、解約金に加えてさらに数万円の費用が必要になるケースもあります。
おすすめの光回線に関するよくある質問
また、NURO光の場合はSoftBank、NUROモバイルとのセット割があり、auひかりはauスマホとのセット割があるため、固定費を削減してお得に利用可能です。
・auひかり:722.16Mbps
・NURO光:693.43Mbps
・Softbank光:364.17Mbps
・ドコモ光:328.88Mbps
・So-net 光:271.52Mbps
上記の結果から、光回線の速度を重視する場合はauひかりやNURO光、Softbank光などがおすすめです。
出典:みんなのネット回線速度 2024年6月22日時点
どの回線も、平均ダウンロード速度は200Mbpsを超えており※、動画視聴やオンラインゲームなどを快適に楽しめるでしょう。
また、楽天ひかりは楽天モバイル、@nifty光はau、UQ mobileのスマホ割があるため、固定費を削減できます。
※出典:みんなのネット回線速度 2024年6月20日時点
光回線は、事業者ごとに対応エリアが異なるため、ご自身の自宅があるエリアに対応するサービスを選ばなければなりません。
また、解約手数料が気になる場合は契約期間を確認したり、お得に利用したい場合はキャンペーン・スマホ割があるサービスを利用したりするなどしてお得に利用できるようにしましょう。
たとえば、引っ越し後にすぐ利用したい場合は開通までの日数を逆算して、良いタイミングで申し込んでみてください。
4.まとめ
光回線のおすすめ10社を紹介しました。各社のサービスによって、料金・通信速度・対応エリア・工事の有無・キャンペーンなどが異なります。
戸建て住まいかマンション住まいかによっても選べる光回線が変わってくるので、光回線を選ぶ時には注意しましょう。
なお、光回線を選ぶ際は、使っているスマホとのセット割があるかどうかがポイントです。スマホとのセット割があることで、スマホ代が月々300円〜1,000円程度割引されますよ。
さまざまなサービスを比較してご自分に合ったものを選ぶことが重要だといえるでしょう。
▼おすすめする回線の3条件
おすすめ回線条件① 回線速度が十分に早いこと
おすすめ回線条件② 広いエリアで提供されていること
おすすめ回線条件③ 最安値に近いこと
これらの3条件をクリアするおすすめの光回線は、お持ちのスマートフォンキャリアによって変わります。
▼3条件(早くて、安くて、安心)をクリアするおすすめ光回線
- スマホがドコモなら、契約すべき光回線は「ドコモ光」
- スマホがauなら、契約すべき光回線は「auひかり」
- スマホがソフトバンクなら、契約すべき光回線は「SoftBank光」
- スマホがY!mobileなら、契約すべき光回線は「SoftBank光」
- スマホが楽天モバイルなら、契約すべき光回線は「楽天ひかり」
- スマホがBIGLOBEモバイルなら、契約すべき光回線は「ビッグローブ光」
- スマホがDTI SIMなら、契約すべき光回線は「DTI光」
- スマホがIIJmioなら、契約すべき光回線は「IIJmioひかり」
- スマホがUQ mobileなら、契約すべき光回線は「auひかり」
- スマホがahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)、mineoなら、契約すべき光回線は「GMO光アクセス」